インターネットの普及など、海外旅行を頻繁にしていると時代の変化を感じる事は多々あります。
そして現在の変化として、個人的に非常に嬉しい流れはクレジットカードの国際ブランドである「Visa(ビザ)」などのタッチ機能を使った簡易的な決済方法の広がり。
国によって普及度合いは大きく異なるので、ある意味、各国でタッチ決済が使えるのかどうかを知るのも楽しみの一つです。
今回の記事は、ここ最近で訪れた国でのタッチ決済の普及レベルに関する情報をシェアします。
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Visaタッチ決済とは
従来であればカードリーダーにクレカを差し込み、ピンコード(暗証番号)を入力し決済していました(少額取引はピンコード入力不要な場合もあり)。
なのですが、タッチ決済ではカードリーダーを必要とせず、1万円以内の決済であれば専用端末にカードを触れさせるだけで決済が可能となります。
自分のビザカードがタッチ決済機能を有しているかどうかの確認方法は、下記写真の左中段で赤丸で囲ったマークがあるかどうか。
同機能を持ったビザカードが日本で発行されるようになったのは2013年5月とのこと。
タッチ決済の普及は、コロナ禍による非接触の推奨により増加したイメージだったので、それほど古くから機能があったのは意外でした。
ちなみに、僕が所有しているビザカードを見ると、2019年後半に発行したものにタッチ機能があり、2020年前半に発行したものになかったりと、完全にクレカ発行会社によりけり。
僕はコロナ禍に入ってからタッチ決済について知ったので、2019年後半発行のクレカに同機能が付いている事すら分かってませんでしたが。
Visaタッチ決済の強み
ちょっとした買い物でタッチ決済を使えるのも便利ですが、個人的に最もありがたい点は公共交通機関での利用。
従来であれば日本ではSuicaやPASMOといった交通系ICカードを使っていますが、近い将来、世界的にビザタッチで公共交通機関が利用できるようになると思います。
日本でも全国各地で実証実験を行っていて、すでに世界的な動きとなっていますので。
公共交通機関に関しては、日本だけでなく海外でも独自の交通系ICカードを使っているケースが多く、旅行者としては不便だったので嬉しい動きなのです(短期間しか使わないカードを買ったり、余ったチャージ分をリファンドと手間がかかるため)。
ここからは各国のタッチ決済について、実際に訪れた時の経験からお伝えします。
タイ
2022年11月に初めてタイを訪れ、この時に生まれて初めてタッチ機能を使ったと思います。
何に使ったかと言うと、MRTと呼ばれる地下鉄。
海外で公共交通機関を使う時、交通ICカードなどが必要な場合もあるので事前にリサーチしなければなりませんが、ビザタッチで行けるならこれ以上簡単な事はないので感動しました。
ただし、日本の改札のようなスピードではバーが開かないので、何度かバーに体当たりしましたが…。
買い物での支払いでタッチ決済は、僕の行動範囲では見なかったと思います。
インドネシア
インドネシアでは、タッチ決済の存在自体が周知されていないように感じます。
不思議とジャカルタに滞在していると、クレカ決済だけでほぼ生活できるほどクレカが一般的にもかかわらずです。
なのですが、スーパーの決済端末を見ると、昨年後半の時点で「ビザタッチ対応」と書かれたレジをよく目にしました。
なのにタッチ決済を使った事はないので、端末が対応しているのかどうかは不明。
これは日本でもあるのですが、僕の近所のお店ではスタッフによってはタッチ決済の日もあれば、他のスタッフだとカードを差し込んだりと対応が違います。
それだけタッチ決済がまだ一般的というレベルには至ってないのだと思います。
マレーシア
マレーシアも公共交通機関ではまだタッチ機能は使えませんでした。
セブンイレブンやKKといった大手コンビニチェーン店は全てタッチ決済。
ショッピングモールにあるレストランチェーンに行った時は、タッチ決済ではなくカードリーダーを使ったので一般的ではないと感じました。
韓国
韓国もセブンイレブンやGS25といった大手コンビニではタッチ決済。
その他では、行動範囲が狭かったので断定はできないけどまだまだと言った印象。
まとめ
タイのMRTでタッチ決済がすでに使えたことがあまりにもセンセーショナルでしたが、タイ以外では今後に期待といった状況でした。
ただ、間違いなくタッチ決済で公共交通機関を使えるようになる時代は目の前まで迫っています。
タッチ決済に加えてグーグルマップを使えば、どこに行っても余裕でバスなども使えるようになるでしょうし、旅人にはありがたい大きな大きな変化となりますね。