【2023年12月】マレーシア進出を果たしているドン・キホーテの現地価格調査

2021年3月にマレーシアで1号店をオープンさせたドン・キホーテ(マレーシアでの店名は「JONETZ by DON DON DONKI 」)。

そのマレーシアではすでに4号店までオープンするほど順調に店舗を広げていますが、ディスカウント店のドンキが物価が日本より安いはずの東南アジアで出店するのは不思議な印象を受けました。

そこでKL(クアラルンプール)滞在時に訪れてみることに。

今回の記事は、マレーシアKLのドン・キホーテの商品価格情報をシェアします(為替計算は1RM=32円)。


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マレーシアKLのドン・キホーテの物価は

僕が訪れた店舗はマレーシアでの1号店。

場所は、繁華街のブキビンタン(Bukit Bintang)の駅正面に位置するショッピングモール「Lot10」に入っています。

ここからは早速マレーシアのドンキの物価調査といきます。

まずはビールや酎ハイといったアルコールコーナーから。

アルコールコーナーで一番場所を占めているのは「ストロングゼロ」で、個人的には赤いパッケージの「Lucky Chicken」というボトルも気になり調べると京都のクラフトビールとのこと。

他には日本では定番のサッポロやサントリーのビールなども並んでいて、主な商品の料金は以下となります。

*ストロングゼロ:17.90RM(572円)
*Lucky Chicken:27.90RM(892円)
*サッポロ/プレミアムビール瓶330ml:16.90RM(540円)
*サッポロ/プレミアムビール缶330ml:11.90RM(380円)
*サントリー/プレミアムモルツ瓶334ml:23.90RM(764円)

アルコールは結構な値段になりますが、マレーシアはアルコール禁止のイスラム教が国教なのでしょうがないのかなとも思います。

さらにラインナップの大半が日本のものなので輸入しているわけでしょうし。

興味深いのはサッポロのビールで、同量の瓶と缶で160円も価格差があるのには驚き。

この後に訪れたフィリピンでは瓶の方が安かったので、KLでは缶の方が安いと真逆なのも面白いです。

続いては日本らしさ満載のシーフードコーナー。

まずは「うなぎ」で、ちょっとサイズが良く分からないのですが最安と最高値を。

*最安値:42.90RM(1,372円)
*最高値:55.90RM(1,788円)

次は「まぐろ」コーナーですが、まぐろ以外のネタもあります。

*うなぎ握り8貫:25.90RM(828円)
*ホタテ握り6貫:22.90RM(732円)
*本マグロ6貫(大トロ/中トロ/赤身):42.90RM(1,372円)
*本マグロ8貫(中トロ/赤身):35.90RM(1,148円)
*本マグロ6貫(中トロ):45.90RM(1,468円)

続いてはみんな大好きな「サーモン」。

*サーモンの刺身1パック:39.90RM(1,276円)
*サーモンのハラミの刺身:25.90RM(828円)/100g

ラストは寿司セット。

*サーモンラバー(握り4貫と細巻8巻):22.90RM(732円)
*プレミアムパーティーセットA(握り24貫)109.90RM(3,516円)
*ドンキ握り寿司セット(8貫or10貫):20.90RM(668円)

前述したアルコールは高かったものの、シーフードに関しては日本とあまり変わらない値段設定のように感じます。

東南アジアを旅していると現地ではシーフードの需要が低いせいか、インドネシアでは冷凍の鮭の切り身が1つ700円程度していたりするので、ドンキの安さには驚かされました。

日本が世界に誇るラーメンも豊富でカップラーメンは300~400円台といったところで輸入なのでしょうがないですね。

インスタントラーメンは5個入りで700~900円台といった感じ。

写真を見直して気になったのが、「チャルメララーメン」が英語では「Charamera」と表記されている点。

また、白いパッケージのチャルメラは箱には「チャルメラ」と書かれているものの商品パッケージは「チャリメラ」となっています…。

昔はアジアンマーケットに行かないと買えなかったカレーのルーも、今やドンキでゲット可能。

しかも、値段は400円前後ほどで種類は豊富と、時代は完全に前よりも便利になりました。

個人的に最も衝撃的であったのは、マイクロファイバー製バスタオルが2枚セットで39.90RM(1,276円)だったこと。

僕は海外旅行時はマイクロファイバーのバスタオルを持参していて、以前にインドネシアで失くしたので現地でコットン製バスタオルを代替品として購入したのですが、値段は1,000円以上しながらも毛羽立ちと糸のほつれがひどかったです。

そんな経験があった上でドンキの値段設定を見ると、おそらくインドネシアへの進出も時間の問題だなと感じました。

最後はドンキに入っているレストラン。

*うな重:38.80RM(1,241円)
*からあげ丼(7個入り):25.80RM(825円)
*牛丼Mサイズ:19.80RM(633円)
*味噌ラーメン:19.90RM(636円)

うな重が1,000円ちょいで食べれるなんてヤバいです。

だって、東南アジアでも日本のチェーン店のラーメンを食べに行けば1,000円を超えるなんてザラなので。

まとめ

日本経済が30年停滞している間に東南アジア諸国の物価が上がり、追い付かれてきたので成り立つと考えられるドンキの海外展開。

まさか日本の小売業が海外進出するなんてといった感じですが、現実に起きている事ですし海外滞在が長い方にはこの上なく便利ではないでしょうか。

個人的には早くインドネシアへも進出してほしいなと願っています。