飛行機を利用したサーフトリップを考えた場合、サーファーが必ずチェックしなければならない項目の一つがサーフボードチャージ。
航空会社別のフライト料金一覧表では安い航空会社であっても、サーフボードチャージに片道1万円掛かるようなら、サーファーにとっては総額が大きく変わる事も多々ありますからね。
今回の記事は、僕が2017年6月終わりからインドネシアを訪れた際の体験をもとに、実際に利用した航空会社および似たような経路の航空会社のサーフボードチャージに関する内容をお届けします。
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サーフボードチャージとは
サーファーが口にするサーフボードチャージとは、いわゆるサーファー用語です。
飛行機を利用する際にチェックインカウンターで預ける荷物(スーツケースなど)は、受託手荷物(英語:check-in luggageもしくはcheck-in baggage)と呼びます。
受託手荷物はどの航空会社でも規定サイズや重量が定められていて、サーフボードは基本的に規定外となるオーバーサイズ。
そのため、大半の航空会社では追加料金の対象となる事からサーフボードチャージと呼ばれています。
サーフボードチャージに該当する名称は、航空会社によって異なるものの「超過手荷物(英語:oversized luggage)」と呼ばれることが多いです。
ちなみに、航空会社によってはサーフボードチャージが無料の場合がありますが、世界的に見ると追加料金を払うケースが大半。
サーフボードバッグは長さを問わず飛行機に乗せられるわけではないので、利用予定の航空会社が指定している長さは事前のチェックを忘れないで下さい。
国際線:バリ島(インドネシア)への直行便
現在(2017年7月)、成田空港からバリ島への直行便を運航しているのは、ガルーダ・インドネシア航空とエアアジアXの二社。
では、それぞれのサーフボードチャージをチェックしてみましょう。
ガルーダ・インドネシア航空
世界中のサーファーが訪れるサーフデスティネーションだけあり、サーフボードチャージ無料という数少ない航空会社の一つであるガルーダ・インドネシア航空。
そんなガルーダ・インドネシア航空のサイトに記載されているサーフボードバッグに関する条件は以下の通り(2017年8月20日現在)。
※1辺が120cm(47インチ)を超える または 3辺(長さ・高さ・奥行き)の和が203cm(80インチ)を超える大型手荷物については、お預かりできない場合もございますので、あらかじめお申し込みの旅行会社もしくはガルーダ・インドネシア航空までお問い合わせください。なお、サーフボードは長さ約300cm程度までお預かりいたします。
また、1つの重量が32kg(70ポンド)を超える手荷物についてはお預かりできませんので、2つ以上に分けていただくか貨物をご利用ください。
*出典:「ガルーダ・インドネシア航空」
要約すると、重さは23キロ以内、長さは3メートル程度のサーフボードバッグは無料受託手荷物ということですね。
エアアジアX
僕が今回のインドネシアトリップで利用したLCC(ローコストキャリア)のエアアジアXでは、サーフボードはスポーツ用品受託手荷物となります。
預けることが可能なサーフボードの長さ指定は277センチメートル以内。
料金は重量に加え、ウェブ上での事前予約または空港カウンターでの申し込みかによって異なり、公式サイトによる成田~バリ島へのフライトでの料金一覧表は以下の通り。
*出典:「エアアジア」
航空会社によってはサーフボードの本数に応じてサーフボードチャージが計算される場合もありますが、僕は一つのサーフボードバッグに二本のボードを入れていましたが事前予約の20キロ以下だったので片道3,000円だけでした。
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インドネシア国内線:バリ島~スンバワ島
バリ島~スンバワ島ビマの国内線は、僕が調べた時点で運航していたのは、ガルーダ・インドネシア航空とLCCであるライオンエア(Lion Air)グループのウィングスエア(Wings Air)の二社。
僕の場合、往復ともに安いウィングスエアに乗ろうと思っていたのですが、復路はウィングスエアが満席であったため、偶然にして両方の航空会社を経験しました。
フライト料金自体は、ウィングスエアが日本円で5,000円ほど、ガルーダ・インドネシア航空が1万円ほどと倍近い差がありました。
どちらもインターネットから飛行機の予約が可能で、搭乗の際はウィングスエアは旅程表のプリントアウトが必要、ガルーダ・インドネシア航空は予約番号を控えているだけでオッケーでした。
ちょっとしたハプニングとして、ガルーダ・インドネシア航空に関しては公式サイトから予約しようとしてもエラーが発生して予約画面に進むことができませんでした。
そこで僕は「Expedia」(旅行のオンライン予約サイト)経由で予約することになりました。
航空会社の公式サイトに問題がある場合、諦めてしまわずに旅行サイトから予約するのも一つの手です。
ウィングスエア
バリ島からスンバワ島行きで利用したのが直行便であるLCCのウィングスエア。
ウィングスエアではサーフボードの本数に応じてサーフボードチャージが決まり、一本に付き日本円で2,000円弱程度の設定。
僕の場合は2本だったので4,000円以内程度の計算となり、ガルーダ・インドネシア航空のフライト料金とさほど変わらないことになります。
ただし、なぜかサーフボードバッグの中身をチェックされずに一本のみのチャージとなりました。
ガルーダ・インドネシア航空
ガルーダ・インドネシア航空はLCCではないせいか、サーフボードチャージは掛かりませんでした。
ウィングスエアとの違いは、直行便ではなくロンボク島での乗り継ぎが必要となる点、短時間のフライトではあるものの機内食(パン×2とミネラルウォーター)支給の点が挙げられます。
まとめ
サーフボードチャージの料金は各航空会社によって異なり、航空会社のポリシーは変更される恐れがあります。
実体験として、エアチケット予約の際にサーフボードチャージ無料だったので選んだ航空会社が、空港のチェックインカウンターに行くと、一本なら無料だけど、二本目からはサーフボード一枚に付き一万円ほど掛かると言われました。
納得が行かずに交渉していたら、僕同様にポリシー変更を知らなかったベテランスタッフがやってきて、追加料金は要らないとのことで一件落着。
しかし、暫くすると空港内放送で呼ばれ、ポリシーが変更されたので追加料金が必要とのことで支払う羽目になる苦い経験があります…。
僕の経験はレアかもしれませんが、今回の情報は参考にしつつ、実際に利用される際には航空会社への確認を忘れないようにして下さい。