フィリピン滞在時は1日複数回は通ったコンビニエンスストア。
マニラ滞在時はホテルに隣接していたので、起床したらコーヒーと朝食を買いに行き、日中に出掛けた帰りにはビールを買っていたので。
今回の記事は、フィリピンのコンビニ事情や物価上昇した現状の商品価格などといった情報をシェアします(この記事の金額は1ペソ=2.7円計算)。
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フィリピンコンビニの勢力図
日本では、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなど様々なブランドがあるコンビニ。
フィリピンでも同様で、シェアで見ると圧倒的なのはセブンイレブン。
セブンに次ぐのがインドネシアのアルファマート、そしてアンクルジョンズ(元ミニストップ)となります。
僕もマニラをブラブラ散歩していて目に付いたのは上記3つのコンビニで、圧倒的に多かったのはセブンでした。
特に田舎に行くとコンビニはセブンしかない状況でしたし。
と言うことで、コンビニ情報と言っても主にフィリピンのセブンの情報になります。
クレジットカード払いできないフィリピンコンビニ
まずは最初に伝えておきたいこととして、2024年2月時点のフィリピンのコンビニではクレジットカード払いができませんでした。
マレーシアなんかはクレカのタッチ決済ができて便利だったのでショックでした。
そのため、特にフィリピンのコンビニは日本と物価が変わらないものが多いので、コンビニ利用だけのためでもそれなりに現金を使う事になる点に注意が必要。
セブンに入っているATMで海外キャッシングもできるので不便というわけではないのですが、クレカ払いの方が圧倒的に楽ですよね。
フィリピンコンビニのビール事情
コンビニ(セブンイレブン)でのビールの値段は、すでに別記事で紹介しているのでそちらを参考にして下さい。
僕はそこまでビールにこだわりがないので、一番安い49ペソのボトルのサンミゲルを飲むことが多かったです。
ただ上記リンク先の記事には書いていませんでしたが、ボトルのビールを買うと別途デポジット代(BOTTLEDEP)が追加されます。
320mlのボトルの場合だと1.5ペソなので、合計で50.5ペソと細かい金額になります。
このデポジットは日本の昔の酒屋さんのように、飲み終わったボトルを戻しに行くと返してくれるようです。
ボトルのサイズが大きくなるとデポジットの値段も上がり、僕がラヌーサと言う僻地のレストランで持ち帰りで1リットルのビールを購入した時にレストランオーナーに「返却してね」と言われて知りました。
ちなみに、フィリピンでは基本的に通貨は1ペソが最小単位なので(実際にはあるけど今ではあまり流通してない)、さっきの50.5ペソのお釣りはどうなるのか!?
面白い事に店員の裁量で、たとえば100ペソを出すと「50ペソ」のお釣りをもらうこともあれば「49ペソ」の場合もあるといった感じです。
お釣りに関して加えておくと、たとえば「43ペソ」など端数の場合、日本人だと「53ペソ」などと小銭を加えて払うケースは珍しくないと思います。
なのですが、フィリピンでは端数の小銭を出す習慣がないのか「3ペソはいらないよ」などと言われ小銭が増える事があります。
話をビールに戻し、セブンでは日本のビールも販売していて330ml缶ビールでスーパードライが94ペソ(254円)、一番搾りが99ペソ(267円)でした。
フィリピンコンビニのビール以外のアルコール事情
アルコールに厳しいインドネシアからフィリピン入りしたので、ビール以外にもウイスキー、ジン、ウォッカなどあらゆるリキュールがコンビニで販売されているのは新鮮でした。
ローカルプロダクトから世界的に有名なブランドの製品まであったりするので、選択肢に困るといったこともないですし。
