5時半頃に起きると、外は大荒れの模様。
まるで台風直撃のようなストーミーコンディションとなっていて、風に強いメインピークも影響を受けているほど。
6時頃になると宿のスタッフが部屋に来て「ドライバーが来たよ」とのこと。
7時半の予定だったのであまりにも早すぎると思いながらドライバーに会うと、今日は天気が悪いから早く出ようとのこと。
この時点で僕は一切の準備をしていなかったので、7時頃にしてくれとお願いしてパッキング開始。
ストームの影響か部屋は停電になったりしながら準備していると、7時前にスタッフがコーヒーを持ってきてくれました。
気持ちはありがたいんだけど準備がね…。
すると、今度は朝食を…。
嬉しいんだけど、ドライバーから出発予定が早まった話は聞いていないのかな(宿スタッフとドライバーは仲良し)!?
せっかくなのでフルーツサラダだけ一気に食べてパッキングを終え、今度は宿で飲み物や食べ物など最後にまとめ払いだったので支払いに行くことに。
ティミーの奥さんの話では現金払いのみとの事でしたが、ティミーがクレジットカード払いできると言い、安心してカード払いにすることに。
実はインドネシア通貨が足りず、日本円での支払いができるかなど事前にティミーの奥さんと話していたためです(無理ならば町のATMに行く予定でした)。
カードなら何ら問題ないし、もともとカード払いのつもりだったのですが(サーフキャンプでこれまで使えなかった場所はありません)、理由は不明ですがカードが使えず。
二枚(Visaカード)試したけど、どっちもダメでした。
結局、残っているインドネシアルピアと日本円で支払いすることに。
日本円の為替レートはめちゃくちゃ悪かったですがしょうがない。
メジャーサーフエリアでも現地通貨の準備は必須ですね。
何はともあれ空港に向けて出発となり、走り出してわずか15分ほどで道路が大雨の影響で洪水となりアウト。
洪水箇所手前でスタック状態となり、ドライバーに他の道がないのか聞くと「無い」とのことで何もできない無駄な時間を過ごすことに。
ここからが地獄の始まり。
おそらく30分ほど経った頃、ドライバーが時間は掛かるけど他の道なら行けるかもしれないと言い(さっきは他の道が無いって言ってたくせに)、その道で行くなら余分のガソリン代で1,000,000ルピア払えとのこと。
空港までの送迎料金は500,000ルピアですでに払っているのに…。
インドネシアルピアはほぼなかったものの、空港のATMで下ろせるとのことで予約済みのエアチケットを無駄にしたくなかったのもあり、800,000ルピアで手を打って迂回路へと走り出すことに。
道中で洪水は当たり前。
山道では倒木があり、僕が(ドライバーではなく)雨に打たれながら枝をへし曲げたりしながら突き進みました。
途中、僕が利用するガルーダインドネシア航空が遅延してるとの情報をドライバーが友達からゲットしたとかで、何とかフライトには間に合うと安堵。
洪水地獄を抜けると、今度待ち換えていたのはボコボコになった道路。
道路ってメンテナンスしないとこうなるんだな~。
そんなこんなである程度時間が経った頃、ドライバーが銀行ATMではローカルカード以外は使えないんだといきなり切り出してくることに。
「ATMはタウンにあって、空港からは往復で1時間掛かる」と言ってきて、こいつ何言ってんだと思ってたら、僕の腕時計を代わりに要求。
もともと腕時計狙いだったようです…。
「お前は日本に帰れば同じのが買えるけどオレは買えない。インドネシアのは防水って言っても嘘ですぐに壊れるんだ。日本人サーファーはお土産でくれるよ。くれないと空港に間に合わないよ」と同情を求めたり脅したりしてきて、僕は「オレの旅はまだ続くから時計は必要だし、お土産でくれる人はそのまま日本に帰るからくれるんでしょ」と話すと、ダラダラと同じ話を何度も何度も繰り返してくることに。
あまりにしつこいのでキレると、ニアスローカル特有の「ジョークだよ」と一言。
ほんとにタチが悪い…。
ジョークと言ってから数分すると、また同じ話が始まり完全に無視していると、11時過ぎに空港とタウンへの分かれ道に。
僕のフライトは11時半(フライト遅延情報はガセネタでした)で、この時点で空港に付いていないということはチェックインカウンターはクローズされるのですでにアウトでした。
するとドライバーは「空港とタウンのどっちに向かう?お前が腕時計をくれればすぐに空港へ向かうよ。タウンに行くなら飛行機は乗り遅れるよ」と、すでに乗り遅れたのにさらに脅しに掛かってきたので、「タウンに行けよ」と告げると「You stupid」と僕に一言。
マジでムカつく。
こっちが強く出れないと思って調子に乗りやがって。
ドライバーなのにチェックインカウンター閉鎖を知らないお前がスチューピッドだよ…。
すると、車を停車させたままタウンに向かわないので「お前なに時間を無駄にしてんだよ。早くタウンへ行けよ」と言うと、さすがに飛行機に乗り遅れさせたくないのか無言で空港へ。
すでに乗り遅れ確定なのですが…。
結局11時20分頃に空港に着き、時計はあげずに日本円で数千円だけ払ってドライバーとようやく別れ、空港内へ行くと当然ながらカウンターは閉鎖。
先日ライオンエアーが事故を起こしたので、少し高めとなるガルーダインドネシア航空を予約したのに…。
結局、この日はガルーダの午後便はなかったので、避けたはずのライエンエアーグループのウイングスエアーの当日チケットを空港で購入(ネット購入とほぼ同額)。
支払いはクレジットカードはダメだったので、空港のATMでお金を下ろしました。
ドライバーが海外カードは使えないって言ってたけど、何とか僕の時計を手に入れるための嘘でした。
サーフボードチャージは、ニアス~メダン、メダン~ジャカルタの2フライト分を取られると思いました1フライト分のみ。
しかも、サーフボードの本数を聞かれ「1本」と言うと自己申告が通用しました。
ライオンさんグループのフライトという事で、メダンでの乗り換えでフライトは安定の遅延。
ってか、ライオンさん遅延ばかり…。
モダンなメダンの空港では、朝のフルーツサラダ以外食べていなかったのでバクソ(肉団子スープ)ミー(麺)を。
バクソは初めて食べた時に感動的な美味しさだったのですが、最近は当たりがほとんどないかも。
無事!?遅延の末にライオンさんは飛び、お詫びの品ももらいました。
ジャカルタ到着後、市内の中でも空港寄りとなるウエストジャカルタの宿へ移動し、宿併設レストランでビンタンを。
今年8月にジャカルタを訪れた際はとにかくビンタンを売ってるお店がなくて困ったので、宿でビンタンが買えるなんてラッキー。
そんなこんなでハードな一日は終了。