ここチェラティンの日の出は午前7時過ぎとゆっくりのスタート。
5時半頃に起床し、軽く仕事をしてから7時前に海に行こうかと思っていたものの、アラームをかけずに起きたら7時を回っていました…。
まぁ、波は昨日と同じく小さいだろうから良いかと思い、仕事をして9時半頃にサーフィンではなく、波チェックへと向かう事に。
宿からビーチまでは数分と近いのですが、広いビーチに到着してからラインナップ付近まで徒歩10分弱かかるので、微妙に面倒くさいです。
やっぱり宿から波チェックできる場所がいいな(贅沢)。
ラインナップ目の前に到着すると、朝の方が風の影響が多少はマシなためか、昨日よりもピークは賑わっていました。
波のサイズは最大セットで腰くらいと小さいのですが、波が消えると見せかけ延々とショルダーが張ってくる様子はさすがのポイントブレイク。
サイズアップしたら最高なコンディションになるんだろうな~。
ただし、サイズが腰程度でもインサイドに向かうカレントが強いので、これで頭サイズになったらカレントはどのくらい強烈になるのか想像が付かず怖いのですが…。
チェラティンではサーフコンテストも開催されていて、ジャッジタワーもありました。
ちなみに、ジャッジタワー周辺は潮が引くと海水がなくなるので、この時間はあまり引いてなく厚めのブレイク。
ラインナップへ向かう時にはこんなオブジェを目にしました。
「Trash Hero(ゴミで出来たヒーロー)」と書かれていて、こんな遊び心もステキですね。
波チェック後はお腹が空いていたので宿目の前にあるレストランで朝食を。
朝のビュッフェはベースが白米以外に、ビーフン、焼きそば、チャーハンもラインナップ。
おかずは昨日のナシチャンプルと同じメニューを選ぶことになりますが、白米でなければチキンカレーなどは合わないと思い、レバーだけをチョイス。
ドリンクは最もベーシックと思われる「ティー」をオーダー。
僕のイメージとしては、インドネシアでお馴染みの甘ったるい「ティーボトル」系が出てくると思いきや、完全に予想を裏切る熱々のミルクティーでした。
食事は5リンギットでティーは2リンギットで計7リンギット(約200円)。
昨日はナシチャンプルー、そしてドリンクはその場でミキサーで作ってくれるオレンジジュースを頼んで料金は倍となる14リンギットだったので、チキンとフルーツジュースが高いのかな!?
食後は部屋へと戻り、ダラダラとネットをしたりとまだ海外に来た浮かれ気分が残った状態…。
お昼頃からようやく仕事モードになり、その後はお昼の3時半頃がロータイド(干潮)だったので、ロータイドに合わせて海へ。
ですが、波のサイズが小さいのは分かっているので、サーフボードではなく今回のサーフトリップで秘密兵器として持ち込んだサーフマットを持って行きました。
このサーフマットはただの海水浴アイテムではなく、今やスレーターデザインズでお馴染みのシェイパー、ダニエル”トモ”トムソンのお父さんがデザインした本格派。
Youtubeに公開されている動画を見るとこんな感じのものです。
自分で空気を入れて膨らませるインフレータブルなので、空気を抜けばペチャっと縮み、しかも軽量なのでとても持ち運びが便利。
そんなサーフマットでの初サーフ。
ボディボードと同じく基本的にはフィン(足ひれ)を使うのですが、フィンは面倒だったので持ってきませんでした。
個人的な印象として、サーフマットはかなり難しいです。
特に大変なのは、サーフマットの上でベストポジションで腹這い状態になる点。
サーフボードやボディボードのようにサーフマットは固いわけではなく、さらに空気を入れる割合は最大で75%とフニャフニャな状態で使う事になります。
このフニャフニャな状態の利点は、直線ではない波のフェイスに対してサーフマットが変形することで、波の全てのエネルギーを受けられるので高速ライドが可能になるのです。
ただ、足が付く場所で波待ちをしていて、波が来たら飛び乗るという事をするとベストポジションに体をもっていくことは難しい。
結果的には波待ち状態からベストポジションの腹這い状態で待機し、波をキャッチするのがベストで、それならば足ひれがあった方が便利かなといった印象。
ちなみに、小波では空気を少なくした方が加速するとのことですが、空気を抜くとフニャフニャし過ぎてサーフマットで腹這いになるだけでもハード。
何度もトライして、ベストなポジションや空気圧の加減を学ばなければならないのですが、新たなチャレンジは新鮮で楽しいです。
上手く乗れればかなりの加速を味わえたので、乗り込んでいこうと思います。
楽しい初体験をしていると急激にお腹が空いてきて、ヘロヘロになりながらビーチを歩いて宿に戻ることに。
昨日からすでに足全体が筋肉痛なのですが、往復で20分ほどビーチを歩いていることが原因なのは間違いないでしょう。
足の太腿など至る所が痛いと言うか重い…。
宿に戻ってからは、6時過ぎに早めの夕食へと向かう事に。
赤道付近のインドネシアだと日の出と日の入りがどちらも6時なのに対し、マレーシアのチェラティンではいずれも7時過ぎなので、夕食と言ってもまだまだ明るい時間帯。
食事に向かったのは中華レストランで、グーグルマップで見ると宿からすぐ近くで、味は良くて格安で、さらにはビールがあるとのこと。
マレーシアは国教がイスラム教なので、ビールはどこででも購入できるわけではないんですよね。
目的のレストランは川沿いにあり、とっても雰囲気が良い感じ。
早い時間帯だったので、他にお客さんはいませんでした。
食事は牛肉入りの野菜炒め(ライス付き)、それにマレーシア入りして初となるビールをオーダー。
野菜炒めは10リンギット(約280円)、ビールは320mlの缶で8.5リンギット(約225円)と、ビールに関してはもっと高いイメージがあったのでしたが、安心して飲める値段でした。
お味は、野菜炒めはインドネシアのチャプチャイ(中華風の野菜炒め)に似た感じで美味しかったです。
もう少し塩コショウが利いていたらなとも思いましたが、メニューが山ほどあったので、これなら頻繁に通う事になると確信。
猫も可愛くて人懐っこかったし。
ナシチャンプルーも大好きですが、同じテイストが続くと飽きてしまうので、安い中華料理がレパートリーに加わって嬉しいし、宿近くでビールを飲めるというのも大きなプラス。
さあ、明日はローカルが集まるであろう土曜日で、スウェルは少しサイズダウン。
2週間先の波予報をチェックできるMSW(Magic Sea Weed)有料会員の僕は、スウェルが入るタイミングを狙ってきたはずなのに、波予報ではサイズは小さくなっていきます…。
何かおかしい様な…。