2023年1月末からスタートしたインドネシアの到着ビザ(VOA)の電子版となるeVOA所持者に認められたオンラインでのビザ延長申請。
コロナ禍により極力接触を避けようとする動きから、オンライン化の流れは様々な分野で増えていて、インドネシアのビザも追随したというわけです。
メチャクチャ便利で助かっていたのですが、2025年5月末からレギュレーションが変更となり、再びイミグレーションに行かなければならなくなりました…。
今回の記事は、インドネシアへの観光客が入国する際に求められる到着ビザの延長に関するルール変更についての情報をシェアします。
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従来のVOAとeVOAの延長手続きについて
まずVOAの延長について軽く触れておきますが、2023年1月末の変更以前においては、滞在先の住所の管轄となるイミグレへと3回通ってようやく延長と言う流れでした。
その流れが大きく変わったのが2023年1月末のことで、僕は2023年4月に実際に試してみて一瞬で延長手続きができ感動しました。
そして同年2024年1月に再び試みると、今度はシステムエラーなのか良く分かりませんがオンライン申請できずイミグレに通いましたが…。
eVOAオンライン申請手続きの変更点

これまではオンライン上で申請と支払いを行い、10分以内で終わるという流れでした。
なのですが、2025年5月28日付のインドネシアのイミグレのプレスリリースで変更が発表され、翌29日から新たなレギュレーションへと移行しました。
新たなレギュレーションでは、1回はイミグレに直接行かなければならなくなったので、僻地を旅する人には非常に不便になりました。
僕もこのレギュレーション変更により、ジャカルタに戻ってくることになりましたし。
インドネシアeVOA延長手続きの体験談

僕もレギュレーションの変更など知らず、インドネシア入国直後にオンラインで延長しようと思ったものの、ビザ有効期限最終日から2週間以内でないと申請できないと表示され断念。

このルールは、直接イミグレに通うVOA延長と同じです。
もともと延長するし僻地に行くと言う人にとっては、本当に意味が分からないルールなのですが…。
ちなみに、eVOAオンライン延長が可能になった当初の2023年4月はまだ日数制限がなく、入国翌日辺りにオンラインで延長手続きができました。
さて、そこでジャカルタから車で数時間離れたエリアに滞在している時にビザ有効期限が残り2週間以内となり、延長手続きを行うことになりました。
延長手続きはクレジットカード決済で料金を支払うのみと思っていて、各記入ページはビザ申請の際に入力した内容が表示されるので全てオッケーで進むことに。
そしてクレカで支払いを済ませ、延長手続き完了と思っていると下記メールが届きました。

上記のメールは冒頭のセンテンスだけ読み、支払いが無事完了したと理解して閉じてしまいました。
それから数日して、ビザ延長のステータスを一応確認してみると完了していない模様。

さすがにおかしいなと思い再度メールの内容を確認すると、僕が読んでもいなかった重要な内容がありました。
次なる申請手続きは「Photo Capture Procedure」なので、届け先住所の最寄りイミグレーションへ直接足を運ぶ必要があります。
このメールを受信した日から3日以内にネクストステップを確実に行ってください。
もしも期限を満たすことができない場合、ビザ延長処理に遅れが生じる可能性があります。
この重要な内容は延長手続き中には一切説明がなく、支払いが終わったらいきなり3日間という期限が切られるわけです。
急なレギュレーション変更なのにユーザーフレンドリーではない点は平常運転ですね。
今の時代において、居場所の制限がされるのは非常に面倒なので、料金的には1.5倍となる60日有効ビザを今後は最初から取得した方が良いかなと思いました。
さて、とにもかくにも僕はさほど遠出していなかったのでジャカルタに戻ってきて、過去に何度も通ったイミグレに行きました。
そしてイミグレに着いて行ったことは写真撮影のみで、あとは向こうが手続きしていて数分で終了しました。
どうでもいい情報として、カメラはキャノン製の一眼レフを使っていました。
今回のようなレギュレーション変更はオンライン延長したビザの不正利用が増えたということで、本人確認を行うようになったそうです。
まぁ、ウェブカメラを使ったりオンラインでも色々なやり方はあるので、もっと利用者の利便性を考えてもらいたいところですが…。
まとめ
もはやオンライン延長でも必ずイミグレには行かなければならなくなったので、インドネシア国内を転々とする方は記載する住所などに注意が必要。
記載した住所の管轄のイミグレに行かなければならないので。
これって、人によっては滞在先の場所の都合から余分なフライト代を出す必要に駆られたり、最悪の場合は不法滞在費(約1万円/1日)を払わざる得ないシチュエーションもありえると考えるとメチャクチャだと思います。
施行がプレスリリースの翌日からなわけで、その情報が出る前にインドネシア入りしていたら事前に調べた情報が意味を成さないわけですから。
まぁ、このような事がいつ起きても不思議ではない国なので、その点を踏まえた上で旅を楽しみましょう。
最後になりますが、イミグレは正装して訪問するように求められ、僕は以前にショートパンツで行ったら門前払いを喰らいました。
そして今回は長ズボンがなかったので、代わりに上着は長袖のネルシャツを着用していったらショートパンツでも大丈夫でした。
正装の基準はその時の担当者の匙加減だと思いますが、Tシャツ、ショーツ、ビーチサンダルでは追い返されて時間の無駄になる恐れがあるので注意が必要です。