ペルーからボリビアへの移動前、ボリビア通貨のボリビアーノ(以下:ボリ)に両替するなら米ドル、ユーロ、ペルーソル(以下:ソル)から両替するのがお得という複数のネット情報を得ました。
ボリビア移動前に僕が滞在していたのはペルーだったので、ならばとソルを多少準備していくと驚きのレートで両替してもらえることに。
今回の記事は、ボリビアのラパスでの両替商の為替レートに関する情報をシェアします。
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為替レートの基礎知識と闇レートについて
ネットやテレビなどで調べる事が出来る為替レート。
あのレートはあくまでもインターバンク(銀行間)でのレートなので、僕ら旅行者と言った個人が両替する時は手数料が上乗せされることになります。
そのため、実際の為替レートよりもレートが良い場合は基本的に詐欺と疑って良いというのが基本的な考え方(自分たちが損をして両替してくれる両替商はいません)。
東南アジアなんかで昔からよくある手法で、こちらに両替の額を見せる時は実際の額があるのに、手渡される直前にあの手この手でマジックをかけて見せてきた額から紙幣を抜くわけです。
つまり東南アジアで現金を両替する場合、事前に為替レートを確認しておいて同レート以上で両替すると言う両替商は、詐欺の確率が極めて高いと判断できるわけです。
今の時代はクレカの海外キャッシングなどと人間を介さない両替を行う人の方が増えていると思いますが。
そのため、ATM詐欺という新たな仕掛けも増えてきているのですが…。
話を戻し、メディアが確認できる為替レートよりも圧倒的に良いレートでボリビアでは両替してもらえることに。
南米ではアルゼンチンなど闇レートの存在は周知なので、ボリビアであってもおかしくないかなと言う認識でした。
実際のラパスの両替商でのレートについて
上記が僕が利用したラパスにあった両替商の両替レート。
この日の為替レート(12月16日前日の15日)をネットで確認すると以下の通り。
*米ドル:6.71ボリ/1ドル
*ユーロ:7.05ボリ/1ユーロ
*ソル:1.76ボリ/1ソル
実際の為替レートが写真のレートよりも悪いと言う不思議な現象が起きていて、どのくらいの差があるのかは通貨毎に以下の通り。
*米ドル:3%増
*ユーロ:56%増
*ソル:53%増
実際にこの両替商で僕は250ソル(約10,750円)をボリに両替し、渡されたレシートは以下となります。
通常の為替レートならば440ボリのところ、この両替商では675ボリと235ボリ(約5,400円)もお得となることに。
ボリビアでのクレカ海外キャッシングと闇レートの比較
現金両替のレートがお得だと言うのは分かりましたが、実際に僕が毎回利用しているクレジットカードによる海外キャッシングとの比較もして見ます。
ボリビア入り直後のバスターミナルにて、少額の海外キャッシングをしたので(ターミナル内のトイレ利用とSIMカード購入で現地通貨が必要だったので)。
バスターミナルでは2つのATMで100ボリずつ下ろして、いずれもATM手数料の請求はなくカード請求額は同額の2,241円(利息額《金利》は抜いて)。
つまり、1ボリが22.41円の計算となっています。
ここからは僕がソルからボリへの両替をした流れを為替レートで辿って行って比較して見ます。
まず最初に、バスターミナルでの海外キャッシングのレートを基に、僕が両替商でゲットした675ボリを日本円にすると15,126円。
続いては、両替商で換金した250ソルは、12月9日にリマ国際空港のATMで400ソルを海外キャッシングした時は16,202円だったので、レートは40.5円/ソル。
という事で250ソルは海外キャッシングのレートでは10,125円となるので、やはり信じ難いですが現金でのソルからボリへの両替で1.5倍ほどに膨らんだわけです。
両替後の懸念事項について
ボリビアでの現金両替で心配だったのは、偽札を掴まされていないかどうか。
ネット情報で空港での両替でさえ、偽札を掴まされたと言う情報を見ていたので。
はっきり言って初ボリビアなので見分けるだけの経験もなく、使ってみるしか確認方法はなかったのでドキドキでした。
ちなみに、ボリビアだけでなくペルーでも紙幣での支払いをすると透かしが入っているのか店員が確認する姿をよく見ます。
それだけ多くの偽札が出回っているというわけですね…。
そして僕が受け取った紙幣については、ウユニ塩湖のツアー代金などで無事に使用することができたので一安心となりました。
まとめ
こういった情報はかなり流動的なので何とも言えませんが、まだ闇レートが続いていて日本から直接ボリビアへ飛ぶのならば、日本でユーロに両替して行くのがベストだと思います。
これからウユニ塩湖がベストシーズンを迎えるので、ウユニ目的でボリビア直行の方も増えると思いますし。
世界一周中であまり現金を持ちたくない場合で、なおかつペルーからボリビア入りするならば僕のように現地での海外キャッシングでソルを持ち込むのが一番楽だと思います。
シチュエーションに合わせて使い分けて見て下さい。