5月29日~7月27日までの60日間滞在した今回のインドネシア。
入国したのはジャワ島ジャカルタで、そこからジャワ島のチマジャ~タートルズを旅してジャカルタに戻ってビザを延長。
その後はバリ島へと移動し、バリ島を拠点にしながらロンボク島、スンバ島、レンボンガン島などを旅しました。
色々なエリアを訪れた中でも、個人的に最も印象的で気に入ったのはレフトバレルで知られるウエストジャワのタートルズでした。
今回の記事は、タートルズのサーフィン情報からアクセスや宿などといった旅情報全般をお届けします。
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タートルズへのアクセス
タートルズはウエストジャワと呼ばれるジャワ島西部に位置し、実際の場所は以下となります。
日本からのアクセスだと、まずはインドネシアの首都ジャカルタに飛び、その後はフライトがないのでチャータータクシーによる陸路での7時間前後のドライブ。
タートルズはジャワ島西部の中でもかなり南に位置していて、その手前に日本人サーファーにも人気のチマジャがあるので、チマジャからチマジャローカルと共に足を伸ばすサーファーもいるようです。
僕もチマジャからタートルズに移動しましたが、チマジャでは日本人サーファーを多く見ましたが(ほぼジャカルタで働いている日本人)、タートルズでは皆無。
理由としては、長時間アクセスという点に加え、チマジャはソフトな波に対しタートルズはハードと言う点が大きいと思います。
滞在しているサーファーも、ハードなサーフエリアでは定番と言えるオージー、アメリカン、ブラジリアンが大半でしたので。
移動のタクシーチャーターに関しては、チマジャからタートルズは750k(約6,800円)で移動時間はおよそ4時間でした。
タートルズからジャカルタに関しては、料金が1,500k(約13,500円)で移動時間は7時間半ほどかかりました。
タクシー料金については1台分の値段なので、複数人で利用して人数分で割ればその分だけ安くなります。
料金については一律ではないので、記載した料金が実際には高いのか安いのか分かりませんが、情報収集した上でこのくらいと納得した上での料金なのであくまでも目安程度。
日本人サーファーが思いっきりぼったくられるのは嫌なので情報を出していますが、上記値段が絶対ではないので、上記値段前後くらいならオーケーなレベルと想定して下さい。
タートルズの宿
宿の全体図は以下となります。
僕はチマジャローカルの力を借りて宿を取り、ブレイク目の前の宿に滞在しました。
ブレイク目の前には宿が2件あり、僕が滞在した宿以外はグーグルマップにも表示されていて、下記写真では右手の門となる宿がジャングル(滞在時は休業中でした)。
宿はインドネシアの都市部を離れれば定番と言えるほどオーソドックスな宿で、3食付きとミネラルウォーター飲み放題で250k(約2,250円)。
バスルームは2つあり、水を溜めるこじんまりとしたバスタブのような場所から手桶を使って手動シャワーをしたり、用を足したら手動ウォシュレットといったスタイル。
部屋は扇風機があるファンルームで、宿にwifiがなかったので携帯電話の電波が室内でも入った点は助かりました。
ちなみに、ブレイク目の前という好立地にも関わらず、この宿に滞在していたのは僕のみ。
他のサーファーはほぼサーフキャンプが集まったエリアに滞在していました。
理由としては、僕が滞在した宿は高いので、サーフキャンプの方が安い宿が集まっているのでしょう。
今回はチマジャローカルを介して予約した宿で、やはり誰かに間に入ってもらうと値段が上がるのは当然と身を持って知らされました。
ただ、良かった点としてはムスリム色の濃いエリアなのでアルコールの調達が大変だと思いますが、初日に1日何本くらい飲むか聞かれ、仕入れてきてくれたのは有難かったです。
タートルズでのビールは大瓶(620ml)が65k(約590円)で、チマジャの70k(約630円)より安かったです。
ちなみに、ジャカルタやバリ島のクタなどでは、1本が30k(約270円)なので倍以上の価格差となっています。
滞在中の食事は、朝食はオムレツなど軽いもので、昼食と夕食はガッツリお米でボリュームたっぷり。
