これまでの旅では、必ず空港で購入していた現地のSIMカード。
なのですが、空港価格は少し高く、今回は日本のSIMカードを楽天モバイルにしていて、海外ローミングが2Gまで無料との事で空港でインドネシアのSIMカードを購入しませんでした。
当初の目的地であるチマジャに到着後にSIMカードを購入すれば安いからベターと思ってのこと(以前にも購入経験があるため)。
そのおかげとも言えますが、インドネシアのSIMカードに関するルールがコロナ禍に大幅に変わったことを知りました。
今回の記事は、外国人旅行者によるインドネシアでのSIMカード購入の手続きに関する情報をシェアします。
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SIMカードを購入して挿入するだけでは使えなくなった
以前であればSIMカードを購入して、セットするだけで簡単に使えたインドネシアの携帯電話通信キャリア。
ですが、2020年9月からインドネシア国外で購入した端末はIMEI(端末識別番号)を事前登録しておかなければ、インドネシアのキャリアのSIMカードを挿入しても利用できなくなりました。
IMEI登録する事で初めて、SIMスロットのネットワークをオープンし利用できるようになるのです。
ちなみに、IMEIとはandoroid端末の場合はスマートホンの設定画面の端末情報からチェックできます。
このようなルールが出来た理由としては、不法にインドネシアへと持ち込まれた端末(スマホやタブレットなど)が流通して国内産業がダメージを受けていたので防ぐためとのこと。
ダメージを受けた理由は関税が掛かっていなかったので、国外から持ち込まれたものが価格面で有利であった事が理由として挙げられるので、500ドル以上の端末は500ドル以上分に関しては30~40%課税されるとのこと(解説サイトによって税率が異なりますが…)。
なのですが、滞在期間が3カ月以内の旅行者は関税が免除されるものの(自国へ端末を持ち帰るため)、それでも旅行者向け3カ月有効のIMEI登録をしなければなりません。
IMEI登録はどこでするのか
旅行者が3カ月有効の登録を行うのは、基本的にテルコムセルと言った通信キャリアの直営店とのこと。
ジャカルタやバリ島などを訪れた場合は、直営店があるはずなのでSIMカードを買いに行ったタイミングでIMEI登録するそうです。
空港でもSIMカードを販売しているはずですが、ジャカルタの空港は直営店ではなく、ローカルの友達の話によるとIMEI登録料として100万ルピア(約9,000円)請求されたケースもあったとか。
インドネシアへとバリ島から入国するならば、個人的なお勧めはklookを利用してのSIMカード購入。
klookもキャリアの直営店ではないのですが、事前にklookのオペレーターにパスポートの写真などといった個人データを送ることでIMEI登録してくれ、空港でSIMカードの受け取りができるので、空港から現地SIMを使いたい方はお勧め。
バリ島限定ながらインドネシア入国から最も早く、最も安く現地SIMを使える手段がおそらくklookでしょう。
例外:僕のSIMカード体験談
僕はチマジャという小さなローカルタウンでSIMカードを求めに行き、キャリアの直営店などないので向かった先は携帯電話ショップ。
ローカルの友達と一緒に行き、SIMカードは最大手キャリアのテルコムセルにするつもりでしたが、スマートフレンというキャリアの方がIMEI登録が簡単とのことで押し切られ、IMEI登録に掛った料金は350k(約3,150円)。
しかも、その日の午後11時頃からネットワークが開通すると言われていたのですが、実際には数日かかりました…。
その後は友達がいるとあまり説明無しで勝手に話を進めるので、1人でグーグル翻訳を頼りに新たな携帯ショップに行ってテルコムセルのSIMカードを購入してアクティベートしてもらいました。
アクティベートには時間が掛かったものの、テルコムセルはその場で使えるようになりました。
IMEI登録料は特に請求されなかったものの、SIMカードの値段が少し高い空港価格くらいだったので手数料込みのトントンといった所かと思います。
さて、これでテルコムセルが使えるようになったので、ネット上でIMEI登録済みなのか確認できるサイトがあるので確認してみました。
その結果がこちら。
「僕のIMEIはデータベースに登録されていない」と表示されるけどSIMカードは使える。
実際の登録までに時差があるのかと思ったのですがずっと同じ表示だったので、もしかしたら旅行者用登録はまた別物なのかもしれません。
まとめ
なにはともあれ、旅行者にとっては面倒くさい手続きとなったIMEI登録。
何も知らないと焦ってしまうので(空港で登録料など請求されたら)、インドネシア旅行を考えている方は頭の片隅にでも情報を留めて置いて下さい。
最後になりますが、海外でのネットは宿やレストランなどのWiFI利用がメインならば、2Gまでの利用なら一切の手続きがいらない楽天モバイル利用が手軽。
難しい事は抜きにして日本出発前に旅先でのネット環境設定を一番簡単にできるのは、QRコードを読み込むだけで設定完了となる下記リンク先のeSIM。
最近になってeSIMの値段がようやく落ち着いてきたので特に東南アジア旅行ではお勧めです(準備が楽な代わりに以前はかなり高かった)。
スマホがSIMフリーでeSIM対応端末利用者という条件はあるものの、日本人の6割前後がiPhoneを利用していて、iPhoneは2018年の第12世代以降は全てeSIMに対応しているので該当者は多いでしょう。
スマホがSIMフリーじゃないけど海外でも国内同様にネットを使いたい方は、下記リンク先のWiFiレンタルを検討して見て下さい。