値段はローカルの350mlジンが88ペソ(238円)、700mlのAbsoluteウォッカが925ペソ(2,500円)、人気の高い韓国ソジュ系が135ペソ(365円)など。
他には、カクテル系が増えているのはインドネシアと同じような流れです。
日本の檸檬堂の330ml酎ハイなんかもあって75ペソ(203円)でした。
フィリピンコンビニの食品事情
基本的には日本のコンビニに近く、コンビニさえあれば食べ物に困らない印象。
フィリピン到着日にバレルと呼ばれる都市部を離れたサーフエリアに移動し、夜9時を回っていたもののセブンでホットドッグ45ペソ(122円)を購入したので。
ホットスナックは、セルフで作るホットドッグと肉まん系(39~53ペソ《105~143円》)があり、個人的にホットドッグは好きですが、肉まん系はイメージ図のような具材たっぷりではないのでイマイチ。
フィリピンのコンビニで大好きな食べ物の一つがフライドチキンで、セブンでもアンクルジョンズでも全く同じ値段の89ペソ(240円)で販売しています。
フィリピンは価格競争などで争ったりというより、前にならえ的なイメージが強いです。
たとえば長距離バスで地方を走っていて干物屋が出てくると、似たようなお店が何件も連続して立ち並んでいる光景をよく目にするので。
ちなみに、バレルのセブンでは残念なことにフライドチキンは販売していませんでしたが、マニラなどの都市部ではどこでも見かけます。
基本的にはライスとグレイビーソースとのセットで89ペソとなっていて、ライス抜きにしても値引きはありませんでした。
メニューによってはライス抜きにすると単品の値段になるのですが。
ホットスナック以外では、都市部のセブンであればおにぎり、サンドウィッチ、シンプルなお弁当などもあります。
東南アジアのコンビニでは、おにぎりは握りが硬すぎたり、サンドウィッチは具が少なすぎたりと外れを引くことが大半なので試しませんでした。
お弁当は色んな種類を試し、お米とおかず一品なので丼物に近いイメージです。
ここからは実際に購入したお弁当を紹介します。
39ペソ(105円)のシシグライス。
シシグとはフィリピン料理で豚の顎や耳などあらゆる部位を使った料理で、コリコリなど多彩な食感が良いのですが、このシシグは値段的にそこまで期待できず。
シンプルなミートソースといった感じですが、フィリピンでミートソースと言うと甘いので、このシシグは塩気に振っていたので日本人好みだと思います。
コスパ的にもこのシシグライスがセブンの弁当ではベストだと思いました。
115ペソ(310円)のレチョンパクシウ。
レチョンパクシウは「レチョン」が豚の丸焼きで、その様々な部位の身をお酢などのソースで煮込んだもの。
日本人は何にでもお醤油をかけると言われる通り、塩気寄りの味が好みだと思います。
だからこそ、フィリピンのジョリビースパゲティの甘いソース、シニガンスープの酸味などはあまり慣れてなく、人によって大きく好みが分かれる料理と言えるでしょう。
僕は初めてフィリピンで酸味の利いたスープを飲んだ時、暑い国なので腐ってるのか不安になりました…。
115ペソ(310円)のチキン照り焼きライス。
個人的に照り焼き味は日本で食べるのがベストで、海外では外れが多いような気がします。
49ペソ(132円)のトルタンタロン。
ナスを使ったオムレツで、朝食に合うあっさりとした料理でした。
フィリピンコンビニのソフトドリンク
ソフトドリンクはそれなりの値段をし、ビールに比べると少し安い程度。
面白いのが値段設定で、330ml缶コーラが42ペソ(113円)に対して、500mlのペットボトルのコーラは45ペソ(122円)と3ペソ(8円)しか変わりませんでした。
フィリピンコンビニのコーヒー
コーヒーはいつもブラックのラージサイズを飲んでいて55ペソ(149円)。
まとめ
値段に関してはかなり日本の物価に似ていて、特に日本のプライベートブランドと比べると高く感じるほどでしょう。
昔のフィリピンのイメージのままでいると、衝撃的と言えるほどなので参考にして見て下さい。