低気圧接近により荒れた空模様からスタートとなった本日。
雨は降ったり止んだりの繰り返しで、風は南西寄りに変わったのでサーフィンに良いのですが強過ぎ…。
サーフスポットへの道中、大坂トンネルから八丈島を眺めるとこんな感じ。
天気が悪くて八丈富士の姿が隠れてました。
そんなこんなで海に到着。
海の様子は、ストーミーな天候から予想通りといった感じでした。
どうしようもないので、姿の隠れていた八丈富士中腹にあるふれあい牧場に行ってみると、あまり視界の利かない牧場では牛の「モー」という声が響くシュールな状況…。
あまりに寂しい…。
その後はいつも通りの午前中の仕事を済ませ、ランチタイムへ。
これまで魚や明日葉など八丈島らしい食事を味わったので、本日は「英凛」という中華料理屋さん。
お店の入り口と料理の撮影は忘れましたが、店名の入った「英凛ラーメン」を美味しく頂きました。
ランチ後は再びの波チェックへ。
どうせサーフできないと思っていても、海へと足が向かってしまいますね。
風は思っていたよりも弱まっていたものの、それと同時にスウェルもダウンしていました…。
しょうがないので、工事中の洞輪沢温泉裏手にある港で車を停め、美しいロケーションの中で読書。
ロケーションの良い中での読書は、これはこれで贅沢な時間でした。
夕方になって向かったのは、これで八丈島の有料温泉コンプリートとなる4つ目の温泉「みはらしの湯」。
露天風呂からサーフスポットのある海が一望できるので、八丈島にある温泉の中では一番お勧めです。
みはらしの湯では、八丈島ではこの人といった感じのレジェンドサーファーの一人である石井さんと遭遇。
サーフィンワールドの初代編集長であった石井さんは、現在は千葉と八丈島を行き来する生活を送っているようです。
僕は以前にもお会いしたことがあり、その時はなぜか英語で話しかけられ、日本人同士なのに互いに流暢ではない英語で会話した強烈な思い出があります(笑)。
僕も多少のサーフトリップ経験があり、話はかなり弾んで石井さんの自宅まで訪問したのは昔の話。
石井さんは僕のことを覚えていなかったのですが(覚えているかどうかも聞いてないんですけど…)、サーファー同士ということで話が盛り上がりました。
石井さんもここ最近は一週間ほど海に入っていないとのことで、相当アンラッキーなタイミングで僕は八丈入りしてしまったわけです…。
会話の中で最も興味深かったのは今年の水温で、八丈島歴史民俗資料館を訪れた時に今年の黒潮の動きと海水温のデータがあり、8月中旬は水温21度、9月中旬は27度と記されていました。
実際に海に入っていた石井さんにその話を振ってみると、石井さんは細身で一度に長時間海に入るので、今年は真夏にフルスーツを着たとのこと。
そして9月後半に来た寒がりな僕は、ボードショーツとタッパーで全く寒くない水温という変化。
黒潮の影響の大きさは並大抵ではないですね。
十分に会話を楽しませてもらった後、石井さんの服装に若干の違和感を覚えながらも宿へと戻ることに。
宿ではビールを飲みながら共有スペースでノートパソコンをパチパチしていると、他の宿泊者同士の会話が自然と耳に入ってくることに。
なにやら「みはらしの湯に女装している人がいた!」と盛り上がっている様子。
僕もみはらしの湯に行っていたので、すぐにピンときました。
石井さんのことだと。
先ほど服装に違和感を覚えたと言いましたが、石井さんはワンピースとブラウスを着用していたのです。
サーファー以外の方の記憶にも残るなんて流石です!
そこで横から会話に参戦。
石井さんがレジェンドサーファーであることを伝えてさらに会話が盛り上がったり、実は宿のオーナーもサーファーであることが判明してボードを見せてもらったりと楽しい夜は更けていきました。
明日もサーフィンできないだろうな…。