今年2月頭にはWSL(ワールドサーフリーグ)のQS(クオリファイングシリーズ)イベントが開催されたフィリピンのバレル(Baler)。
QSイベント開催前もフィリピン国内ではサーフィン発祥の地として知られていて、国内イベントなどが開催されていたサーフエリアです。
そんなバレルへと今年2024年2月中旬に行ってみました。
今回の記事は、フィリピンのオーロラ州バレルのサーフィン情報からアクセスや宿などといったサーフトリップガイド情報をお届けします。
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バレルへのアクセス
まず最初に、フィリピンまでの移動は僕はインドネシアトリップの帰りに寄ったので、日本からではなくジャカルタからとなりました。
バレルが位置するのは首都マニラと同じルソン島と言う事で、マニラから長距離バスに乗って移動可能と手軽です。
移動時間は7時間ほどですが、僕が乗車時にはタイヤがパンクして計9時間かかったりとアクシデントもあり得るでしょう。
バスには2つのクラスがあり、僕が利用した安い方のグレードだと片道645ペソ(約1,800円)でした。
バスのタイムスケジュールなどと言った詳細については、下記リンクの記事をチェックして見て下さい。
もう一点、空港からバス停まではタクシーで40分ほどかかり、この移動は配車アプリ「Grab」を使うのがボッタくりもなく一番楽だと思います。
実際に僕がグラブで利用した車種は、サーフボードバッグがあるので通常サイズよりもワンランク大きい車種を指定してるので少し高くなります。
それでも料金はバスとほぼ同じ643ペソ(約1,800円)でした。
バレルの宿
バレルへとサーフトリップする場合、滞在エリアは2か所に分かれる事でしょう。
1つ目はQSイベント会場となったサバンビーチで、もう1つはコブラリーフ周辺のエリア。
日本人サーファーでバレルまでサーフトリップする方の大半はコブラリーフ狙いだと思いますが、コブラリーフ周辺エリアは本当に何もありません。
一方、サバンビーチはバレル市内が近いので、それなりにレストランなども周辺に揃っているので利便性は極めて高いです。
サバンビーチにはセブンイレブンもありますし。
僕のお勧めとしては、1スウェル狙いでのストライクミッションならばコブラリーフ周辺の滞在が良いと思います。
日程がフィックスのサーフトリップならば、コブラリーフが使えない可能性もあるのでサバンビーチ滞在がベターだと思います。
サバンビーチならば、ビーチ沿いを散歩していて目に付いたビーチフロントに位置しプールも備えているコスタパシフィカが良さそうでした。
僕は今回はアゴダを使って宿を予約しましたが、主要都市以外のエリアだと【Booking.com】の方が安いケースもあるので両方チェックした方がベターです。
バレルのインターネット事情
僕は空港で通信キャリア「Smart(スマート)」のSIMカードを購入し使っていました。
そしてバレル滞在時のスマートの電波は全く問題ない通信速度でした。
ちなみに、バレルに来ると電波は問題ないのですが、バスでマニラからバレルへの移動中はかなり圏外になるエリアが多いのには注意が必要。
フィリピンで長距離バスに乗っていて驚かされるのは、多少家があっても完全に圏外というエリアが結構あるところ。
そのため、車内での時間潰しでネット頼りになると圏外で使えないケースもあるので、オフラインでのエンタメも準備しておいた方が良いです。
僕の場合は、アマゾンプライムでの動画、キンドルでの小説といった感じです。
バレルでのサーフィン
僕はサバンビーチに滞在し、コブラリーフ狙いで来たのですが波のサイズが足りなくてコブラリーフはドローンで波チェックするに留まりました。
というのも、コブラリーフはトライシクルで25分にマングローブを15分徒歩とアクセスが面倒だし、トライシクルのドライバーには待機してもらう事になるので値段交渉も面倒だったためです。
さらにドローンで波チェックすると、入っているサーファーはごく僅かと波が良くないことが分かったので諦めてサバンビーチでのみサーフしました。
サバンビーチは良くも悪くも一般的なビーチブレイクなので、海外サーフトリップでわざわざ狙うようなエリアではないと思います。
ここからはコブラリーフで当てる条件について少し掘り下げてみます。
コブラリーフのライトスラブはロータイド前後が狙い目で、まとまったスウェルが必要になります。
僕が訪れたタイミングでの波予報は4~6フィートだったのですが、それでもサイズが十分ではないと言った感じでした。
このサイズだとサバンビーチではセットで胸~肩くらい。
おそらくコブラリーフがそれなりのコンディションになるには台風スウェルが必要だと思います。
ただ、フィリピンは台風が発生するエリアから距離的に近いので、長期に渡りグランドスウェルが入るのかどうかは疑問ですが。
スウェル以外では風向きも重要となり、僕が訪れた2月は朝一は無風で、午前9時頃になるとフェイスに影響が出るほどオンショアが吹くパターンでした。
と言うことで、朝一がロータイドで台風スウェルが入るタイミングを狙ってストライクミッションしないとコブラリーフを当てるのは難しいと思います。
ただ、台風シーズンになると季節風もオフショアになると思うので、そうなれば当てられる可能性も高くなるとは思いますが。
まとめ
バレルトリップを他のサーファーにお勧めしたいかと言われれば、波だけを考えればお勧めはしません。
波だけならば、クラウド9のあるシャルガオ島などの方が確実でしょうし。
ただし、サーフトリップではあるものの波だけではなく、旅の要素も考えると無しではないです。
個人的には初めて訪れるエリアは新鮮で、気分が上がりますので。
とにもかくにも、どんなエリアなのか動画からもチェックして見て下さい。