現在、観光でインドネシアを訪れる場合、基本的に観光客が利用するビザはインドネシア到着後に購入する到着ビザのVOA(Visa on Arrival)。
到着ビザを取得すると最長で30日までのインドネシア滞在が可能となるのですが、観光であっても30日じゃ足りない方もマイノリティながらいるはず(VOAは1回のみ延長可能なので最長で60日滞在可能)。
コロナ前であれば、ビザランと言って30日目に一旦インドネシアを出国し、近隣国から再入国する事で再度30日の滞在が可能でしたが、現在の目まぐるしく変わる情勢を考えると面倒くさい。
今回の記事は、インドネシア首都のジャカルタでVOAを延長した際の手続きの流れをシェアします(2022年6月23日付)。
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どこのイミグレーションに行くのか
イミグレーションはインドネシア語で「imigrasi」なので、グーグルマップでジャカルタエリアを表示して検索をかけるといくつもの候補地が上がります。
その中から最も近いイミグレーションに行けば良いという訳ではなく、滞在地の住所の区画に当たるイミグレーションに行かなければなりません。
観光客であれば大半は宿に滞在すると思いますが、グーグルマップで滞在宿の住所を確認すると、「Jakarta Pusat」や「Jakarta Barat」とジャカルタの後ろに付いた単語は東西南北といったエリアを示しています。
グーグル翻訳で調べればすぐに分かりますが、「Pusat(中央)」や「Barat(西)」などで、滞在エリアの区分けを調べてから、グーグルマップで「imigrasi pusat」などで検索すれば目的地は見つかります。
僕は宿から最も近かったイミグレーションに行き、窓口で突き返されたので事前に確認しておきましょう。
イミグレーション訪問の際の服装
グーグルマップのクミコミを見ると「イミグレーションは正装で訪問しなければならない」などのコメントを目にしました。
そこで実際にイミグレサイトをチェックしに行ったのですが、何度アクセスしても不具合のせいなのかアクセスできず。
結果的に公式サイトからの正式な情報を得ることなくイミグレに行くと、ハーフパンツと言う事で門前払いを喰らいました…。
ちなみに僕は、まずはハーフパンツで門前払い、次は管轄違いで門前払いとかなり無駄な使いを費やしましたので気を付けて下さい。
話を正装に戻し、正装と言うと上着は襟付きとのイメージがありましたが、ただのTシャツで問題ないので、とにかく長ズボンと靴を履いていけば問題なし。
VOA(到着ビザ)延長手続き:初日
イミグレーションでの到着ビザ延長の手続きはエージェント任せではなく自力で行う場合、3回イミグレーションを訪れる必要があります。
ただし、イミグレはインドネシア人用と外人用に分かれていて、外人用は僕が訪れた際は常に空いていたので、インドネシアにしてはスムーズに事が進みました。
イミグレーションを訪れる際に必要なものは以下の通り。
*現金510K(510,000)インドネシアルピア
まずはイミグレの外人用エリアの窓口に行って「VOAを延長したい」と伝えると、申請書を渡されるのでその場で記入します。
申請書の記入を終えると、申請書に10kのスタンプ(収入印紙)を貼る必要があるので指定された場所へスタンプを購入しに行き、そのスタンプをスタッフに渡して貼り付けてもらいます。
続いてはビザ延長料金の500kのビリング(請求書)を手渡され、イミグレ内にある郵便局で500kを支払って初日は終了。
ちなみに、現金も上記にて必需品と記しましたが、イミグレ内にいくつもATMがあるので、国際キャッシュカードやクレジットカードの海外キャッシングを使えばイミグレで現金の準備はできます。
さて、初日のタイムラインとしては、昼前に申請書関係の手続きと支払いを終え(1時間強)、2回目の訪問は翌日の13~15時と指定されました。
参考までに、初日はパスポートをイミグレに預けずに持ち帰りました。
VOA(到着ビザ)延長手続き:2日目
初日に聞いた説明によると、2日目にやることは写真撮影と生体認証(指紋採取)とのこと。
事前のネット調べでは延長理由に関するインタビューもされるとの情報もあり、実際に軽い会話の流れで「延長はホリデーのためでしょ」みたいに聞かれた程度でした。
2日目は数分で終わる用件でしたが、無駄に待ち時間が長くて30分ほどかかりました。
最終日となる3日目は、1日空けてからと指定されました。
実際には用件を終えた時点では何も告げられなく、仕方なく外人用窓口に行って教えてもらいました。
ちなみに、2日目はパスポートを預けることになるので、支払い済みの請求書とパスポートのコピーをホッチキスで留めた文書がパスポート代わりになります。
VOA(到着ビザ)延長手続き:最終日
最終日はパスポートを受け取るのみなのであっさりと終了。
まとめ
結果として、今回のVOA延長は日程にして4日間、金額は510k(およそ4,600円)でした。
また、外人用窓口ながら英語を喋れるスタッフは限られているものの、インドネシア語が喋れなくても英語で何とかできた事を報告して終わりとします。