海外旅行において最大のハードルとなる「言葉の壁」。
英語であれば多少は何とかなる方も多いと思いますが、アルファベット以外になると文字すら読めないケースも珍しくないと思います。
ロシア語のキリル文字や韓国のハングルなど勉強した事のない方にとってはさっぱりですし、読み方が分からないと言うことは意味を調べようもありません…。
今回の記事は、読み方すら分からない言語さえも翻訳可能な「グーグル翻訳」のカメラ機能に関する情報をシェアします。
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海外旅行でグーグル翻訳を使うには
スマートフォンのアプリである「グーグル翻訳」または「グーグルレンズ」を使う事になるので、大前提として海外旅行中であってもネット環境が必要になります。
町中で発見したストリートフードのメニュー表など、何気ないものを翻訳するのに使えるのが最大の強みなので、WiFi環境時のみの使用だとポテンシャルを最大限に発揮できないためです。
海外旅行中のネット環境確保については以下のリンク記事からチェックして下さい。
ちなみに、使用するアプリについて「グーグル翻訳」または「グーグルレンズ」と上記しましたが、「グーグルレンズ」には「グーグル翻訳」の機能も含まれているのでどちらでも同じ機能が使えると言う意味になります。
ここからは実際の使用例を紹介していきます。
グーグル翻訳の使い方について
グーグル翻訳を使った経験のある方で、最も利用する機能はテキストをタイピングしての翻訳でしょう。
いわゆる電子辞書のような使い方ですが、この使い方だと対象となる外国語がアルファベットに限定されます。
日本で使っているスマホの文字入力は、日本語とアルファベットの2択が一般的なので。
なのですが、グーグル翻訳にはタイピング以外に「会話」と「カメラ」による読み込み方法があります。
「会話」と「カメラ」の間にある一番大きなマイクのアイコンは音声入力で、僕はこの機能で自分の英語発音が正しいか確認するために使ったりしています。
ちなみに、このマイクアイコンと「会話」はどちらも音声入力と言う点において同じです。
両者の違いは、「会話」はどの言語を喋っているのか自動認識するのに対し、マイクアイコンの方はソース言語とターゲット言語を設定しておくのが前提です。
ソース言語はオリジナルの言語、ターゲット言語は翻訳したい言語なので、ロシア語を日本語に翻訳したいのならば、ソース言語はロシア語、ターゲット言語は日本語といった感じです。
長々と音声入力を紹介しましたが、今回の記事で僕が強く紹介したいのが「カメラ」。
写真撮影するかのようにカメラのレンズを翻訳したい文字に向けると、ターゲット言語が表示されるのです。
ここからは僕がタイに行った時に実際にグーグル翻訳を利用した際の例を挙げていきます。
グーグル翻訳カメラ機能を使った事例
僕は海外滞在と言うとインドネシアが多く、インドネシアの文字は有難いことにアルファベット。
そのため、グーグル翻訳利用方法の大半はタイピングなのですが、タイを訪れた時はさすがに全くタイ語の文字が読めなかったのでカメラ機能が大活躍となりました。
まずは最初の例から。
ここではターゲット言語を英語に設定していて、日本語は複雑すぎて意味不明な訳になることも多々あるので英語設定で使う事が多いです。
この時はカップラーメンの作り方にカメラ機能を使い、タイ語と英語の二言語表記だったので翻訳精度を確認する意味でタイ語を英語に訳しました。
翻訳の下部にはオリジナルの英語表記も見え、英語訳の精度は相当高いレベルでした。
単語のみでなく、文章と言う点も精度が高くなった理由の一つだと思います。
続いてはコンビニのレシートを日本語へと翻訳した事例。
これは日本語訳の精度が結構高かったです。
オリジナルのタイ語のレシートを見ても全く理解できないので、グーグル翻訳の凄さが如実に表れた好例と言えるでしょう。
ラストはカップラーメンのパッケージ。
これは面白いのが、英語訳が時間差で2パターン表示されました。
ポイントになっているのは、トムヤムクンを一つの名詞として表示するのか、もしくは「クン(エビと言う意味)」を分離させて翻訳するのかと言う点。
ここでは英語訳より日本語訳の方が上手いので、単語翻訳であれば日本語訳の方が良いケースもあるようです。
フィリピンで食べ放題と言う意味でよく使われる「Unlimited」の略となる「UNLI」を日本語訳させてみたら「ウンリ」と表示された事があるので、一概に単語翻訳が得意とは言えませんが(笑)。
まとめ
ここまで記事を読んでいただければ、いかにグーグル翻訳のカメラ機能が優れているのか分かってもらえると思います。
次なる海外旅行では是非とも試して見て下さい。