withコロナ時代へと突入し、海外渡航の手順が少し変わってきました。
正直言って少し手間が掛かるようになったので、これまでのように事前準備なく気軽に国外脱出とは行かないのですが、海外サーフトリップを行うことは可能です。
まだまだ入国制限が厳しく、観光ビザの発給を現在も停止している国は少なくないので、どこにでも行ける訳ではないのですが。
今回の記事は、2021年の年末に僕がスリランカを訪れた際の海外旅行の手順に関する情報をシェアします。
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スリランカ行きを決めた理由
まだ日本ではコロナ禍が騒がれている中でスリランカトリップを敢行した理由は、スリランカは2021年9月29日に国際観光を再開したためです。
再開に加え、観光ビザ発給もすでに行っていたし、ワクチンパスポートがあればスリランカ入国時のPCR検査と隔離は完全免除となっていました。
インドネシアもバリ島と一部地域で2021年10月から国際観光再開と言いながら、今なお観光ビザの発給は停止したまま。
実際にはインドネシアへ行きたかったのですが、発給を再開しないということ自体がインドネシア政府の意向であるので、今回は諦めました。
もしも医療崩壊した時にローカルよりもお金を持つ外国人観光客が優遇され、ローカルが見殺しにされたら政府としては立場がないので、発給を再開していないと思いますので。
コロナ禍の海外渡航について
今回の話は、すでに2度のコロナワクチン接種を終えて2週間以上経過し、居住地の自治体からワクチンパスポートを入手している方向けとなります。
今回のスリランカ渡航でコロナ以前の海外渡航と違う点は2点のみで、出発前72時間以内の「PCR検査結果陰性証明書」とスリランカ政府の求める「健康証明書(Health Declaration Form)」を提出するところ。
最大のハードルとなるのがPCR検査で、PCRで陽性(偽陽性もあり得ます)となったら出国できないばかりか隔離対象となるためです。
陽性となればエアチケットを直前キャンセルとなるので、ある程度のパーセンテージのキャンセル料が発生する恐れがあります。
そこで僕は、PCRの結果が出てからエアチケットの予約をしたので、出発ギリギリでの航空券予約と慌ただしくなりました。
という事で、PCRの結果が出なければ動き出せない状況とも言えます。
色々ネット検索すると、PCRの結果が出る前にエアチケットを予約するのが一般的なようですが。
ANAやHISなどは自社サイトからエアチケットを予約してもらった後に、通常よりお得なPCR検査を紹介すると言ってますし。
また、空港では最短となる2時間で結果を出してくれるPCR検査場がある事を考えると、通常より2時間早く空港に来て、PCRを受けて飛び立つ人もいるのでしょう。
ここからは追加となった手続きの詳細について触れていきます。
PCR検査
多くの国が課しているPCR検査の陰性証明書ですが、国によって時間の規定が異なります。
スリランカの場合は、かなり緩めとなる飛行機の出発時間前72時間以内でしたが、訪問国によって48時間以内の場合もあれば、到着時間72時間前以内の場合もあるので、確実にチェックしておきましょう。
PCR検査の結果が出るまでの時間ですが、僕の場合は12月30日午前11時20分発のフライトだったので、検査時間は12月27日午後12時半を指定。
海外渡航ということで結果だけでなく、英文での陰性証明書の発行も依頼していて、メールで陰性証明書のPDFファイルが届いたのは12月28日午後17時頃でした。
ちなみに、陰性証明書の文書郵送というサービスもありましたが、自分でPDFファイルをプリントアウトすれば問題ありません。
たとえ自宅にプリンターを持っていなくても、コンビニのコピー機を使えば済みますし。
都内限定お勧めのPCR検査場
都内であればダントツの最安値となるのが、浜松町にある「ちびっこの科学と遊び株式会社」。
検査料が5,500円、英文の陰性証明書が2,000円なので計7,500円。
僕が調べた範囲では、次に安い所で2倍となる15,000円ほどで、空港に至っては3万円ほどするので圧倒的な安さです。
他にもとんでもなく検査料が安い場所もありますが、英文の陰性証明書の発行を行っていないので、関東在住なら海外渡航用としては「ちびっこの科学と遊び株式会社」がベストでしょう。
ただし、訪問国が指定している種類のPCR検査であるのか確認は必要です。
「ちびっこの科学と遊び株式会社」の検査方法は唾液採取で、説明書きに「ツバではなく唾液」と記載されていますが、違いが良く分かりませんでした…。
検査のための滞在時間は、僕の場合は10分程度。
健康証明書
新たに加わった提出書類である同フォームは、内容的にはスリランカ行きの場合は機内で配られるアライバルカードの質問とコロナ関連の質問といった簡単なアンケートといったところ。
同フォームは2021年末まではプリントアウトした文書提出もありでしたが、2022年1月1日以降はオンライン提出のみとなります。
オンラインで入力後、ワクチンパスポートの写真とPCR陰性証明書のPDFファイナルをアップロードすると、メールで全てのデータを収めたQRコードが送られてくるので、スリランカ入国時に同コードを読み取ってもらうことになります。
ちなみに、アジアを旅する人なら分かると思いますが、アジア諸国では何が起きても不思議ではないので、僕はオンライン提出をしながらもプリントアウトした文書も準備して臨みました。
ワクチンパスポートと陰性証明書も事前に求められていなかったもののコピーしておき、実際に使う機会がありました。
実際に空港での対応
成田空港のスリランカ航空チェックインカウンターでは、まずは体温検査を行って問題なければ「OK」というカードを渡され、カウンターで提出。
カウンターではパスポートとメールで届いたEチケットを表示した画面のスマホを提出し、僕の場合は事前取得した観光ビザのメール画面とプリントアウトした陰性証明書の提出も求められました。
ちなみに、一つ気になっていた点として、僕がオンライン申請した観光ビザの有効期限は1か月で、リターンチケットの日程は1か月以上後。
承認されたビザの日数を大幅に超えているので、事前にスリランカの領事館や移民局にメールで問い合わせたものの、いずれも返答は無し…。
観光ビザは現地で3カ月までは簡単に延長できると知っていましたし、オンライン申請時にも延長可能と記載されていたので、答えが出ないまま空港に向かうことに。
結果的には、帰国便については一切触れられることのないままチケット発行となりました。
スリランカへの入国審査はガラ空きで、この時に気になっていた滞在期間を質問され、素直に答えるとビザの滞在可能日程を超えてると突っ込まれることに。
そこで普通に「入国後にビザを延長するよ」と言うと、あっさりとスタンプをゲット。
その後は健康証明書の提出となり、メールで届いたQRコードを読み取ってもらってレシートを受け取り、すんなりと終了。
まとめ
今回の経験で感じたことは、海外渡航は思っていたほど大変ではないなと言う点。
最も厄介なPCR検査さえパスすればハードルはぐっと下がり、追加作業となる健康証明書の記入など数分で終わりますし。
もちろん、日本帰国時の隔離を考えるとまだ現実的ではないのですが、フリーランスなどロケーションに縛られない方にはありだと思います。
最後に、入国制限のルールはコロコロと変わるので、実際にスリランカに行こうと思った方は下記リンク先のスリランカ観光局の最新入国制限情報チェックをお忘れずに。
リンク先「スリランカ観光局」