ベトナムサーフトリップ5日目:ダナン編(2018/1/23)

今朝は波チェックすると、予報通りに極小サイズ。

まあまあ、予想通りなのでそれほどの落胆もなく、少ししてから朝食へ。

昨日の朝食は外れましたが、懲りずに同じ店で外れのないフォーを。

オーダーしたのはフォーガ(Pho Ga)で、「フォー」が「米粉麺」で「ガ」が「鶏肉」です。

味は悪くないのですが、ハーブ(香草)がすでに入っていたので…。

ハーブはお好みスタイルで、別にしていて欲しいな…。

食後はビーチに行って海を眺めていると、現地のおじいちゃんと孫が近くに座り、しばしちびっ子がはしゃぐ姿に心を和ませてもらいました。

ベトナムでは英語が通じないケースが多々ありますが、この時もちびっ子が変な事をしたらおじいちゃんと顔を合わせて笑い合うだけで、気持ちが通じ合った感じもしたので、言語が通じないのもたまには悪くないです。

その後は仕事をしながらの波チェック。

天気は雲の切れ目から時おり差し込み良いのですが、波は厳しいかな。

もう今日のサーフィンは諦め、午後からはシティエリアの散策に出る事に。

まずはタクシー配車アプリ「Uber」を使い、シティエリアまで移動。

車は韓国のヒュンダイで、見た目は普通の乗用車ですね(笑)。

Uberでは降車後に料金、走行距離、乗車時間がメールで送られてきて、今回は走行距離4.4キロ、乗車時間6分45秒、料金50,000ドン(約250円)でした。

穏やかなビーチエリアに比べると、明らかにせわしない雰囲気が伝わってくるシティエリア。

まず向かったのは、ピンクの教会として知られるダナン大聖堂。

ダナン大聖堂を見学して思い出しました。

僕は人工物の観光にあまり興味がないことを…。

基本的に、自然、カルチャー、現地の人との触れ合いなどが海外の楽しみなのですが、せっかく時間があるので来てみたという感じでした。

その後は、すぐ近くに位置するハン市場へ。

ダナンのシティエリアにはコン市場とハン市場があり、コン市場の方がもろにローカル色が強く、ハン市場は少し観光客寄りとのこと。

個人的な感想としては、観光客向けと言うよりも、ごちゃごちゃし過ぎて良く分かりませんでした。

フェイク商品だらけだったということが分かったくらいです。

それから、シティエリアで美味しいと評判のレストランを何件か目星を付けていたので、ランチを取りにいくことに。

時刻がすでに夕方近かったせいか、ランチとディナーの間の仕込み時間であったり、見つけられなかったりと散々。

しょうがなく、KFC(ケンタッキーフライドチキン)に行くことに。

KFCでは、とりあえずオーダー前にトイレを借りようと思ってたものの、英語が全く通じず。

なんとかトイレには行けたものの、今度はオーダーとなり、言葉が通じないのは分かっていたので、バーガー名を告げた後に、バーガーの写真に付されていた番号も告げたのですが、全く別物が出てくることに。

はい、ベトナム語のできないこっちが悪いので、受け入れました。

その後は再び散歩再開で、公園に行ったりシティエリアを歩き回っていると、薄々気付いていたのですが、目に映るローカルレストランはどこも多くのローカルが集結し、何やらパブリックビューイングしていました。

ベトナム国旗をたなびかせたり、持参した太鼓を叩いたり、ブブゼラを吹いたりと、徐々に気になって来たので参戦することに。

すると、サッカーのアンダー23のアジア選手権にベトナム代表が出場していて、準決勝だったそうです。

準決勝進出でも歴史的快挙ということでダナンでも大盛り上がり。

ゴール前へとパスが出るだけで大盛り上がりととんでもない熱狂の中、試合は同点の延長戦へともつれこみ、延長戦でも結果が付かずにPK合戦。

そして何とベトナムが勝ち上がり、決勝進出を決定。

それからのダナンシティはクレイジーなほどの盛り上がり。

日が沈み始めたシティでは、2人乗りしたバイクの後方に乗るものが国旗を振りながら雄たけびを上げ、それに呼応する道路沿いのお店のスタッフ。

まるで優勝したかのような完全なるお祭り騒ぎの大渋滞。

シティからビーチエリアに繋がるドラゴンブリッジは、車とバイクがすし詰めとなり、徒歩の僕もバイクの間をかいくぐることができないほどの状態でした。

たまたま波がなかったからシティを訪れたものの、とてもラッキーなタイミングでした。

ベトナムに来る前のイメージとしては、国民の平均年齢は国連発表の2015年時点で30.4歳と若い点。

これほどまでに若い理由はベトナム戦争で多くの人が命を落とした影響であり、ベトナム戦争が終結したのは1975年なので遠い昔の話ではありません。

言い方がおかしいかもしれませんが、僕は少し同情のような気持ちもあったのですが、これだけ熱い国民性に触れられて、逆にこちらが刺激を受けました。

これまでの短い滞在において、僕がベトナム人に感じた印象は日本人と同じでシャイであること。

しかし、これほど感情をむき出しすることもでき、外人である僕も受け入れて盛り上がってくれたのは嬉しくもあり、この国はこれから成長するだろうなとエネルギーを感じました。

なんか一気にベトナムが好きになってしまい、ノーサーフだったのですが、記憶に残る最高な一日になりました。

明日も波はないんだろうけど…。