目的別の海外旅行用クレジットカードと海外利用でのセキュリティ事情など

当サイトではクレジットカードを紹介することもあるので、実際に僕が海外旅行で使用しているクレジットカードを聞かれることが多々あります。

基本的には自分が自信を持って紹介できるものしか記事にしていないので、紹介しているものを所有しているのですがそれぞれに使い分けなどあります。

何目的で所有しているとか、どのようなケースで使用するとか。

今回の記事は、海外旅行向けのクレジットカードに関する情報をシェアします。


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海外旅行向きクレジットカードの選び方

これまでに過去記事でも記していますが、海外旅行向けとしてのクレジットカードに求める特徴は以下の3点。

*海外旅行保険
*海外キャッシング
*プライオリティパス

ここからは上記に関する詳細、そして実際に上記目的で所有しているクレカに関して紹介していきます。

海外旅行保険

クレカには海外旅行保険が付帯しているものがあり、僕は毎回の旅で海外旅行保険に加入していたら長期間と言う事で負担が大きくなるので、クレカ付帯の保険を利用しています。

そもそも健康だから海外旅行を頻繁にしていると言うこともあり、海外旅行保険を利用した経験は1回しかありませんが。

ただし、怪我のリスクがあるサーフィン目的ということで個人的には必須だと考えています。

付帯の違いについて

ここからはクレカ付帯保険の詳細に触れていきますが、基本的にクレカ保険では「自動付帯」と「利用付帯」の2種類に分けられます。

「自動付帯」は海外旅行に行けば自動で海外旅行保険が適用となり、「利用付帯」は指定の条件を満たさないと保険が適用されないもの。

以前は年会費無料のクレカでも自動付帯があったのですが、今年2023年10月から年会費無料&自動付帯の代表格であったエポスカードやジャックスカードも利用付帯に変わってしまったので、年会費有料クレカ以外で治療費200万円以上をカバーするクレカの自動付帯は無いと思います。

ただし、利用付帯はカード発行会社によって条件が異なり、厳しいところだとツアー料金のクレカ払いが求められる場合もありますが、エポスもジャックスも旅行前後の公共交通機関のクレカ払いも対象なので緩いです。

たとえば航空券のクレカ払い、国内で空港に向かう際のリムジンバス利用でのクレカ払い、海外到着時の市内までの公共交通機関利用のクレカ払いでも適用となるので。

補償額について

クレカ付帯の海外旅行保険は補償が不十分と言われる事はよくあり、実際にクレカ1枚の保険では十分とは言えません。

ただし、海外でのクレカ保険で最も利用率が高い項目となる治療費については、複数のクレカを所有することで補償額を合算可能。

一般的な海外旅行保険のベーシックプランの治療費は1,000万円で、クレカ保険では補償額が高いカードでも200~300万円ほど。

そのため、僕は複数のクレカを所有することで治療費の補償額を合算で1,000万円以上にしています。

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2018年1月14日

海外キャッシング

海外キャッシングとは海外のATMでクレカを使ってキャッシング(借金)することで現地通貨を入手する方法で、日本円を持って海外で両替所に行って両替をする代用となります。

海外キャッシングの利点は、多額の現金(日本円)を持ち運ぶ必要がないし、換金率の良い両替所を探す手間が省けるし、両替詐欺に遭う事はないし、換金率が現金での両替よりもお得なケースが多い点。

換金率をお得にするのは条件があり、海外キャッシング後にネット上で繰り上げ返済が可能なクレカに限った話になります。

要するに借金なのでカード会社は返済までの日数に対して金利を課すので、その金利を繰り上げ返済で減らしてしまうのです。

ただ、ネット上で繰り上げ返済できるクレカが少なく、可能なクレカで有名なのはアコムのACマスターやセディナカードなどとごく僅か。

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2018年9月15日

プライオリティパス

プライオリティパスとは、プライオリティパス社が提携している国内外の空港ラウンジを利用できるもの。

プライオリティパスは正規ルートで入会すると、国内外の提携先空港ラウンジ利用無制限のプランで年間469ドル(約7万円)。

そのため、さすがに年会費無料のクレカで入手は難しいので、基本的には年会費有料となり最安で入手できるのは年会費1.1万円の楽天プレミアムカード。

楽天プレミアムカード経由で取得までの日数!?ラウンジ使い放題プライオリティパス

2022年10月27日

ただし、2025年1月1日から楽天プレミアムカード特典のプライオリティパスは無料利用が無制限から年5回へと改悪となります。

ちなみに、現在ならば1年限定ながらも無料でプライオリティパス利用が可能な技もあるので興味のある方は下記よりどうぞ。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード発行でプライオリティパス無料取得

2023年10月24日

所有カードとセキュリティ面について

僕が実際に所有している海外旅行向けとしてのカード、そして発行した目的は以下の通り。

*楽天プレミアムカード:プライオリティパス+海外旅行保険

*エポスカード:海外旅行保険+海外キャッシング

*ジャックスカード:海外旅行保険

*セディナカード:海外キャッシング

海外キャッシング用として以前はアコムのACマスターも使っていましたが、セキュリティが厳しすぎてインドネシアのATMで使おうとするとセキュリティロックをかけられて使えなかった事がしばしばありました。

挙動が不安定と言う事で使い勝手が良くなく、そんなタイミングにしてATMに吸い込まれてしまったのでカードを停止してから再発行はしていません。

毎回使えないかもと思いながら使用するのがシンプルにストレスでしたし。

その点で言えば、セディナカードでの海外キャッシングは安心して利用できます。

海外利用での挙動で言えば楽天カードも不安定で、特に海外でのオンライン決済になるとほぼ全ての取引が保留されるので使いづらいです。

スーパーマーケットやレストランと言った実店舗での決済であれば問題ないので不思議なのですが。

そんな時に頼りになるのがエポスカードで、エポスカードを使ってのオンライン決済では登録したスマートフォンのSMSにワンタイムパスワードが送られてくるので入力してから決済が実行。

つまり、本人の意思とは裏腹に取引を保留されることはないので海外で強いクレカと言えます。

また、過去に複数枚のカードで登録しようとしたものの出来なかったインドネシアのローカル配車アプリ「Gojek(ゴジェック)」に紐付け出来たクレカはエポスのみなので、海外では本当に頼れるカードです。

ちなみに、セディナも比較的海外では強いですがゴジェックの登録はできませんでした。

まとめ

今回はクレカについてだったので触れていませんが、現地通貨を入手する方法として海外キャッシング用クレカ×2に加えて数万円程度を入金した国際キャッシュカードも持参しています。

僕の場合は1回の海外旅行で2か月程度と長く、2枚だと1枚を失った時の「後がない感」が恐ろしいので3枚で臨んでいます。

現地での決済用のクレカも同様でバックアップは必要と考えているので、合計で4~5枚ほどのクレカを持っていきます。

実際にクレカを紛失した事もあるし、キャッシングでATMに入れて戻ってこなくなった事も複数回ありますので。

今の時代はクレカが無いとどうにもならないので、誰かしらの参考になれば幸いです。