東南アジアと言えば、どの国であっても日本よりも圧倒的に物価が安いと言うイメージを持っている方が多いと思います。
ただ、実際には日本の物価がかなり東南アジアに近付いていると感じているのは僕だけではないでしょう。
今回の記事は、僕が2018年10~11月にインドネシア各地を訪れバリ島で見た現地物価情報をお届けします。
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まず覚えておく点
まず理解しておかないと「ボラれた」と嫌な印象を受けるポイントとして、インドネシアに限らないのですが、同じ商品であっても場所によって値段が大きく異なる場合があります。
町中では日本円で50円弱の500mlペットボトルのドリンクであっても、空港では町中と同じコンビニであっても3倍ほどの値段で売られているケースも。
日本ではなかなか考えづらいのですが事実です。
ビーチでの値段も高騰するので、言ってみれば場所代と言う感じであり、この点は事前に理解しておいた方が良いです。
インドネシアの物価
バリ島で観光客が訪れる場所で最も安く商品が購入できると思われるのはスーパーマーケットで、今回紹介する値段は主にスーパーマーケットの値段となります。
バリ島には、サークルK、インドマート、アルファマートなどコンビニもたくさんあり、コンビニはスーパーマーケットよりも少し値段が高い印象です。
ミネラルウォーター
インドネシアでは「Can I have an Aqua?」と言えばミネラルウォーターが購入できるほどメジャーなアクア。
そのアクアは1.5リットルで4,900ルピア(約39円)。
より安いブランドであれば2,790ルピア(約22円)でした。
ビール(アルコール)
インドネシアで有名なブランドはビンタン。
ビンタンには缶と瓶があり、それぞれ内容量が異なります。
ビンタンの缶は320mlが21,150ルピア(約170円)、500mlが29,450ルピア(約235円)。
ビンタンの瓶(ボトル)は330mlが20,025ルピア(約160円)、620mlが36,675ルピア(約290円)。
ビンタン以外にもビールの種類はあり、「バリハイ」と「プロスト」がよく見かけるブランド。
値段はバリハイもプロストも620mlボトルが33,500ルピア(約270円)と、ビンタンよりも少しだけ安いと言った料金設定でした。
ただし、ビールの値段は場所によってかなり変わります。
例えば、スマトラ島メダンのクアラナム空港では320ml缶が32,000ルピア、ジャワ島西部のチマジャというサーフエリアにある闇マーケット(イスラム教なので公に売れないので)では620mlボトルが60,000ルピアほど。
基本的にアルコール禁止のイスラム教が強いエリアではビールは高く、ヒンドゥー教のバリ島では安い設定といった感じです。
レアケースですが、キリスト教のニアス島ではバリ島よりもビールが安かったです。
エリアによって酒税が異なるのかな!?と思います。
ちなみに、ワインやウィスキーなども売っていますが、日本と比べると比較にならないほど高いです。
そのため、どうしても旅行中にビール以外のアルコールを飲みたい方は1リットルまでは免税なので、日本から持ち込んだ方が良いでしょう。
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ソフトドリンク
インドネシアで定番と言える甘ったるいティーボトルは、500mlほどで5,500ルピア(約45円)ほど。
コーラやファンタと言った炭酸飲料は390mlで5,425ルピア(約43円)、1.5lで13,900ルピア(約110円)。
国によっては量が多くなればなるほど安くなるケースもあるのですが、インドネシアはあまり変わらない印象です。
その他(スーパーマーケット)
スーパーマーケットの値段を全て載せるのは難しいので、ここからは撮影したチラシで物価水準をチェックして見て下さい。
僕の滞在時の為替レートでは、およそ1インドネシアルピアが0.0075円でした。
10,000ルピアが75円といった感じです。
食事
食事はどこに行くかで値段は大きく変わり、ローカル系ワルン(個人商店みたいなもの)なら安いのですが、レストランに行けばあまり日本と値段は変わりません。
インドネシアの朝食では、ナシチャンプル(お米とおかずを一緒くたにした食べ物)を紙で包んだブンクス(持ち帰り)が路上のワルンなどで売られていて、こんな感じです。
おかずの下にナシ(お米)が入っていて、通常のナシチャンプルよりも朝食なので少しボリュームは減らしてあり、上記は5,000ルピア(約40円)でした。
上記はローカルや観光客に人気のナシチャンプル屋での食事で、選んだおかずに応じて値段が決まるシステムとなっていて、好きなだけ具を載せてお腹が苦しくなるほどの量で32,000ルピア(約255円)。
マクドナルドで食べた朝マックは36,500ルピア(約290円)。
マクドナルドの値段は各国の物価水準を測れると聞いた事がありますが、あまり日本と変わらないです。
最後は日本食屋さんのラーメン。ラーメン(少なめ)、チューシュー丼、コーラで166,320ルピア(約1,300円)。
まとめ
一口に物価と言ってもあまりにも幅が広いので、上記で紹介したのはごく一例です。
意外と高く感じるものもありますが、例えばタクシーならば1時間ほどの移動で千円ほどであったり、マッサージも1時間千円ちょいで受けれたりと相当安いものも多いです。
また、国内線なんかも1時間のフライトで2,000円ほどといったケースもあります。
そのため、一概に高い安いと言えないので、あくまでも参考程度にして見て下さい。
バリ島のみ滞在であれば、事前知識がなければ思っていたよりも高いと感じやすいと思うので、過度な期待をしない方が落胆も少ないのでより楽しめるかと思います。