昼食と夕食は野菜料理に加え、フライドチキンや焼き魚といった動物性たんぱく質も加えてくれていました。
タートルズのインターネット事情
他のサーフキャンプ事情は分かりませんが、僕が滞在した宿には今時珍しいのですがWiFiが設置されていませんでした。
となると仕事をするには、携帯電話の電波を使い、パソコンにテザリングして繋ぐしかインターネット利用ができなくなります。
なのですが、インドネシアで最大手の通信キャリア「テルコムセル」はタートルズではアウト。
実際に宿でチェックして見ると、電波が1本も立ちませんでした…。
ですが、「アクシス」という通信キャリアは使え、ノートパソコンにテザリングして何とか仕事もできました。
ちなみに、僕は楽天モバイルのSIMカードを使っていて、楽天は海外でもローミングで2ギガまでネット利用が可能です。
そしてタートルズでも楽天SIMの電波は立っていたので、楽天モバイルに問い合わせて見ると、インドネシアの海外ローミングで提携しているのはアクシスとの事でした。
タートルズでのサーフィン
上記写真がロータイド(干潮)の全景で、リーフの棚が良く分かるかと思います。
基本的に波質はレフトハンダーのバレルで、いわゆるデザートポイントやスーパーサックのようなロングバレルではありません。
波は記事ラストに掲載する動画を見てもらえば一目瞭然ですが、イージーそうに見えて実際に入るとイージーではなかったです。
波のサイズ的にはMSWで4~6フィートほどがベストとチマジャローカルに聞いていて、実際に訪れたタイミングは滞在前半が5~9フィート、後半が4~6フィートでした。
4~6フィートでオーバーヘッドほど、それ以上は頭半などのバレルということで間違いなくハードコンディション。
スウェルが入ってくる向きは西~南で、海は北へと向かって大きく動いていて(日本の台風スウェルが入った時のような状態)、波に乗ってワイプアウトしようものなら思いっきり北へとカレントで流されていきます。
水深はロータイドでもサーファーが入っていたので「どのくらいシャロー?」って聞いてみると「ベリーシャロー」との答えが返ってきました…。
僕はミッドタイドくらいでは入りましたが、インサイドで巻かれても足がリーフに触れた程度でした。
ただし、最も水深が浅いガッツリと巻いてるセクションでは巻かれてないので分かりません。
それだけチャージしてないってことで情けないので、絶対にタートルズはリベンジに戻ります。
ここからは、海に入る時と上がる時の場所を説明します。
パドルアウトの場所
まずはリーフブーツを履いてる人用のパドルアウトの場所ですが、シンプルに堤防の先まで歩いていき、リーフの切れ目から海へ飛び込んでパドル。
パドルを始めるとすぐに北側へ流されていくので、結果的に回り込むような形でパドルアウトする事になります。
リーフブーツを履かないサーファーは、ラインナップまで離れる事になるのですが、堤防の北側へと歩いていきます。
そしてリーフとビーチの境目辺りにはっきりとしたチャンネルがあるので、そのチャンネルからパドルアウトしていました(ボトムが砂のため)。
パドルインの場所
海から上がる時は、基本的にはチャンネルを使って上がります。
ただし、北へと向かうカレントが結構強かったりと厄介で、チャンネルよりも北に流されてインサイドに向かうケースもあるとか。
そうなると、インサイドはウニ地獄だそうで「マジでヤバいから絶対に気を付けた方が良い」とアドバイスをもらいました。
実際に僕より先に上がろうとしたサーファーがウニ地獄にハマり、僕が上がってから随分経ってからビーチに戻って来たので話を聞くと「身動きが取れなくなった」と話してました…。
まとめ
タートルズは、ハードなバレル、バックアップスポットが近くに無い、ジャカルタから遠いなど複合的な要素が絡み合ってか、それほど混雑してませんでした。
また、ソフトな波質のエリアはカオスになりやすいのですが、タートルズはマナーの良いサーファーばかりという点も最高で気に入りました。
ちなみに、わずかばかりのローカルサーファーはいるものの、バレルコンディションになるとローカルは入っても乗らないし、ほぼ入らないので、ビジター天国とも言えます。
長時間移動だけがネックではあるのですが、再び訪れたいサーフエリアとなりました。