インドネシアは人口の9割近くがイスラム教徒で、ムスリムの戒律では豚肉は食べません。
そのため特に田舎に行くと肉料理と言うと「チキン」がメインとなるのですが、首都ジャカルタでは中華系が多いエリアなどでは「ポーク」料理を食べる事ができます。
そしてこれまでにインドネシアで食べてきた中で一番美味しかったと言える料理に出会ってしまった。
今回の記事は、インドネシアのジャカルタに来るなら絶対に食べて欲しい豚肉を使った麺料理の情報をシェアします。
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中華由来の麺料理「Bakmi(バミ)」
今回の料理名はインドネシア語では「Bakmi Babi」。
「Bakmi(バミ)」は中華麺のまぜそばで、「Babi」は豚肉(ポーク)を指します。
「Bakmi」は「バクミ」と日本語表記される事が多いですが、インドネシア語は英語に似て破裂音をほぼリダクション(脱落)する傾向にあります。
「Bakmi」と似た感じの肉団子スープを意味する「Bakso」は、発音が「バクソ」ではなく「バソ」となるので今では「Baso」と表記しているお店も多いほど。
何はともあれ、インドネシアと言う環境において豚肉料理と言うだけでも堪りません。
サーフエリアに行けば豚肉料理を食べる機会なんてほとんどないので。
ジャカルタの豚肉麺料理なら「Bakmi Atham」
今回ローカルに連れていってもらった先は、中華系が多いエリアとなるマンガブサールに位置する「Bakmi Atham」。
そのローカルにとって、このバミのレストランがジャカルタで一番美味しいとのこと。


営業時間は驚異の24時間。
24時間営業だと個人的にはそこまで味にこだわりがないのかなと勝手に思い込んでしまうので、自分一人ではまず来ることがなかったレストラン。
そんなレストランの料理が、インドネシアで食べてきた料理の中で一番だなんて。
何事も偏見を持っていたら損をするの典型ですね。


メニューは色々とあるのですが、お勧めはもちろん「Bakmi Babi」でメニュー上段の赤で覆われた以下の4種類から選択となります。
*JUMBO SPECIAL:580円
*JUMBO BIASA:480円
*KECIL SPECIAL:460円
*KECIL BIASA:340円
冒頭の「JUMBO(ラージサイズ)」と「KECIL(スモールサイズ)」は麺の量。
麺はスモールサイズと言っても通常の1人前の分量はあるものの、僕はあまりに美味しかったので2回目以降はラージサイズをオーダーしました。
後半の「SPECIAL(スペシャル)」と「BIASA(ノーマル)」は具材の事で、スペシャルにするとノーマルの具材(チャーシューやそぼろ)にプラスアルファとしてローストポークが追加となります。
ちなみに、ローストポークはインドネシア語では「BABI PANGGANG」。


そして完成した料理が以下の通り。




味についてはすでにインドネシアで食べた料理で一番美味しかったと言った通りです。
バミは丼の底にタレを入れてから麺と具材を乗せているだけなので、しっかり混ぜて麺とタレを絡ませてから食べて下さい。
ちなみに、初めて来た時に食べたバミは「KECIL BIASA」で以下。

また、水餃子のような「PANGSIT REBUS」もオーダーして、このパンシットは具がムチャクチャ詰まっていて抜群に美味しかったです。

このパンシットやローストポークをお酒のつまみにして食べるのも最高だと思います。
パンシット10個入りの値段は550円でした。
まとめ
豚肉料理と言う事で一般的なインドネシア料理よりも少し割高になります。
ですが、周辺にあるそこそこ値段の張る中華料理屋と比べると遥かにコスパが高く味も申し分ないので、ジャカルタを訪れる際に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。