先月初めてメキシコ入りをして心底驚いてしまったのがメキシコの出入国管理。
メキシコには一般的な出国審査(イミグレーション)と言うものがないので、メキシコから国際線に乗ってメキシコ国外に出る際、通常ならば必ず通る出国審査がありません。
そのため、国内線と国際線の導線が同じと言う意味不明な状況となり、メキシコ国内線を利用した時は理解が及びませんでした。
今回の記事は、メキシコの出入国管理に関する情報をシェアします。
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メキシコ入国時に発行されるチケット
日本からメキシコに到着すると一般的な有人の入国審査カウンターもあるものの、僕のように観光でのメキシコ入国であれば自動化ゲートを通過と一瞬でした。
近年では自動化ゲートを取り入れている国が増えているので有難いですよね。
メキシコでは同ゲートにて上記チケットが発行され、出国の際にこのチケットが必要となるので保管しておくようにと記載されていました。
事前のネット情報で調べた通りだったので、大切に同チケットは保管しておくことにしました。
メキシコ出国の流れと国際線と国内線がごちゃまぜの現実
メキシコ出国の際は、僕の場合はスーツケースやサーフボードバッグを預ける必要があるので、オンラインチェックインはしたものの航空会社カウンターへ向かうことに。
ちなみにですが、メキシコLCCのボラリス国際線の場合、チェックインカウンターは4時間前からオープンでした。
早めに空港入りしてラウンジなどでゆっくりしたい方の参考までに。
さて、チェックインカウンターでは入国の際に発行されたチケットの提示を求められ、チケットを提出したもののチェックだけされて戻ってくることに。
そして保安検査場に向かうと、以前に国内線を利用した時と同じ導線。
保安検査を終えると、出国審査をすることもなく搭乗ゲートのある制限エリアに到着しちゃいました…。
はい、メキシコは出国審査がないのです。
こんな国は初めてだったので、本当にビックリしました(ヨーロッパのシェンゲン協定加盟国移動を除く)。
そのため、国際線と国内線が同じ並びに搭乗ゲートがあるのです(国際線到着のみ入国審査があるので導線が異なる)。
通常だと国際線と国内線はターミナルが分けられているのが大半なので驚きました…。
僕が利用したボラリスの場合、国内線カウンターの隣に国際線カウンターがありました。
ちなみに、僕が空港にUberタクシーで到着して空港内に入ると「ボラリス国内線」と記されていて、タクシードライバーに国際線って告げてなかったので間違えられたと思いました。
そして国際線カウンターは遠いだろうと思い(通常は近くにないので)、ボラリススタッフに聞くと真横だったので驚きましたし、ならば「ボラリス国内線」と言うサインボードもおかしくないかと思いました(隣に国際線カウンターがあるので)。
さて、話を戻し出国審査はなくても誰かがその役目を果たす必要があり、その役目を担っていたのは搭乗ゲートで本人確認を行う航空会社スタッフでした。
同スタッフにパスポート、搭乗券、入国の際のチケットを渡し、無事に出発となりました。
出発と到着フロアが同じという不思議な光景
国際線と国内線の扱いが同じと言うのも凄いのですが、さらに言えば通常だと階層が分かれる出発フロアと到着フロアも同じでした…。
これは国内線でメキシコシティ国際空港に戻って来た時に気付いたのですが、到着後にバゲッジクレームに向かって歩いていると見覚えのある光景が。
そう、ここは国内線に乗る時にやって来た場所だと気付きました。
出発と到着フロアが同じという事で、飛行機出発の搭乗ゲートや到着時に向かうバゲッジクレームと普通ならば共存することのない表記がサインボードにはあるのです。
不思議と言うか、全てがグチャグチャなカオス状態のように感じました。
まとめ
出国審査カウンターが無いという事は、空港サイドとしてはその分の人件費とスペースが削減となりますし、利用者にとってはカウンターに並ぶ手間も省けるので一石二鳥。
その代わり、ラストでチェックする航空会社スタッフの手間は増えます。
また、利用者は紙のチケットと言う破れやすい余分なものを保管しなければなりません。
メリットデメリットはそれぞれにあるのですが、それでも僕としては非常に画期的なシステムだなと思いました。
何でもかんでもフロアが同じなのは分かりづらい側面があり、面白い取り組みで新鮮すぎて当初は全く理解できませんでしたが…。