マレーシアサーフトリップDay21:チェラティン~KL編(2019/1/30)

本日はついに最終日。

波を当てるまで帰らないつもりで来たチェラティンでしたが、波は当たったって言えるのかな~!?

今シーズン頭からずっと波予報をチェックしていたけど、チェラティンでは頭以上のサイズになることはほぼ無いのかなといった印象です。

人によってサイズの感覚は大きく異なる場合もあるので、断定はできませんが。

チェラティンが大きくサイズアップしない理由は、個人的な感想としてはグランドスウェルが入らないため。

南シナ海でのグランドスウェルは、フィリピンから中国大陸へ抜ける低気圧からがメインだと思います。

つまり、大陸に近いエリアではしっかりとスウェルが入り、僕が昨年訪れたベトナムのダナンでは頭オーバーくらいまでサイズアップしてサーフ可能でした。

でも、南シナ海の南部の奥深くに位置するマレーシアのチェラティンにはグランドスウェルが届かず、基本的には風波がメイン。

そのため、サイズに関しては期待できないのでしょう。

さて、そんなチェラティンでの最終日は朝一から海に入ることに。

写真を見ると夜中ですが、すでに時刻は午前6時50分。

そして海に到着して7時10分辺りを過ぎるとこんな感じの明るさです。

相変わらずミッドレングスやログなんかには最高のコンディションで、ショートボードには厚めの波で物足りないかな。

そー言えば、今朝はサラがいなかったな。

サラとは、チェラティンでサーフ可能となる北東モンスーン期にずっと滞在しているキレイなスウェーデン人の女性ロガー。

海ではよく会っていたので、会えば挨拶を交わす程度の間柄だったのですが、先日サラがログを流した時に僕が拾った事からちょこちょこ話すようになりました。

お互いに旅人なので、最終日に会えなかったのは残念だったけど、またどっかで会えるのかな!?

宿に戻ってからは朝食の定番である宿目の前にある二つのレストランが空いていたのでいつもの朝食。

ガッツリ朝食にコークなどのドリンクを付けて300円弱くらいと安いのも相変わらず。

こちらはレストラン隣にあるコンビニで、宿近くにはコンビニが二軒あり、僕は品ぞろえ豊富なこちらがお気に入り。

食後は最後なので軽く撮影に行くことに。

やっぱりログ向きの波だな~。

その後はサーファーがいなくなるゴールデンタイムにラストサーフということで、波は小さいので今回持ち込んだ秘密兵器のサーフマットでゴー。

膝~腰のロングウェイブがほぼ無人でブレイクするラインナップで波に乗っては、ピークまで歩いて再び波に乗る事の繰り返し。

それにしてもサーフマットはメチャクチャ難しい。

それでも、このサイズならショートボードで入るよりは断然楽しかったです。

というか、もっとサーフマットでサーフィンすれば良かった。

ショートボードが上手くなりたいのでショートばっかり乗ってたけど、サーフマットの方が断然楽しい。

サーフマットでのラストセッションを終えて宿に向かい歩いていると、朝は出会えなかったサラと遭遇。

あっさりとした会話で別れたものの、時間があれば一度じっくり話したかったな。

お互いにサーフィンしているものの、ロガーのサラとは求める波が違うので一生出会う事はないかもしれませんがステキな人でした。

その後は、こちらもラストとなる中華レストランで食事。

食後は宿に戻り、クアラルンプールへと向かうために荷物をパッキング。

宿のニャンコたちともお別れだ。

クアンタン空港からクアラルンプール行きのフライトは19時10分発で、チェラティンから空港までは40~50分なので17時に宿を出発予定。

一昨日くらいにすでに宿のオーナーにはフライトについて話をしていて、宿から空港までの話になり、Grabを使えば60~70リンギット、タクシーなら100リンギット、オーナーに送ってもらえば70リンギットということで、オーナーに送迎をお願いしていました。

まぁ、オーナーが往復で2時間近く宿を不在にするのも凄いのですが…。

ただ、17時になっても出発せず、オーナーの友達も乗車するということで待機。

サーフボードバックを持ってタクシーに乗る時、助手席を倒してバッグを詰め込み、僕は運転席後方の席に座るのでどうするのかと思ったら、オーナーの友達は狭い助手席になんとか乗り込んでの乗車(笑)。

そんなこんなでクアンタン空港へは18時頃に到着。

チェックインを終えたら搭乗口へ。

国内線なので軽い荷物検査のみでサクッと搭乗検査は終了。

ちなみに、どれほど検査が軽いかと言うと、ローカルの大半が金属探知機で「ピー」と反応しながらも、ボディチェック後にスルー。

ここまで緩くて大丈夫!?というくらい適当でした…。

少し飛行機が来るまで待ち、定刻通りに搭乗がスタートとスムーズ。

そしてテイクオフから1時間もしないでクアラルンプールへと無事に帰還。

サーフボードバッグを受け取ってゲートを抜け、出口に向かって進んでいると国際線のミーティングポイントに到着。

KLIA(クアラルンプール国際空港)2は国内線出口が国際線出口の奥のようです。

すでに慣れ親しんだ景色に安堵しながら、帰国便に乗るわけではなくクアラルンプール市内に向かうため、空港出口へ向かう事に。

そっこーで日本に帰国するより、数日してから帰国の方がエアチケットが安かったのと、もう少しKL市内を探索したかったんですよね。

宿もエアコン付きで一泊1,000円強と安いですし。

という事で、混雑した空港出口でGrabタクシーを呼んで予約した宿へ。

KLIA2からKL市内繁華街のブキビンタンまで1時間ほどのドライブで75.80リンギット(約2,100円)でした。

ただ、目的地に設定した場所に到着するとスラムのようなヤバい雰囲気で(時刻は21時半頃)、どう見てもおかしい。

ドライバーも「ちょっとヤバいけど、マジでここでいいの?」と聞いてくるので、体一つで場所を確認しに行くと、確かに僕の予約した宿の名前が書かれたエレベーターがあるものの、鉄格子で閉鎖されてる。

ちなみに、オンラインでの宿選びの時には口コミを必ずチェックしていて、今回の宿は日本人もよく泊っているようで「部屋が狭い」とのコメントはあったものの、「ヤバい場所」とのコメントは見当たりませんでした。

良く分からないけどまあ良いかと思ってサーフボードバッグをタクシーから下ろし、鉄格子の所に行き、近くにいた人たちに「どうすれば入れますか?」と聞くと、この宿の入り口は裏だと。

重いバッグを担ぎながら悪臭漂う裏通りに行っても入り口はなく、また聞き込みをすると「明るい表通りだよ。ってか、この車はオレのボスのだから、そのバッグを絶対にぶつけるなよ」と注意される始末。

結果的には、グーグルマップの場所が間違っていたのです…。

何とか宿を見つけてレセプションに到着すると、どうやら普通の宿でした(笑)。

良かった良かった。

最低ランクの部屋は狭いとの口コミを参考に、僕は100~200円ほど高い部屋を取っていたので、部屋も申し分なし。

無事に荷物を部屋に突っ込み、22時過ぎにビールを買いに行くと、なんとビールは今回の旅で最安値の5.75リンギット(約160円)。

少し治安が怪しそうな場所の方が物価が下がるんですね。

ビールが安いのが嬉しく、思わず少し値段が上がるスーパードライも買っちゃいました。

そんなこんなで夢の世界へ。