いよいよスタートとなった観光旅行の朝。
映画「インドシナ」を見てハロン湾に行ってみたかったという母親の要望で、本日はいきなりこの旅の目玉となるハロン湾観光です。
エアチケットと宿を別々に取る個人旅行のため、ハロン湾クルーズは海外現地ツアー専門予約サイト「VELTRA(ベルトラ)」を利用し、日本語ガイド付きのツアーにしました。
日本語ガイド付きにしては安いので、興味のある世界各地へふらっと飛び、参加したいオプショナルツアーだけに参加したい自由な個人旅行スタイルに「VELTRA(ベルトラ)」はお勧めです。
まずは宿で無料の朝食を取り、滞在先の「Hanoi Meracus Hotel 1」から1キロほど離れた集合場所のホテル「Hilton Hanoi Opera」を目指すことに。
ギリギリの時間で宿を出た上に周辺は歩行者天国でタクシーを拾うのに一苦労。
ようやく拾ったタクシーでは、ベトナムあるあるですが英語はほとんど通じなく、さらには地図を読むのが苦手なタクシードライバーが多く、グーグルマップで目的地を示してもなかなか理解してもらえず苦労しました。
まさか、「ヒルトン」が通じないとは…。
ベトナム語の発音との違いもあるのでしょうが。
そんなこんなで何とか集合時間前にヒルトンのロビーに到着。
日本語ガイドツアーという事で参加者は日本人のみで、観光シーズンとは言えない雨季にも関わらず、27名も参加していました。
さすが世界遺跡だけあり、ハロン湾観光は人気ですね。
ハノイからハロン湾までのバス移動は正味3時間ほどとのこと。
ですが、政府のお達しとのことで確か2~3時間以上のバス移動では休憩を取る必要があり、40分ほど国営のお土産屋さんにトイレ休憩を兼ねて停車(バス車内にトイレ無し)。
お土産屋は2つの建物に分かれていて、一つは韓国人、一つは日本人向けとの事で日本語を話すスタッフ常駐。
ちなみに、ダナンにいる時は団体客の大半は韓国人で、海外旅行ブームのようでした。
昔、日本でも海外旅行ブームがあって日本人団体客が世界各地の観光地に大挙していたというので(ウザがられたそうですが…)、そんな感じなのかな!?と感じました。
ハロン湾までの移動はハノイ市内周辺での渋滞の影響から、4時間半ほどかかって到着。
遠かった~。
いざボート乗り場へと移動。
ボートに乗り込むと、ツアー代に含まれているシーフード料理がスタート。
ちなみに、他の参加者と相席のバイキング形式なので、会話が生まれたりする機会にもなるのは良いですよ。
通常の料理以外にも、追加料金で牡蠣(6ドル/1個)やムール貝などのオーダーも可能となっていて、母親がせっかくだから頼もうとオーダーしたのですが、あまりお味は…。
ツアー代に含まれた料理だけで味も量も十分でした。
食事中にボートはハロン湾を突き進み、気付けばネットなどで見た光景が目の前に。
凄い光景ですよね。
ただ、ぶっちゃけてしまうと、僕は現地でハロン湾の景色を目の当たりにした時よりも、後から写真を見た時の方が良いと思ってしまいました…。
ボート移動は続き、次第に似たような景色が続くので少し飽きてくることに。
ハロン湾自体の観光時間は短いと聞いていたので、そのうちマリーナに戻って終わりかと思いきや、もう一つのハイライトがありました。
それは鍾乳洞(ツアー内容をしっかり読んでなくて頭から抜けてました…)。
長い長い年月を経て、自然が織りなした美しさは圧巻でしたし、僕はこれほどまでに大規模な鍾乳洞を見たのは初めて。
あまりに神秘的な光景で、僕にとっては鍾乳洞の方が楽しかったです。
鍾乳洞を抜けた後、乗船してきたボートを見下ろす位置からの光景も壮大でした。
雨季なので天気は残念でしたが、それでも十分な見応え。
乾季の晴れた日だと、もっとステキな光景でしょう。
素晴らしい景色からパワーをもらい、マリーナへと戻る頃にあれが始まりました。
あれとは、サッカーU23のアジア選手権で準決勝を勝ち上がったベトナム代表の決勝戦。
準決勝時でも、試合時間に合わせて半休にした会社もあったというので、決勝となればさらなる熱狂は容易に予想できます。
今回のベトナム人ガイドも、僕ら参加者全員にベトナムチーム応援のためにと朝のバス車内でハチマキを配っていたほどでしたし(笑)。
マリーナへの移動のボートでスタートしたアジア選手権の観戦。
ただ、試合は最悪なコンディション。
会場の中国は大雪の影響から、試合開始直後にラインが見えなくなって、雪かきで一時中断となるほど。
そんなこんなでボートは停泊場に到着。
バスまでの徒歩移動中、マリーナ建物内では大型スクリーンでパブリックビューイング状態となり、参加者はみなバスに戻ったのに、テレビに釘付けのガイドだけ戻ってこないハプニングもありました(笑)。
と言うのも、バスにはモニターがあるもののテレビが見れないためです。
ドライバーがガイドをバスへと連れ戻し、ようやく帰宅のドライブ。
ガイドはタブレットで試合観戦し、試合状況の報告をするコメンテーターに早変わり。
気になる試合は、開始早々に対戦相手に先行されたものの、何とかベトナムが同点に追いつき、同点のまま延長戦に突入の手に汗握る展開。
ベトナムに優勝してもらいたいものの、もしも優勝したら決勝進出を決めたトリップ5日目以上の盛大な盛り上がりは容易に想像できます。
そうなった場合、下手すればバスがハノイ市内に入ることができないかも…。
優勝した場合のパーティー騒ぎは見たいものの、負けて欲しいような複雑な気持ち。
結果的に、ベトナムは延長戦の残り1分で点を取られ、残念ながら準優勝という結果となりました。
ただ、それでもハノイ市内は盛り上がってました(笑)。
そのハノイに戻ったのは午後8時前頃と、一日フルに使った本日。
宿までてくてく歩きながら、道中でベトナム名物「バインミー(フランスパンを使ったベトナム版サンドウィッチ)」を持ち帰りで購入。
その後はコンビニでビールをゲットし、宿で軽い夕食にして本日は終了。