前回のバレルと同じく、フィリピンで国内サーフイベントが開催されているミンダナオ島の南スリガオ州に位置するラヌーサ。
日本語でも英語でもとにかく情報が少ないエリアだったので、ネットで数少ない情報を集めてラヌーサローカルにSNSでコンタクトを取って情報を得た事で、何とかサーフトリップを行う事ができました。
ミンダナオ島に到着してからの公共交通機関のタイムスケジュールさえ、このネット時代においても存在しなかったのですからハードでしたが…。
今回の記事は、フィリピンの南スリガオ州ラヌーサのサーフィン情報からアクセスや宿などといったサーフトリップガイド情報をお届けします。
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ラヌーサへのアクセス
フィリピンの首都マニラからのアクセスになると、マニラからまずはミンダナオ島のブトゥアンまたはスリガオまで飛び、その後はロングドライブでの移動となります。
移動の詳細についてはすでに別記事で記しているので、下記リンク先からチェックして見て下さい。
ラヌーサの宿
SNSで繋がったラヌーサローカルに聞いて、薦められたのが上記のラヌーササーフキャンプ。
ここは「Castor」と言うサーフスポットのほぼ正面に当たる宿です。
行きのヴァンでドライバーに「ラヌーササーフキャンプ」と告げて連れて行ってもらったのですが、実は僕が泊まったのは上記宿ではなくすぐ近くの宿でした。
ただ、値段は事前に聞いていた1,000ペソ(2,700円)だったので、もしかしたら別棟みたいな場所だったのかもしれません。
この宿は予約しなくても泊まれると聞いていて、実際に訪れてみたら数組だけ泊まっている程度で空いていました。
ここ以外にはどれほど宿泊先があるのかどうかは不明。
と言うのも、ラヌーサは外国人観光客がコンスタントに訪れるようなエリアではないように思えるためです。
また、町中を散歩してもお店なんかは数える程度しかなく、ローカルの暮らしがメインのエリアだと感じました。
いつも利用している宿泊アプリのアゴダ、Booking.com、Trip.comで全く宿泊先がなかったので。
アプリで予約さえできれば、予約した宿にアクセスなどの問い合わせもできるので楽なのですが…。
ラヌーサのレストラン
事前にグーグルマップなどでいくつかレストランはあると思っていたのですが、コロナの影響で休業になっているようだったり、入りずらかったりとなかなかハード。
結局はサーフスポット正面にあるいかにもビジター向けと言ったビーチのレストランで食事しました。
料理はシシグやアドボなどフィリピンらしい種類が揃っていました。
ラヌーサのインターネット事情
宿でWiFiが飛んでいたのか覚えていませんが、僕はスマートのSIMカードを利用していてたっぷりデータ量が残っていたのでラップトップもテザリングで使いました。
宿のWiFiを使うならVPNをかますことになりますが、自分の携帯電波ならVPNの必要もなく楽ですし。
ラヌーサで実際に通信速度をテストした結果は以下となります。
田舎ではあるけれど、ネットのスピードは申し分なかったです。
ラヌーサのサーフィン
前回のバレルと言い、今回のラヌーサと言いフィリピンの東海岸と言う事で、風向きを考慮に入れたサーフシーズンは5~10月。
なのですが、僕が訪れたのは2月なので完全にシーズンに逆行したタイミングで狙ってしまったわけです。
これまで日本が冬の時期のフィリピンでは、西海岸となる南シナ海沿岸を狙っていたのは、季節風がオフショアになるためでした。
ただ、実際に経験することは決して悪い事ではないと思っていて、今回完全に外したことで分かった事は、ラヌーサは台風スウェルくらいが入らないとショートボーダーがサーフトリップで求めるようなコンディションにはならないという点。
台風スウェル狙いとピンポイントになると当てるのは簡単ではなく、さらにアクセスも決して容易ではないエリア。
と言うことで、僕がショートボーダーの友達にラヌーサを勧めるかと言うと、間違いなく勧めないと思います。
やっぱりこれだけネット情報が溢れている時代にもかかわらず、極端に情報が少ないサーフエリアはそれだけの理由があるのかなと考えさせられました。
まとめ
フィリピンが世界的なサーフエリアにならないのはそれなりの理由があっての事だと思いますが、どこかに秘宝が眠っているのではと諦めきれないのも現実。
現時点で学んだ事として、フィリピンでサーフスポット開拓するなら確実にレンタカーが必要ですが、車上荒らしが怖いというのが正直なところ。
日本から近い南国と言う事でどうしても気になってしまうのですが、今後はフィリピンを狙うのか考えどころです。
確実なのはインドネシアですしね。