中南米を旅する上で最大の懸念事項であったのは飛行機利用時のサーフボードチャージ。
無料の航空会社がちらほらあるアジアとは違い、昔からアメリカ大陸の国々はガッツリと請求するイメージがあったし、ボードチャージの値段も高いのは知っていたためです。
とは言うものの、サーフトリップで訪れているので必要経費と割り切り臨んで見ると、アジアやヨーロッパとは異なるルールがあることなど気付きもありました。
今回の記事は、中南米サーフトリップにおけるサーフボードチャージに関する情報をシェアします。
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国際線の大陸別のサーフボードチャージ

中南米内の国際線のサーフボードチャージと言えば、航空会社によりけりですがザっと海外サーフメディアによるリストなどに目を通すと片道100~200米ドル(約1.5~3万円)ほど。
日本の航空会社だとJALのアジア内のボードチャージが片道1万円なので、約1.5~3倍もするわけです(ANAは国際線もボードチャージ無し)。
ちなみに、アジア内の国際線のボードチャージを軽く当ブログ記事で振り返ると、マレーシア~インドネシアのエアアジアが2千円、インドネシア~フィリピンのセブパシフィックが7千円弱。
こう考えると、中南米のサーフボードチャージは突出して高いです。
ちなみに、アジア内であっても法外なサーフボードチャージを課す航空会社が実はあり、それは最近ではLCCより安価で航空券を販売している中華系航空会社。
航空券自体はLCC以下の破格な値段設定になっているのですが、例えば中国国際航空のサーフボードチャージは片道400米ドル(約6万円)。
完全にやりすぎです…。
インドネシアなどへのサーフトリップを考えている方で、中華系航空会社の値段に魅了されている方はボードチャージの確認が必須です。
中南米で利用したフライトでのボードチャージ体験談

僕は日本からメキシコへのフライトはANAを利用したのでサーフボードチャージは無し。
恐れていたボードチャージが課せられたのはメキシコ入り後となり、メキシコ国内線はもちろんの事で、僕が利用したビバアエロブスのメキシコ国内線は片道で4千円弱でした。
国内線のボードチャージは想定内の金額ですね。
ただ、今回のテーマは国際線という事で、ここから実際に利用した航空会社のボードチャージを紹介していきます。
ラテンアメリカ国際線のボードチャージなどオプション料金

僕がサーフボードを持って利用した中南米の国際線は以下の通り。
*メキシコシティ(メキシコ)~リマ(ペルー):ボラリス航空
*キト(エクアドル)~ボゴタ(コロンビア)~メキシコシティ(メキシコ):アビアンカ航空
メキシコシティからリマへのフライトは直行便だったのでシンプルで、サーフボードチャージは2,108ペソ(約1.7万円)。
問題となったのは、エクアドルからメキシコへの移動で直行便は無し。
選択肢は1か所経由の乗継便となり、航空会社はアビアンカ航空かコパ航空というオプション。
アビアンカはコロンビアの航空会社でコロンビア経由、コパはパナマの航空会社なのでパナマ経由となります。
両社の違いとしては、最安チケットが1万円ほどアビアンカの方が安い代わりに、グーグルフライトによるとレッグスペースに違いがあり、アビアンカは71センチでコパは79センチ。
となると、アビアンカはLCCなのかと思いきや、LCCではなくLCCと競争するために「LCC化」しているだけとのこと…。
航空券代を安くしないために「LCC化」と言う言葉を使っているようにしか思えませんが。
と言うのも、コパとのチケット代の1万円差は、アビアンカは23キロ以内の受託手荷物に8,500円ほどかかり、コパは無料なわけですから。

重要なのはサーフボードチャージで、これだけはアビアンカが健闘する結果に。
*アビアンカ航空のサーフボードチャージ:105米ドル
*コパ航空のサーフボードチャージ:100米ドルまたは150米ドル
コパは興味深く、パナマ経由便利用だとパナマ滞在が24時間未満だと150米ドル、パナマ滞在が1~7日の間だと100米ドルとの設定でした。
一番の驚きだったのは、経由便利用だとフライト2区間利用となるので、アジアやヨーロッパで僕が体験した航空会社は全て1区間ずつオプション料金の請求がされました。
今回の場合だと、サーフボードチャージが2倍になると言ったところです。
なのですが、アビアンカもコパも1区間分の請求しかされないのが意外であり、この設定はラテンアメリカ特有なのかもしれないと思いました。
全ての航空会社を調べたわけではないのであくまでも予想ですが。
ちなみに、経由便利用での受託手荷物の請求も1区間分のみでした。
まとめ
とにもかくにも、かなりトリッキーなシステムであったと言えるサーフボードチャージ。
しかも、公式サイトをいくら調べても値段が表記されていないこともザラだし、問い合わせメールをしてもすぐに回答を得られることはまずなし。
たとえ公式サイトに料金が表記されていても、実際に空港カウンターに行ったら異なる料金表が提示されていたりと、あまりにも全てが適当でした。
東南アジアでも適当だなと思っていたものの、ラテンアメリカはさらに輪をかけた印象です。
それだけカルチャーが異なるので面白いとも言えるので、ラテンアメリカを旅する場合は気長に臨むしかないですね。
ただ、サーフボードチャージうんぬんよりも、とにかく航空券が高すぎなのは辛かったです。