今年5月終わりにインドネシアを訪れた時に手続きが大変になっていたとお届けした現地SIMカードに関する過去記事。
当サイトはサーフィンをメインとしたトラベル系ですが、やはり旅行関連の記事の方がアクセスが圧倒的に多く、同記事もずっと過去1週間記事ランクで1位に君臨し続けているほど。
前回はただひたすらに大変だった手続きを紹介したのですが、今回は正式な流れを知った上でスムーズにSIMカード入手をしてみました。
今回の記事は、スマトラ島北部のメダン空港到着後のツーリストSIMカード入手に関する情報をシェアします。
スポンサーリンク
コンテンツ
IMEIについてのおさらい
インドネシアでコロナ禍にスタートされていたスマートフォンとSIMカード利用に関する規制。
インドネシアでは大量に海外から安いスマホが流れてきて、国内産業がダメージを受けたため、インドネシアのSIMカードを使うにはIMEI登録をしなければならなくなったのです。
以前であれば、空港到着後にSIMカードを購入して挿せば使えたものの、手続きが増えたといった感じです。
ただし、入国前に行うオンラインでの税関申告の中でも記載されていますが、90日以内滞在のツーリストは免除となります。
免除とはなるものの、免除の手続きが必要になるので何にせよ手間がかかります。
ちなみに、IMEIとは「International Mobile Equipment Identifier(国際移動体装置識別番号)」の略で、聞き馴染みが無いと思いますが、スマホの設定画面から端末情報に進むと確認できます。
メダン空港到着後
基本的にIMEI登録義務化後は、旅行者には面倒なのですがインドネシアの通信キャリアの公式ショップに行って手続きしてもらうことになります。
町の携帯電話ショップなどでも可能と言えば可能ですが、余分なお金がかかるのでお勧めしません。
さて、北スマトラのメダン空港に到着後、数年前に訪れたことがあり、インドネシア最大手キャリア「Telkomsel(テルコムセル)」の公式ショップ「Grapari」があることは分かっていました。
そこで当時訪れた場所に行くとシャッターが降りていて、移転したと思い探し、見つけたものの休みでした(空港に到着した日は土曜)。
北スマトラはイスラム色が強く、イスラム教では金曜~土曜を週末としているためでしょう。
ただ、僕は楽天モバイルを使っていて、無料の海外ローミングで2Gまでは使えるので特に焦ることはなく、メダンの市内へと向かうことに。
市内に向かうタクシーではテルコムセル公式ショップを探し、予約した宿の近くにあったので宿のチェックインを終えてから向かいました。
ショッピングモールに入っていたGrapari
東南アジアではよくあるのですが、ショッピングモールでは何階にどの店舗が入っているのかと言った一覧表が見当たらないので苦労しましたが、なんとか見つけたGrapari。
途中でほぼ同業と言うことでスマホメーカーのスタッフにも場所を聞いたのですが、「3階」と言われて実際には「1階」だったりと緩い雰囲気。
Grapariでの手続き
Grapariではまずはショップ入り口に立っているスタッフにツーリストSIMカードを購入したい旨を伝えると、順番待ちの番号を口頭で伝えられました。
そして待つこと10分ほど、番号を呼ばれたので向かい、パスポートを手渡したら後はスタッフがひたすらノートパソコンにタイプしているので待つのみ。
ちなみに、持参していくものはパスポートにSIMカードを入れるスマホ、そして支払いのための現金(クレジットカードは使えなかった)です。
IMEI番号も求められるので、設定画面からどこに表示されるのか確認しておいた方が良いです。
手続きに要した時間はかなり長く、20分ほど待ちました。
その途中、「SIMカードは35Gのデータ容量入りで185K(約1,850円)でいいですか?」と聞かれてオッケー。
たとえ容量が足りなくても、テルコムセルのアプリをダウンロードすればトップアップ(データ追加)は簡単にできます。
アプリを使ってのデータ購入は、基本的にはクレカで可能なはずですが、たまに出来ない時もあり、その場合は僕はコンビニ払いを選びます。
すべての手続きを終えると実際にSIMカードを入れ、インターネットに繋がるのか確認して終了。
まとめ
基本的にはお任せなのですが、英語でのやり取りである上、一つだけ分かりづらい重要単語があるので説明しておきます。
その単語とは「IMEI」で、この言葉は人によって発音が異なるためです。
インドネシア語での発音は日本のローマ字読みと似ているので、「イメイ」と発音するインドネシア人がいます。
英語を得意とする人または英語ネイティブだと、「IMEI」は頭文字を繋ぎ合わせたものなので各スペルを読むだけなのですが、英語読みでは「アイエムイーアイ」とはなりません。
英語では単語の語尾が子音、続く単語の語頭が母音の場合にはリンキングと言って繋げて発音するケースが多々あります。
そのため、「M」の発音記号は「em」で語尾が子音、続く「E」の発音記号は「iː」で語頭が母音なので、「emiː(エミー)」と繋がり「アイエミーアイ」の発音になります。
ネット検索してスマホショップで働いていた英語ネイティブによると、スタッフ間では「アイエミー」のみと発音していたとの情報などもあるので、多少のバリエーションを想定しておいた方が良いでしょう。
スマホがSIMフリーじゃないけど海外でも国内同様にネットを使いたい方は、下記リンク先のWiFiレンタルを検討して見て下さい。