フィリピン南部に位置するミンダナオ島。
ミンダナオ島と言うと、反政府組織のイスラム過激派が潜伏しているのでシンプルに怖いというイメージしかありませんでした。
でしたが、国内サーフイベントが開催されているラヌーサ(Lanuza)の波が良いらしいとのことで、波が良いならばと向かってみることに。
今回の記事は、フィリピン首都マニラからラヌーサへのアクセス方法に関する情報をシェアします。
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ラヌーサまでの移動の大枠
マニラからラヌーサへ向かうには、まずはミンダナオ島のスリガオ(Surigao)もしくはブトゥアン(Butuan)へ飛行機で移動。
その後は陸路移動となり、陸路移動は主にヴァン(ハイエースサイズの乗り合いタクシー)またはバス。
ここからは空路と陸路での移動詳細について触れていきます。
マニラ~ミンダナオ島への空路移動
僕がミンダナオ島の玄関口にしたのはブトゥアン。
地図で確認すると、スリガオとブトゥアンのいずれの空港からでもラヌーサまでの直線距離は似たり寄ったりに見え、ローカルにどちらの方がいいか聞くとブトゥアンと言われたためです。
フライトの違いとしては、ブトゥアンの方が1日に何便も直行便が飛んでいて、スリガオは直行便はセブゴーが1日1便飛んでいるだけ。
フライト欠航などの恐れを考慮に入れると、やはり便数の多いブトゥアンの方が無難と言えるでしょう。
ちなみに、陸路移動に時間がかかりラヌーサ到着が日没後になる事を避けた結果、利用したマニラ発のフライト時刻は午前4時25分。
マニラのホテルを出発したのは午前2時半で、一度寝たら起きれなくなると思い徹夜したのでハードな移動でした。
フライトの料金など詳細情報については以下のリンク先をチェックして見て下さい。
ラヌーサへの陸路移動
ラヌーサへのアクセスで重要なポイントになるエリアは、僕が利用した空港のある「ブトゥアン」、もう一つの空港の「スリガオ」、ラヌーサから1時間ほどの距離に位置する「タンダグ(Tandag)」。
陸路は主にヴァンかバスでの移動となりどちらも値段は似たり寄ったりで、特徴としてはヴァンの方が移動時間が短く、バスは停車しまくりなので移動時間が長くなります。
ヴァン利用:ブトゥアン空港~ラヌーサ
僕はラヌーサへの行きは空港からヴァンを利用しました。
事前に空港からのヴァン利用が一番楽だとローカルから聞いていたためです。
ブトゥアン空港到着後に「I’m looking for the van to Lanuza」とローカルに話しかければ教えてくれます。
料金はブトゥアン空港からラヌーサまで600ペソ(約1,700円)。
ただし、僕の場合は大荷物となるサーフボードバッグがあったので少し揉めて、当初は2,500ペソ(約7,300円)と吹っ掛けられたものの、最終的には2席分の1,200ペソ(約3,500円)に落ち着きました。
そしてヴァンは満員となって出発したのですが、狭い車内にでかいボードバッグと無理な体勢で乗っていたので過去一キツイ移動となりました。
3時間経った頃に4人グループが降車したことで、ようやく体が休まりました。
ちなみに午前6時45分頃に空港を出発し、2時間弱経った頃にレストランに寄って食事をしたくらいで、後はひたすらドライブで5時間強ほどでラヌーサに到着しました(ネット情報だとヴァン移動は2時間半から3時間ってあったけど…)。
そしてラヌーサで降車した僕がヴァンの最後の乗客でした。
バス利用:ラヌーサ~ブトゥアン空港
ブトゥアン空港へ戻る時は長距離バスを利用しました。
行きのヴァンドライバーが帰りのトランスポートを自ら約束してきたのに、バックレられたためです。
バス利用だと空港までの直行がないので、この時に経由地となるのがラヌーサから南に1時間ほどの距離に位置するタンダグ。
タンダグまで移動すればブトゥアン市内へのバスが運行しているので、ラヌーサ~タンダグはトライシクル、タンダグ~ブトゥアン市内はバスを利用しました。
ラヌーサでバスターミナルを兼ねている場所が「Lanuza Public Market」なので、同マーケットへまずは移動。
同マーケットでトライシクルを捕まえて500ペソ(約1,450円)で1時間ほどでタンダグへ連れて行ってもらい、タンダグからブトゥアン市内までは6時間半ほどで510ペソ(約1,500円)。
バスの発車時刻などスムーズに移動できたとしても、バス利用だと8時間超はかかると考えた方が良いですね。
スリガオ空港~ラヌーサ
僕はブトゥアン空港利用だったのでスリガオ空港コースは経験していないのですが、スリガオ~タンダグのバスとヴァンがあるそうです。
スリガオルートの方が間違いなく移動時間は短いはずなので、今回の経験を踏まえた上で個人的にはスリガオルートの方がお勧めです。
マニラからの空の便がスリガオ行きは少ないという弱点があるので難しいのですが。
番外編
僕が移動ルートを調べている時にあったのが、セブ島~タンダグのフライト。
タンダグまで空路で移動できれば、後はトライシクルで移動できるのでメチャクチャ楽です。
ですが、このルートのフライトが2月以降は廃止になったようで、フライトスケジュールから姿を消してしまったのが残念でした…。
まとめ
インドネシアと比較すると、個人的にはフィリピンサーフトリップは全然ハードだと思います。
サーフエリアがサーフトラベラーに慣れていないので受け入れ態勢が整っていない点が大きいです。
そのためラヌーサへのサーフトリップも、待ち受ける困難を想像すると少し気持ちが重くなってしまったのも事実。
ですが、ハードモードを経験すれば自己成長する事は分かっているので行ってみて良かったし、良い経験ができたと思っています。
ラヌーサへのサーフトリップを考えている方は参考にして見て下さい。