ジャカルタ滞在中の観光の目玉として考えていたのは、同じジャワ島にありながら特別州「ジョグジャカルタ」にあるボロブドゥール遺跡とプランバナン寺院。
どちらも世界遺産に認定されていて、世界最大のイスラム教徒人口を抱えるインドネシアでありながら、ボロブドゥールは仏教、プランバナンはヒンドゥー教と興味をそそられないわけはありません。
世界遺産は文化遺産よりも自然遺産の方が興味はあるのですが…。
今日はジョグジャカルタへと日帰りとなるデイトリップであり、フライトが午前5時半なので宿を出るのは3時半のため起床は2時半。
早いし眠いし、昨晩は何も食べてないのでお腹が空いた…。
何はともあれGrabを呼んで空港までゴー。
空港までは朝の早い時間帯だったので50分程度で済み、料金は1,000円ほどでした。
ただし、おそらくGrabを使う場合のみだと思うのですが、空港への道中に利用する有料道路の料金を別途100~200円ほど払いました。
空港の温度計によると、気温は21度と乾季のインドネシアはかなりヒンヤリします。
だから、乾季には朝一や夕方サーフでは寒がりな方にはトップス(タッパー)などが必要になります。
とりあえずお腹が空いていたので、フライトのチェックインを済ませてゲート付近まで移動したら朝食。
中華系のお粥で、そこそこ美味しかったです。
食後はすぐにフライトへ。
同じジャワ島内のフライトだったのであっという間の到着。
ガイドさんと合流すると、「小さい空港でしょ」と言われましたが、スンバワ島のビマ空港などと比べると相当立派です。
これまで僕は海外で観光と言っても、自力でアクセス可能な場所では基本的にガイドを雇う事はありませんでした。
でしたが、今年ベトナムで現地ツアーを利用すると、観光地の歴史を知れたり面白さが倍以上となった経験から、今回はガイドをお願いすることに。
しかも、ガイドさん自体も興味深そうという事で、現地在住の日本人ガイドを依頼。
まず向かった先は、本日の目玉と言えるボロブドゥール遺跡。
空港から1時間半ほどです。
ここは半端じゃないほど壮大でした。
ボロブドゥール遺跡の詳細はまた別記事でお届けしますが、文化遺産に興味がない方でも絶対にお勧めの世界遺産。
仏教の思想に始まり、ストゥーパやレリーフの意味など、ガイドさんがいたからこそ充実した時間をたっぷりと堪能させて頂きました。
ボロブドゥール遺跡観光後は、ガイドさんに「サラク」というフルーツを勧めてもらい試食。
これまでに結構インドネシアに来ているものの、初めて食べました。
見た目はライチで、匂いは少しドリアン。
味は水分と甘味の少ないリンゴといった感じの少し不思議なフルーツでした。
今後、サラクを食べることはあるのだろうか!?
今回の日帰りツアーはボロブドゥール遺跡とプランバナン寺院でしたが、ガイドさんのご厚意で隙間時間にも色々と立ち寄ってもらいました。
少し小規模な寺院、それにインドネシアでは有名なジャコウネコの糞から採取したコーヒー「コピルアク」を販売するカフェ、メインの寺院よりインパクトのある尋常ではなく育ったガジュマル(植物)などなど。
予定以上に色々と観光させて、その後はもう一つのメインであるプランバナン寺院へ。
プランバナン寺院はジョグジャカルタの空港から程近いので、最初に空港から離れたボロブドゥール遺跡へ行き、その後でプランバナン寺院というスケジュールのようです。
プランバナン寺院への移動中にランチへ。
ガイドさんからランチのリクエストを聞かれ、迷わずローカルフードと答え、連れて行ってもらったのはバクソ(肉団子スープ)のお店。
そしてオーダーしたのが、ドデカ肉団子入りのバクソ。
半端ではなくデカく、中を開いて見るとゆで卵や挽き肉など入っていました(笑)。
お味は、個人的には「大は小を兼ねる」とは行かなかったかなといった感じです。
ランチ後はプランバナン寺院へ。
正直言って、今回のツアーはボロブドゥール遺跡をメインと捉えていたし、実際にボロブドゥール遺跡があまりに壮大であったので、プランバナン寺院に大きな期待は寄せていませんでした。
なのでしたが、こっちも半端じゃなく壮大な規模の世界遺産で、ただただ感動。
プランバナン寺院はヒンドゥー教なので、仏教のボロブドゥール遺跡とはまた一味違います。
レリーフなど似たような点もあるものの、塔に祭られているのは破壊神のシヴァなど数々の神様。
僕は世界文化遺産に興味がないと思っていたのですが、完全にこれまでの固定概念が覆されました。
その理由の大部分は、ガイドさんによるところが大きかったです。
大満足の観光後、フライトまで少し時間があったのでガイドさんにローカルドリンクの「ダウェット(Dawet)」屋さんへ連れてきてもらいました。
フルーツのサラクに続き、これまた初体験であったダウェット。
現地在住のローカルならではのチョイスは嬉しいですね。
タピオカに似た米粉で作られたゼリー状のものが入ったドリンクで、インドネシアらしく甘さが際立っていて、疲れた体を癒してもらいました。
話は一転して、今回のツアーで乗せてもらった車はトヨタ製キジャン(Kijang)。
今では車種が豊富になったインドネシアですが、10年以上前にインドネシアを訪れた方ならば、レンタカーと言い、サーフガイドの車と言えばほぼほぼキジャンの一択でしたので懐かしくないですか!?
さて、予想以上の体験をさせてもらってからはジャカルタへと戻る事に。
宿に戻り、お腹が空いてきたので宿周辺をブラブラして、宿のすぐ近くにあった屋台でナシチャンプルを購入。
インドネシア語しか通じないので、「ナシチャンプル」と「ブンクス(持ち帰り)」と知っているインドネシア語でコミュニケーションを取り、宿の部屋に持ち帰りました。
見栄えは良くないものの値段は15,000ルピア(約110円)で、味はジャカルタ市内でこれまで食べたものの中でベスト。
お腹を壊す心配はあるものの、ローカル食がコスパと味においてはベストですね。