アイスランドでオーロラ観測!オーロラ予報の読み解き方と観測体験談

豊富な自然を観光資源として、世界中から多くの観光客が押し寄せているアイスランド。

アイスランドの人口は約35万人で、今年2023年8月だけでアイスランドを訪れた観光客数が約28万人と言う凄まじいレベルになっています。

そんなアイスランド観光における目玉の一つがオーロラ観測。

今回の記事は、オーロラ観測において欠かせないオーロラ予報の読み解き方に関する情報をシェアします。


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アイスランドのオーロラシーズン

アイスランドでオーロラ観測が出来る時期は、8月後半から4月前半までの期間。

オーロラ観測は日が沈んでから可能になるのですが、アイスランドは夏至を中心とした時期に北極や南極付近で起こる自然現象の白夜が発生します。

特に夏至の6月21日は日照時間が24時間、その前後も日照時間が極めて長いのでオーロラ観測が不可能となるのです。

逆に言えば、真冬になると日照時間が短いのでオーロラを観測できるチャンスは高くなると言えます。

ちなみに、アイスランドはオーロラ観測できるエリアでは外気が圧倒的に高いので、楽にオーロラ観測に臨めるエリアと言われています。

アイスランドの首都であるレイキャビクは最も緯度の高い首都であり、極寒で知られる米国アラスカ州やカナダと緯度的には同じ。

なのですが、暖流であるメキシコ湾流の影響により、実際の気温は日本の秋田県並みと言うレベルなためです。

オーロラ予報の読み方

ここからはネットで閲覧可能なオーロラ予報サイトの見方について。

オーロラを肉眼で観測するための条件は以下の通り。

1. 空が曇ってないこと

2. オーロラ活動が活発であること

1については、アイスランドは天候がコロコロ変わりやすく、僕は1週間ほど滞在したものの基本的に天気予報のベースは曇りで、時おり晴れたり雨と言う予報でした。

そのため、雲が抜けるタイミングがオーロラチャンスとなります。

オーロラ活動については、太陽活動が活発であるのかどうかを指し、オーロラ活動としてはレベル0~9で評価されています(上記イメージの右上部分)。

0が弱く9が強く、レベル4以上であればオーロラ観測できる可能性が出てくると言われています。

と言うことで、オーロラ活動がレベル4以上であり、尚且つ雲がかかっていないタイミングであれば観測可能性が高くなると言うわけです。

予報サイトでは1時間おきの雲の動きがシミュレーションできるので、雲がかかっていないタイミングを狙う事になります。

ちなみに、雲は緑色で表現されていて、緑が濃いほど雲が濃いのでオーロラチャンスが薄くなり、白ければ雲がかかってないのでチャンス大と言った感じです。

アイスランドでのオーロラ観測体験談

オーロラ観測については、オーロラツアーもあるのですが僕はレンタカーを借りていたのでツアーは利用しませんでした。

僕は9月後半に1週間ほどアイスランドに滞在し、宿は首都レイキャビクから車で10分ほどのエリアを選択。

アイスランドは照明の多いレイキャビク市内でもオーロラが強く発生すれば観測できるそうなので、より明かりが少ないレイキャビク市外であればあわよくば滞在宿からも見れるかなと思ってのこと。

結果的に滞在宿からはおろか、明かりのないエリアへと車を走らせても、肉眼ではっきりと緑のカーテンを認識できるほどのオーロラを見る事はできませんでしたが。

1週間の滞在期間で、オーロラ予報を見て観測のチャンスがあると思ったのは3日間。

最もオーロラ活動が活発になる予報となった日はレベル6でしたが、その日はレイキャビク周辺はずっと雲がかかっている予報で、1時間のみ雲が抜ける予報に変わったのですが実際に宿を出て確認したところガッツリと雲がかかっていたので諦めました。

それ以外の日では、レベル4の日が2日間あり、数時間、雲が抜ける予報だったのでオーロラ探しに出たのですが期待通りとはならず。

写真では緑のライトが写っているので、多少は発生していたと思いますが肉眼で見る事ができなかったのは悔やまれます。

ちなみに、オーロラ予報は結構変わり、当初はレベル2でチャンスが無いと思っていた日がレベル4に変化したり、雲の動きもかなり変わるのでこまめにチェックした方が良いです。

まとめ

オーロラ観測の確率を高めるには、やはりオーロラツアーに参加するのがベストだと思います。

オーロラツアーは1万円以内とアイスランドのツアーとしては安めですし、オーロラが見れなければツアーを翌日以降に振り替えてもらえるので。

ただし、夜間に3.5時間ほどのツアーなので、日中にガッツリと観光した後だと体力的にかなりハードだと思います。

となると、レンタカーで自力オーロラ探しをするのもありでしょう。

観測場所は出来るだけ明かりのない場所とシンプルですし。

ちなみに、グーグルマップを使い「northern light view spot」などと検索してもいくつかの場所が表示されます。

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オーロラ予報サイト「Icelandic Met Office