物価の安さは世界的に見ても最安レベルのインドネシア。
NUMBEOが発表している2025年中期の物価ランキングにおいて、全143カ国中でインドネシアは131位ですので。
日本では物価の安さから注目の海外旅行先に取り上げられる事の多いベトナムが124位で、インドネシアはベトナム以下と言うわけですから。
そんなインドネシアではあるものの、アルコールを禁じているイスラム教徒が国民の9割弱という事で、アルコールの税金が高くビールは決して安くありません。
それでもビールを飲みたい!
今回の記事は、2025年6~7月にインドネシアに滞在した際のビールの値段に関する情報をシェアします。
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インドネシアにおけるアルコールの扱い

僕が今回滞在していたのは、首都ジャカルタの位置するジャワ島、そして観光地として有名なバリ島となります。
ジャワ島とバリ島はアルコールに関しては対極と言えるほど異なるエリアで、アルコールに厳しいジャワ島に対して寛容なのがバリ島。
理由は宗教上の問題で、イスラム教徒が多数派のジャワ島、一方のバリ島はアルコール禁止ではないヒンドゥー教徒がメインの島であるためです。
インドネシア全体としてはムスリムがマジョリティなので、国としてはコンビニのような小さな店舗でのアルコール販売禁止となっているほど。
ただ、コンビニと言ってもインドネシアの二台巨頭であるインドマレットとアルファマートはバリ島でもアルコールが販売されていないものの、バリ島のサークルKやファミリーマートなどでは普通にビールが売られたりしています。
それだけバリ島とジャカルタではお酒の扱いが異なるというわけです。
ジャカルタとバリ島でのビール価格

今回のビール価格調査で驚いたのは、去年と比べて結構値上がりしていました。
昨年は1本辺り165円くらいだと安いと感じると記事にしていましたが、今回はスーパーで見かけるビールはバリ島もジャカルタも200円くらいが安いという印象でした。
僕が見た中でジャカルタでの最安となる銘柄はシンガラジャ、バリ島ではビンタン。
まとめ買いで最安販売だったのは日本食材店でお馴染みのパパイヤで、ジャカルタの店舗でビンタンの1カートンがプロモ価格となっていて183円/1本でした。
日本食材店のパパイヤという事で、少し高くなると言うイメージがあったので意外でした。

まとめ

インドネシアではビール以外はそれほど物価が変動しているようには感じなかったので、やけに高くなったと感じた今回。
しかも、インドネシアは都市部を離れるとビールの値段は急騰し、都市部の倍以上の値段になることも珍しくありません。
まぁ、ビール価格はムスリムがマジョリティの国としては最も値上げの理由を正当化しやすいといった理由もあるでしょうが。
とにもかくにも、インドネシアの物価を考えると、アルコールは税金がかからなければどのくらい安くなるのか気になってしまいます。
物価が似たり寄ったりなはずのベトナムなんかは、とんでもなくビールが安いわけですから。