インドネシアトリップではウイングスエアに注意!思わぬ高額になる事も

サーフシーズンとなる乾季の4月が目前まで迫っているインドネシア。

乾季になってからインドネシアのサーフトリップを考えているサーファーは多い事でしょう。

世界的に見て物価が安い上、波に関してはワールドクラスの国ですからね。

そんなインドネシアなのですが、国内線LCCのウイングスエアの料金設定だけ異常に高額なので注意が必要。

今回の記事は、インドネシアのLCC「ウイングスエア」に関する情報をシェアします。


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インドネシア国内線LCCのウイングスエアについて

ウイングスエアとは、ライオングループの中で最も低価格な航空券を販売しているLCCです。

インドネシア国内を運航しているLCCの中でも最安レベルであり、その代わりとしてフライトの遅延もザラという航空会社となります。

インドネシアのローカルでさえ、利用したくないという方も結構いるほど。

ただ、コロナ後はウイングスエア以外は航空会社が撤退したルートもあり、利用せざるを得ないケースもありました。

その代表格と言えるのがレイキーピークへのアクセスに必要なバリ島からスンバワ島ビマまでの区間。

コロナ前までは、ガルーダインドネシア航空やナムエアなども運航していたものの、今はウイングスエアのみとなっています。

独占運航になるとフライト料金の値上げが始まり、さらにその後はサーフボードチャージが段階を踏んで高額になっていくことに。

ここからは実例を挙げて紹介していきます。

値上がりした航空券代金

僕が最後にレイキーピークに行ったのは2023年1月のこと。

その時はすでにフライト料金は値上げされていて、コロナ前はウイングスエアが5,000円ほどでガルーダが1万円弱程度だったと思います。

ですが、2023年1月の時点で片道がおよそ1.5万円。

デンパサール(バリ島)からビマ(スンバワ島)までの直行便は1時間半ほどのフライト時間で、今現在、ジャカルタとバリ島を結ぶ直行便は2時間弱で最安レベルのチケットだと5,000円ほどといったところ。

つまり、インドネシア水準の中でも片道1.5万円は結構高額で、とても国内線LCCの値段ではありません。

このチケット代に加え、20キロ以下のスーツケースを預けるオプション料は5,000円ほどとなります。

サーフボードチャージの値上がりは異常なレベル

最も驚いたのがサーフボードチャージの値上げです。

インドネシア国内線は、おそらくガルーダインドネシア航空以外は全てLCCなので、ガルーダ以外はサーフボードチャージが別途かかります。

平均的な価格としては、サーフボード1本もしくはサーフボードバッグ1つあたり200k(約2千円)。

なのですが、ウイングスエアは2023年7月31日から2.5倍となる500k(約5千円)/1本に値上げ。

その値上げから1年も経たない2024年5月12日には、今度は1,000k(約1万円)/1本へとさらなる値上げを行いました。

バリ島からレイキーのビマ空港までのフライト総額

海外の僻地へとサーフトリップするサーファーならば、おそらく最低でも2本のサーフボードを持参するでしょう。

新たなボード購入ができない僻地で、1本しか持って行かなかったらボードが折れた時点でサーフィンできなくなるので。

そこでサーフボード2本とスーツケースを持参してのトリップと想定して航空券の総額を計算します。

*航空券片道:1.5万円
*スーツケース:0.5万円
*サーフボード2本:2万円

ということで、合計で4万円となり、往復だと8万円と言う日本からインドネシアの国際線レベルほどの高額となります。

さらに突き詰めると、バリ島とビマのフライトは1日に直行便が1本、残り3本ほどはロンボク島経由の便となります。

直行便は人気があって早く埋まるので、僕も2023年1月にレイキーに行った時は、帰りの便はロンボク島経由便になりました。

そして経由便になると2区間のフライトになるので、オプション料金は2倍になります。

今回の例で往復のいずれかで経由便利用になると仮定して計算すると総額は10.5万円…。

まとめ

こんな値段設定だとレイキーに行くサーファーが減るんじゃないかなと思うし、あまりにもやりすぎなように感じてしまいます。

レイキールート以外も軽くチェックすると、メダンからニアス島に飛ぶフライトもスカイスキャナーで見るとウイングスエアのみの運行でした(シティリンクは撤退したのですかね!?)。

なにはともあれ、インドネシアの国内トリップではウイングスエアのサーフボードチャージだけは気を付けて意識して見て下さい。