海外サーフトリップに出れば、みんながみんな使っていると言っても過言ではない波情報サイトのMSW(MagicSeaWeed)。
無料で利用していても1週間先の波予報をチェックできる上、カバーしているサーフエリアの数が途方もないためです。
ちなみに、波情報サイトと言うとWSLの公式サイトであるサーフライン(Surfline)が最も有名であり、MSWとサーフラインはライバルのように思えますが、サーフラインはMSWを買収しているので親会社です。
そんなMSWが今年、大幅に年会費を上げることになりました。
今回の記事は、MSWの価格高騰に加え、プロ会員として数年使ってきた僕なりのMSWに関する感想などといった情報をシェアします。
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意外なことで気付いたMSW値上がりについて
僕はMSWプロ会員をサブスクリプションしていたので、基本的に登録したクレジットカードから会費が年に1回自動引き落としとなっていました。
毎年10月後半の引き落としとなっていたのですが、今年はたまたまメインで使っていたクレカを変更し、MSWに登録していたクレカで引き落としができなかったとメールがきました。
そこでMSWの会員ページに飛び、新しいクレカ情報を登録しようとしてもできない。
なぜだろうと思い、サブスクページを入念にチェックしていると、驚きの表記を目にすることに。
今まで19.99ドルだったのに、引き落としできなかった今年だけ49.99ドルになってる…。
これはおかしいと思い公式サイトを見ると、99.99ドル/年もしく12.99ドル/月と記載されているので値上がりしてる。
まぁ、僕のサブスクページだと49.99ドル/年だったので、既存会員へは便宜を図ってくれていたのかもしれませんが。
ちなみに、以前の会費を調べてみると28.99ドル/年もしく2.89ドル/月だったそうです。
となると、僕の19.99ドルとも相違があり、何が何だか良く分からなくなります…。
MSWプロ会員だった理由
一般的に最大手のサーフラインではなくMSWの会員になったのはシンプルで、MSWの方がカバーしているサーフスポットが多かったのです。
そんなMSWは会員にならなくても1週間先の波予報を無料で使えるものの、あえて会員となったのは半月先までの波予報が使えたためです。
僕の場合、以前であれば1か月、今年であれば2か月ほどと長期でサーフトリップに出るので、出来るだけ訪れた先で真価を発揮した波に出会いたいためです。
波が当たるまで目的地にひたすら滞在すれば良いだけの話のようにも思えますが、基本的に僻地が多いので場所によっては宿代が高い場合もあります。
長期の旅になると大きなコスト負担の一つが宿代であり、宿代を抑えるには都市部など価格競争が熾烈なエリアに滞在するのがベスト。
そのためには、都市部に滞在しながら波予報を駆使して、スウェルが入るタイミングでストライクミッションするのが最もコスパが良いためです。
MSWの波予報の精度は!?
波予報の精度に関しては、風波かグランドスウェルかによって大きく異なると思います。
大まかな目安として、風波はスウェルの周期が10秒未満、グランドスウェルは10秒以上です。
風波は突発的に発生してはいきなり消えたりとトリッキーで、グランドスウェルは遠距離を移動してきたスウェルなので一度入ると風波以上に持続します。
ということで、MSWではトリッキーな風波は予報が外れることが多々あり、グランドスウェルは信頼度が高いと言えます。
グランドスウェルであっても、実際にサーフスポットで反応するまでのタイミングが予報通りにならない事は珍しくないのですが。
それでもMSWを使い続けたわけ
スウェルが入るタイミングが前後しようとも、まとまったスウェルが入ると言う事実を知れるだけでも大きなメリットだと思います。
ならば、MSWにこだわらず「Windy」などといった他のアプリでも良いように思う方もいると思いますが、各サーフスポットの風情報もまとめて知れたりと、サーファーフレンドリーなデザインである点がやはり大きかったです。
ただ、これほど大きな値上がりになると悩ましいのですが、新たなメインカードを登録しようとしても弾かれるので、僕の場合は会員継続が不可となりました…。
まとめ
昨年に僕が支払った年会費が19.99ドルで、公式サイトに記された今年の年会費は99.99ドルと約5倍の値上がり。
ちなみに、MSWだけこれほど価格高騰したのではなく、親会社のサーフラインも同様の料金となっています。