2022年7月2~9日まで滞在したインドネシアのロンボク島グルプック。
おそらくバリ島に次いで日本人サーファーが最も多く訪れているインドネシアのサーフエリアだと思います。
町中を歩いていると頻繁に日本語で話しかけられたほどなので。
そんなグルプックへとスウェルが入るタイミングに合わせてバリ島から足を伸ばして見ました。
今回の記事は、ロンボク島グルプックのサーフィン情報からアクセスや宿などといった旅情報全般をお届けします。
スポンサーリンク
コンテンツ
ロンボク島グルプックへのアクセス
バリ島の東隣となるロンボク島南部の湾沿いに位置するグルプック。
実際の場所は以下となり、赤ピンを刺しているのはちょうどグルプックの中心地辺りとなる場所であくまでも目安です。
インドネシアの多くのサーフエリアは、ジャワ島ジャカルタ、バリ島、スマトラ島メダンなどから入国し、そこから国内線で移動が大半。
なのですが、ロンボク島も国際空港ということで、他の島を経由しないでアクセスする事が可能。
コロナ前であればシンガポールからのフライトがあったはずですが、現在は調べたところ、マレーシアのクアラルンプールからエアアジアが飛んでいるくらいです。
ちなみに、現在のインドネシア国内線は運休便が多いせいかエアチケット代が高騰しています。
グーグルフライトで今後6カ月以内で最も安いエアチケット代を調べることができ、ロンボク島行きのフライトの出発地別の値段とフライト時間比較は以下の通り(2022年8月29日時点)。
*クアラルンプール:7,440円(3時間10分)
*バリ島:10,071円(40分)
*ジャカルタ:9,503円(2時間)
国際線の方が国内線よりも安く、燃油サーチャージはどうなっているのかと言った感じですが…。
僕がバリ島からロンボク島へ移動した時のフライトの値段は1万円ほどで、行きはLCCのウイングスエア利用なのでサーフボードとスーツケースは別途料金がかかり、合計で片道2万円ほどとコロナ前に比べると倍近い値段となりました。
参考までに、帰りはシティリンクを使い、シティリンクもLCCなのですが圧倒的に受託手荷物にかかる料金は安く、現在はウイングスエアとシティリンクのエアチケット代はほぼ同じなので、トータルで安くなるシティリンクの利用がお勧めです。
ロンボク島の空港に到着後はタクシーに乗ってグルプックまで移動となります。
大抵の場合は滞在予定の宿に、事前にタクシー手配をお願いするケースが多いのですがロンボク島の場合は不要。
なぜならば、配車アプリ「Grab」のラウンジが空港にあり、グラブタクシーを使ってグルプックまで移動できるため。
僕のロンボク島到着後のタクシーのストーリーは以下となります。
通常であれば空港発と空港着のタクシーでは空港発の方が高いのですが、空港からグルプックはグラブだと150k(約1,350円)で、グルプックから空港へは宿で頼んで200k(約1,800円)でした。
ちなみに、今回のインドネシアトリップで燃料費高騰を受けてタクシー代が値上がりしているケースが多々ありましたが、グルプックの場合はコロナ前の2019年10月と変わりませんでした。
移動時間が30分ほどと、さほど燃料を使わないためなのかもしれませんが。
ロンボク島グルプックの宿
僕が滞在した宿「Edo Homestay &Restaurant」は以下の場所。
この宿を調べると、サーフスポットへのボート乗り場がある宿と記している情報を見かけますが、ここ以外からもボートに乗れます。
宿は1,700円/1泊ほどで、必要最低限が揃っているといった感じでサーフトリップならば十分でしょう。
ちなみに、【Booking.com】で予約しました。
ロンボク島グルプックのインターネット事情
僕の滞在した宿はレストラン併設で、レストランではWiFiが使えたけど、部屋では確かWiFIが使えなかったと思います(少し記憶が曖昧)。
ただ、僕は現地のSIMカードを使っていて、インドネシアの大手キャリアであるテレコムセルの電波は室内でもキャッチしていたので、スマホからテザリングしてノートパソコンを使っていました。
個人的な体感としては、テレコムセルのSIMカードを使っていれば大抵のエリアでインターネットが不自由なく使えます。
これまでにテレコムセルで完全に電波が繋がらなかった場所は、今年初めて訪れたジャワ島のタートルズくらいです。
ちなみに、インドネシアのSIMカード利用はコロナ禍にルール変更があって面倒くさくなったので、現地SIMカードを使う必要のある方は下記リンクからチェックして下さい。
ロンボク島グルプックのサーフィン
グルプックは主に「ドンドン」、「インサイド」、「アウトサイド」の3つのブレイクが同じ湾内にあり以下の通り。
波質としては、ドンドンがライトとレフトの両方割れるビギナー向けスポット、インサイドがコンパクトで絵に描いたようなキレイなブレイクを見せるライト、アウトサイドは大味でワイルドなブレイクを見せるライト。
最も混雑するのはインサイドで、インサイドの波が良いのはもちろんのこと、ビギナー向けのスクールがドンドンではなくインサイドで行われているため。
グルプックを訪れる大半のサーファーはインサイド狙いで、理由としては波のピークがほぼ一定なコンパクトなブレイクであるためでしょう。
逆に、コンパクトの対義語として使っている大味なアウトサイドは、波のピークが一定ではなくシフトしやすいので簡単に波をキャッチできないのですが、その分、入るサーファーの数は少ないので混雑からは解消される事になります。
言ってしまえば、グルプックと言えばインサイドがメインであり、アウトサイドやドンドンはおまけと言っていいでしょう。
さて、そんなインサイドグルプックですが、今回訪れて見て波は変わらず良いのですが、正直な感想としてガイド無しで入ると辛いです。
ローカルガイドはお客さんに波に乗らせるため、スネーキングをしてでもこっちをブロックしてくるし、ピークから波に乗ろうとパドルしてるサーファーがいようとお客さんのボードをショルダー寄りでプッシュしたりするので。
おそらくかつてバリ島で日本人サーファーがローカルガイドにやってもらっていた事と同じで、だからこそ他のサーフツーリストたちに日本人サーファーが煙たがれていたということが分かりました…。
最後に、湾内と言う事で特にインサイドとドンドンは波のサイズがあまり大きくなりにくく、外海に近いアウトサイドの方がサイズはあります。
僕が訪れたタイミングではMSWで6~9フィートまでサイズアップ予報でしたが、インサイドではマックスで頭サイズくらいでした。
まとめ
サーフツーリズムにおいて、極上の波という最高な観光資源を有するグルプック。
しかも、空港からのアクセスが30分ほどとあまりに利便性が高いがゆえ、現在のように混雑が集中することになったのでしょう。
波が良いのは間違いないので、混雑覚悟で向かうか、もしくは他のエリアに目を向けるのかはサーファー次第ですね。