現在、海外から日本帰国時はPCR検査の陰性証明書とワクチン接種証明書(3回目の接種を終え隔離緩和を希望する方のみ)に加え、日本政府が求める誓約書と質問票の提出が必要となります。
具体的な内容については厚労省のサイトからチェックして下さい。
上記文書は紙ベースで提出することもできますが、オンラインでデータ入力をしたり画像アップロードなど事前登録となるデジタルでの提出の方が遥かに楽で、このデジタル利用の事をファストトラックと呼びます。
今回の記事は、実際にファストトラックを利用した成田空港での検疫手続きの体験談や事前登録の注意点といった情報をシェアします(2022年3月12日時点)。
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ファストトラックについて
ファストトラックはデジタルベースという事で、僕にとって最大の利点であったのは誓約書などをプリントアウトする必要がなかった点。
旅中にプリンターを使える場所を探すのも手間が掛かるので、オンラインで完結できた点は非常に助かりました。
一つだけ想像と違っていたのは、ファストトラック利用者はすでに検疫手続きの審査完了済み、紙ベース利用者は空港到着後に審査となるので、両者の導線は異なると思っていたのですが同じ列に並ぶことになりました。
つまり、ファストトラックを利用したものの、僕の場合は空港滞在時間の短縮に繋がる事はありませんでした(空港到着から強制隔離ホテル到着まで6時間弱)。
理由としては成田空港でのファストトラック運用が3月9日からで、僕が利用したのは3月12日だったので、まだ対応できてなかっただけとは思いますが…。
ファストトラックでのファイルアップロードの注意点
ファストトラックでは、誓約書や質問票は記入だけとなりますが、陰性証明書はデータのアップロードが求められます。
基本的に陰性証明書は検査した病院からメールが送られてきて、そのメールに検査結果を記したPDFファイルが添付されています。
そこでPDFファイルをアップロードしようとしたのですが、全くアップロードができず。
アップロード箇所には指定拡張子の記載、そしてアップロードできなかった原因が表示される事がなかったので理由は分からず。
そこでネット検索しまくると、画像ファイルとの言葉を見かけたので、PDFファイルをスクリーンショットで画像ファイルにしてみるとアップロードできるようになりました。
ファストトラック利用でもワクチン接種証明書は必要
ファストトラックの事前登録で審査完了になると、政府指定アプリ「MySOS」で以下のような表示となります。
「ワクチン接種証明書」の欄は審査完了となっています。
3月から日本政府は入国制限緩和に舵取りをしたものの、ワクチン接種については逆に厳格化されました。
僕は2回のワクチン接種を終えてワクチンパスポートを持っていますが、日本政府としては3月からは3回目の接種を受けていない僕なんかは、1回もワクチン接種していない方と同じ扱いになりました。
そして「ワクチン接種証明書」の項目は冒頭で「有」または「無」の選択となり、僕は「無」を選んで審査完了となりました(「有」を選んだ場合は画像データをアップロードするのだと思います)。
なのですが、検疫手続き時には「ワクチン接種証明書」を提示して下さいと言われたり、ちぐはぐな会話のやり取りとなることに。
おそらく僕のQRコードを読み取れば内容を確認できたはずですが、担当者は読み取りをしていなかったので対応が周知されていなかったと思います…。
こういったケースもあり得るという事で、3回目のワクチン接種済みで証明書のある方は(紙またはアプリ問わず)、いつでも見せれる準備をしておいた方が良いです。
まとめ
基本的には厚労省のサイトをチェックすれば事足りる事が大半ですが、少しトリッキーな点があったので記事にしてみました。
もしも日本帰国の予定のある方の参考になれば幸いです。