『大人の英会話①』最初の一歩は英語発音の学習!理由や勉強方法など

当ブログは海外へのサーフトリップがメインと言う事で、切っても切れない存在となるのが英語で特に英会話。

僕は今でも英語がペラペラには程遠いものの、海外に行っても英会話で不安になるレベルではありません。

そんな僕がこれまでの経験を踏まえて、英会話学習のために最初にやれば良かったと思うのが英語発音を学ぶこと。

発音は英会話において基礎であり、基礎を学ばずして勉強を進めていけば必ずいつか高い壁にぶつかるためです。

今回の記事は、大人になってから英会話を学ぶ上でなぜ発音が重要なのかについて僕なりの見解をシェアします。


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よく聞くあのセリフ

「英語は海外(英語圏)で暮らせば自然に喋れるようになる」と聞いたことはないでしょうか!?

僕も同様の経験があり、日本で大学を卒業後にオーストラリアへ留学する前に帰国子女の友達に「事前にどんな勉強をした方が良いかな?」と聞くと上記のセリフを言われました。

個人的にこのセリフは半分正解で半分間違っていると思っています。

そしてその差が生まれるのは年齢による点が大きいのではと感じています。

海外生活すれば自然に英語を喋れるようになるか?

前述したセリフについてですが、僕の経験としては20歳未満の子供ならば可能で、20歳以上の大人ならば不可能ではないけど難しいと思います。

子供については経験が少ないためか脳が柔軟で吸収力があり、母国語以外の発音なども自然と聞き分ける事ができるケースが多いようです。

僕が10歳の甥っ子と話をしていた時、その子はサッカー好きでYoutubeでヨーロッパのリーグの試合なんかを見ていて言語は日本語ではなく英語など。

そのおかげで耳が鍛えられたのか、英会話を習っているわけではないのに選手の名前を言う時に「B」と「V」の英語発音を使い分けて喋っていたのには驚かされました。

理由を聞くと「違う音だから」としっかり別物と認識していました。

このように耳からのインプットだけで発音の違いを認識できれば、言うまでもなく英語をマスターするまでのスピードが圧倒的に早くなるのは言うまでもありません。

次に大人のケースとして、僕がオーストラリアに行ったのは大学卒業後と言うことで20代前半で、結局1年半ほどオーストラリアで暮らしながらも発音の違いについては理解できませんでした。

ちなみに、当時の僕の英語力は最初の半年が語学学校、その後の1年がTAFEと呼ばれる公立の専門学校で、私立ならばお金だけ払えば入学できますが、公立はIELTSというテストを受けてある程度のスコアが無いと入学できません。

アメリカで言うTOEFLのようなもので、無事に必要なスコアを獲得してネイティブに混じって授業を受けていいとのお墨付きを得たので、そこそこの英語レベルはあったと思います。

ですが、語学学校ではオーストラリア人の先生から発音の間違いを指摘され、実際に目の前で発音してくれるのですがサッパリ。

理由としては、音声認識に関する人間の脳は、母国語に無い音については似たような音に置き換えて認識するとか。

だからこそ、英語では日本語の「ア」の音がだいたい3種類あると言われ、英語を母国語にする人は3種類の異なる音と認識しているのに、日本人は同じ音に聞こえてしまうので不思議な表現となっています。

ただ、この現象も時間はかかるものの、練習を繰り返せば大人になってからでも異なる音だと認識できるようになります。

発音を知らない弊害として、相手から聞き返された時に日本語であればゆっくりと喋って理解してもらいますが、発音が分からないとゆっくりと喋ろうがそもそも正しい発音を知らないので伝わらない…。

こういった点もストレスの一つとなり、日本人が英会話に対して消極的になる要因の一つだと思いますし現に僕はそうでした。

どうすれば英語発音を学べるか?

僕は耳コピでネイティブの先生の真似をしても発音できるようにならなかったので、耳が良くないのか重症な部類だったと思います。

じゃあ、どうすれば良いかと言うと感覚で学ぶことができないのなら理論的に学ぶしかありません。

まずは発音する時の正しい口内の舌のポジションなどを参考書などで学び、そこから正しいポジションニングでの発音の反復練習をするのみ。

ポジショニングをちゃんとしても、舌のどの位置に力を入れるなど細かな点でも音は変わるのですぐにできるようにはならず、何度も繰り返して経験を積むしかありません。

ちなみに、英語の子音と母音はそれぞれ20個ちょっとあり、合計で40個を超えるので覚えるのは大変そうですが、日本語発音と似ている音もたくさんあるので完全に知らない音はわずかになります。

そのわずかな未知の音を集中的に練習していくことになり、未知の音は前述した通り、知識内の似た音に変換して頭で認識してしまうので別物として頭が理解するようになるには数十回練習したくらいですんなりと認識できるようになりません。

こう考えると、自然と違いを認識できる子供のうちに語学を学んでしまう事がいかに効率的であるのかが理解できますね。

僕はなかなか成果が出なくて、何度も諦めては勉強を再開しての繰り返しでしたが、しつこく続けると知識と経験がレベルアップしていき、当初は気付かなかった点もあった参考書の説明がすっと理解できるようになったりと徐々に変わっていきました。

成果がすぐに出るものではないので諦めてしまいがちですが、継続すれば必ず変わっていくので英会話できるようになりたいのならば継続しましょう。

まとめ

「英会話は簡単」などと言ったセンセーショナルなセリフをSNSでよく見かけますが、にもかかわらず英会話のできない日本人の多さを考えれば簡単なわけがないとすぐに理解できるでしょう。

英会話だけでなくスポーツなども含め、どんなことでもステップアップしていくには時間がかかり、その過程は地味なので脱落していく人が多いのです。

なんとかコミュニケーションできるくらい英会話力が付き始めれば確実に世界が広がり、特に海外旅行における自由度は格段に高くなるので頑張ってみてはいかがでしょうか。

最後になりますが、英語発音を学ぶ上でお勧めの参考書は「英語耳」で、僕も実際に英語耳を使って練習しました。

勉強方法としては、第2~4章までを何度もリピートすること。

参考書の1ページを時間をかけじっくり読んで理解しようとするのではなく、最初から最後までザっと読み進める感じで何度も繰り返し触れる回数を増やした方が記憶への定着力は良いと思います。

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