インドネシアの空港ではGrab利用が普及!一方で利用者にはデメリットも

結構時間はかかったものの、空港における居場所を作ることに成功したインドネシアにおけるタクシー配車アプリ。

代表的なもので言えば「Grab(グラブ)」、ローカルアプリでは「GoJek(ゴジェック)」ですね。

以前であれば、配車タクシーアプリが空港にお客さんをピックアップに来ることはできなかったのですが、徐々に配車アプリの波は大きくなってきました。

ただ、大きなムーブメントを引き起こしたと同時に弊害も。

今回の記事は、インドネシアの空港に進出したタクシー配車アプリのメリットとデメリットに関する考察をお届けします。


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空港における配車アプリの歴史

以前であれば空港の到着ゲートへと入ってこれなかったグラブやゴジェットのドライバーたち。

既存タクシー会社と揉め事になるので、到着ゲートからオーダーしても断られました。

個人的な体感として変わり始めたと思ったのは2018年頃のことで、従来のタクシー会社のように堂々と到着ゲートを出てすぐのエリアにブースを構えることはなかったのですが、駐車場でのピックアップはアリなどとシフトしていきました。

そして2019年になると、ジャカルタのスカルノハッタ空港やバリ島のデンパサール空港(国内線)では、一般的なタクシー会社と同様のエリアからも何とか利用可能に。

その後はコロナ禍を挟み、久しぶりにインドネシアを訪れた2022年5~7月には空港に配車アプリのミーティングポイントと呼ばれるブースまで出来ていましたので、大手を振って空港でも利用可能になったのです。

しかも、主要エリアのジャカルタやバリならば納得ですが、メダンやジョグジャカルタといったエリアでも配車アプリのブースがあり、先行していたグラブに続き、ゴジェックのブースもあったのは驚きでした。

ちなみに、今回訪れたジョグジャから3時間ほど東に位置する田舎のパチタンというエリアでもグラブが使えたので、インドネシア国内における配車アプリの浸透度合いが窺えました。

配車アプリの空港利用に変化が

空港からタクシー配車アプリが使えるようになると、困るのはぼったくり価格で横行していた既存のタクシー会社。

どのようにグラブが空港に食い込めるようになったのかは謎ですが、既存のタクシー会社にとってはお客さんを取られるし、大幅な価格差があったので企業として存続の危機と言えるほどでした。

2018年であれば、バリ島のデンパサール空港から2~3キロほどのクタへの移動に、グラブならば500円、空港タクシーなら2,000~3,000円くらいだったと思います。

そして2019年になると、同じ区間のグラブの料金は1,000円くらいになったので、おそらく空港タクシーとの妥協案として値上げをしたのかと思いました。

そして先日、国内線でバリ島に到着してグラブを使ってクタまで移動すると、料金は約2,000円とビックリしました。

ほぼ空港タクシーと変わらない値段になった上、グラブは個人タクシーとのマッチングなので、アプリでドライバーとマッチしてピックアップしてもらうまでに結構時間が掛かることも多々あります。

となると、空港タクシーを使った方が良いんじゃないかと思うほどに、空港でのグラブタクシーの利便性は下がったと感じました。

ちなみにですが、今回2,000円だったルートの逆ルート(送ってもらったクタの宿~空港)の料金をチェックすると500円弱。

今やグラブもガッツリと空港価格になってしまったのは残念です。

また、補足情報としてパチタントリップの際はジョグジャ~パチタンをグラブ、パチタン~ジョグジャは宿にタクシーを手配してもらい、通常は宿に依頼した方が高いのですが、グラブの空港利用の値上がりにより、グラブの方が高いという異例の現象が起きました。

つまり、何でもかんでもグラブを使えば安いという時代は終わったとも言えます。

まとめ

空港利用ではサービス悪化となっていますが、空港以外では今も利便性は高くローカルも利用しているほど。

ローカルは、グラブよりもゴジェック利用派が多い印象で、実際にゴジェックの方が安いケースも珍しくありません。

例えば、先日のジョグジャ市内から空港への移動時、グラブは260k(約2,300円)だったのにゴジェックは190k(約1,700円)だったので、この時はゴジェックを利用しました。

ちなみに、僕は基本的にグラブ利用で、その理由はグラブではクレカ登録すればドライバーと現金のやり取りがないのが楽なため。

一方のゴジェックは、プリペイドはローカルしか持っていないようなカード登録しかできなかったのですが、日本で発行したクレカ登録できるとのネット情報があったので試してみて、僕の場合はビザとマスターの両方ともに登録できませんでした。

通信キャリアのテルコムセルのトップアップ(データ量のリチャージ)でも、日本発行のクレカが使える時もあれば弾かれる時もあるので、運に左右される事が多いような気もしますが・・・。

話はかなり脱線しましたが、空港での利用は配車アプリの料金を確認し、値段によっては空港タクシー利用の方がベターなケースもあり得るかもしれないという内容でした。