『大人の英会話②』発音を学ぶと徐々に分かってくること!母音と子音の違いなど

第一弾では、まず英会話の勉強をするならば発音からスタートするようにとお伝えしました。

この意見は何年にも渡って英語を勉強してきた僕が、自分の過去を振り返り発音から勉強した方が効率的であり、過去の自分に教えてあげたいと思っているためです。

発音が少しずつでも理解してくると、今まで長年かけて英語を勉強してきたにもかかわらず気付かなかったことなど、一気に扉が開けて理解できるようになります。

今回の記事は、発音を理解する事で分かってくる日本語発音との違いや習慣にした方が良い癖などに関する情報をシェアします。


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子音に母音と単語の組み立てについて

日本語発音は基本的に「母音のみ」または「子音+母音の組み合わせ」で発音するので、音節(=1文字)が母音で終わります。

母音は「あいうえお」、子音は「(あ)かさたなはまやらわ」の事で、例えば「タ行+う」であれば「つ」、「マ行+お」であれば「も」と発音する感じです。

この「つ」の発音は日本人なら自然に発音するので気付く事もないと思いますが、最初にタ行の子音を発音した直後に「う」の発声をして「つ」と言う音を出しています。

この点については英語発音を勉強すれば気付くようになり、日本語では子音の後に必ず母音が続きますが、英語では子音で終わる単語がたくさんあったり、子音が連続する発音もあるためです。

この基本ルールの違いを理解しないと、日本語発音のように全ての音に母音を付けた発音をしてしまい英語発音とはかけ離れてしまいます。

英単語のカタカナ表記について

日本人はリスニングにおいても子音発音のみなのに母音が付いてるように理解するためか、英単語のカタカナ表記は実際の英語発音とは異なるケースが結構あります。

これはかなり厄介で、誤った英語発音を正しいと思ってしまう一因になっていると感じます。

たとえば波を意味する「wave」の発音記号は「wéiv」で、僕がサーフィン雑誌社で翻訳をしていた10年前頃までの表記は「ウェイブ」で統一していました。

ですが過去10年で変化して今では「ウェーブ」表記が一般的となりましたし、「子音+a+子音+e」のパターンは「a」を二重母音の「ei」と発音しますが、統一するかのようにカタカナ表記は「メイク」が「メーク」など全般的に変わりました。

こうなると「ウェーブ」や「メーク」が正しい英語発音と誤解してしまい、英語と思って話しても本来の英語発音ではないので伝わりづらくなってしまいます。

二重母音で言えば「change」は「チェンジ」と表記しますが、英語発音に合わせたカタカナ表記にすると「チェインジ」。

他にはローマ字読みと英語発音が混合しているケースが多いのですが、「a」の発音は「ア」の時もあれば「エイ」の時も、「e」の発音は「エ」の時もあれば「イー」の時もあったり状況によって様々に変化します。

各単語の発音を学ぶには

裏技があればいいんですけど、単語の発音を学ぶには一つ一つ発音記号を確認するしかありません。

全てに規則性があればルールを覚えればいいだけですが、実際には例外がありえるためです。

ただ、スマホで英語辞書アプリを入れておけばサクッと調べられるので、単語検索を習慣にした方が良いです。

まとめ

結局は英会話学習を含めどんなことでも、しっかりと身に付けるには地道な努力が必要になります。

ですが、英語学習の環境についてはスマホのおかげで圧倒的に便利になっているので過去と比べれば恵まれています。

たとえば、僕はグーグル翻訳を頻繁に使い、英単語の音声入力機能を使って発音が通じるのか試したりします。

この機能一つをとって見ても、ネイティブと話さずして発音を確認できるなんて革新的だと思います。

ただし、個人的に発音が完璧になる必要はなく、あくまでもストライクゾーンのギリギリ端であっても理解してもらえるレベルであれば良いと思います。

日本語発音のままだと、そもそもストライクゾーンを外れてるケースもあるので最低限の発音の練習は必要なのです。

このくらいの意識であれば発音練習と言っても少しは気が楽になると思うので、英会話できるようになりたいなら是非ともトライし続けてみてください。

最初の内は発音の違いが全く理解できなくても、継続していればいきなり見える世界が変わる瞬間が必ず来るので。

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