標高の高いエリアを連続して訪れる予定となっていたので、人生初となる高山病予防薬をペルーの首都リマで購入しました。
当初は薬を使わず、どのような体調の変化が訪れるのか試してみたい気持ちが強かったのですが、短期間で複数の高所スポットを巡るので体調を崩しては厄介。
また、僕の場合はビールをいつも通り飲むだろうと思ったので購入に踏み切りました。
今回の記事は、リマで高山病予防薬を購入した際の情報をシェアします。
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訪れたペルーとボリビアの高地エリアについて
高地エリアの行き先の標高は、クスコ(3,399メートル)、マチュピチュ(2,430メートル)、レインボーマウンテン(5,036メートル)、ラパス(3,650メートル)、ウユニ塩湖(3,700メートル)と言った感じ。
日本で最も標高が高い富士山の頂上が3,776メートルなのですが、富士登山で頂上に滞在するのは極めて一瞬のこと。
そのため、特にレインボーマウンテンなんかではどれほど酸素が薄くなるのか体験するのが楽しみでした。
ペルー国内で高山病予防薬購入の流れと服用ルール
日本では処方箋がないと高山病予防薬を手に入れる事はできないそうですが、標高の高いペルーでは至る所にある薬局のチェーン店で処方箋なしで購入可能とのこと。
そこでまずはスペイン語での現地名(Acetazolamida)を調べ、グーグル翻訳で「Do you have Acetazolamida?」と言う文章をスペイン語訳した画面をスクショ。
そしてどこでも目にする薬局チェーン「Inkafarma(インカファルマ)」へ向かうことに。
まずは「ペルドン(英語のエクスキューズミー)」と声を掛け、スクショを見せます。
そこからスペイン語で怒涛のラッシュが返ってきて、意味は分からないけど「アーハーアーハー」と返答。
最後に値段だけは26ソルと聞き取れ、クレジットカードで支払って終了。
26ソル(1,100円)で購入したのは10錠で、1錠が250mgでネット情報だと一回の摂取は半分の125mgで良いそうなので、高地を訪れる前日から到着後3日後の4日間、半錠を1日2回飲むとのこと。
ちなみに、予防薬として飲んでいて高山病になった場合は治療薬として使えるらしく、治療薬としては倍量となる1錠を1日2回服用するそうです。
高山病予防薬を服用して実際に高地エリアを巡ってみての体験談
高山病予防薬を服用して臨んだ高地エリアの旅ですが、最初に服用したのはクスコへの出発前日。
クスコでは特に高山病の気配もなく、その後のマチュピチュも特に問題はなくクスコでもマチュピチュでも普通にお酒を飲んだほど。
ただ、タイトなスケジュールでの観光とシンプルに体が疲れていたので、普段よりもお酒の摂取量は少なかったですが。
レインボーマウンテンでは高山病と言うよりも、酸素が薄いために上り坂を登っている時はすぐに息が切れるので、普段と比べるとかなりスローペースでのトレッキングとなりました。
ターニングポイントは、夜間の長距離バスでクスコからラパス(ボリビア)への移動後。
同バスでは全く暖房が掛かって無い上にブランケットもなかったので到着後に頭痛がし、この頭痛が高山病によるものなのか風邪気味なのか当時は分かりませんでした。
ですが、その後は標高が低いリマに戻るまで頭痛が多少なりとも続いていたので、高山病の一種だったのかなと今では思います。
という事で、僕の場合は高山病予防薬を飲んでもおそらく高山病にかかり、なおかつ発症後に同予防薬を服用すると症状の軽減に役立ちとのことですが、僕の場合はあまり効果がなかったように思います。
まとめ
高山病予防薬を全く服用しなかった場合と比較できないので何とも言えませんが、僕は服用して良かったかなと思います。
僕のシンプルな性格的に服用する事でプラセボ効果もあるでしょうから、プラスに働く可能性が高いと思うので。
ただ、結果としては頭痛を避ける事はできなかったので、高地にしばらく滞在するのは楽ではないと感じました。
ちなみに、僕がペルー首都のリマからクスコに飛んだのが12月9日、ラパスに到着したのが12月14日と5日ほど経っていて高度順応できたと思っていたのに頭痛の症状が出たので油断大敵です。