東海岸でサーフィンをするために訪れたスリランカでしたが、せっかくならば世界遺産として有名なシーギリヤロック(Sigiriya Rock)にも行ってみたい!
そこで西海岸に位置するスリランカのバンダラナイケ国際空港から東海岸のアルガンベイへ向かう途中、観光で足を伸ばすことにしました。
今回の記事は、ツアーを利用しない個人旅行者向けのシーギリヤロックへのアクセス(移動方法)や観光情報などをお届けします。
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シーギリヤロックとは
1982年に世界遺産に登録されたシーギリヤロックの概要は以下の通り。
シーギリヤの遺跡は、5世紀にカッサパ1世(英語版)(在位477〜495年)によって建造された、要塞化した岩上の王宮跡と、それを取り囲む水路、庭園、貯蔵施設などの都市遺構からなる。岩山の中腹には『シーギリヤ・レディ』として知られるフレスコの女性像が描かれている。当初は500体ともいわれたが、風化が進み現在は18体だけが残る。
シーギリヤロックは火道内のマグマが硬化して出来た岩頸で、形状は楕円柱、標高約370m、岩頸そのものの高さは約195m、全方位が切り立った崖になっている。
出典:Wikipedia
個人的なイメージとしてはジャングルにポツンと佇む巨石といった感じで、頂上からの景色を眺めたくて訪れました。
シーギリヤロックへのアクセス
シーギリヤロックの場所は、赤ピンを刺した場所となります。
赤枠のエリアは以下の通り。
*ネゴンボ:バンダラナイケ国際空港最寄りの町
*コロンボ:スリランカ最大都市
*キャンディ:観光地(シーギリヤまでバスで3時間ほど)
*ダンブッラ:観光地(シーギリヤまでバスで30分ほど)
*アルガンベイ:サーフィンエリア
バンダラナイケ国際空港からシーギリヤロックまでの往路
僕はバンダラナイケ国際空港に到着後、まずはウーバー(Uber)でコロンボへ移動(40分ほどの移動で料金は1,800ルピー《約1,250円》)。
スリランカは鉄道が有名なので列車でコロンボからキャンディに移動したかったのですが、お昼12時頃にコロンボフォート駅に着いた時点ですでに15時35分発のキャンディ行きの列車は1等と2等席が満席で、さらに出発まで時間が長かったので列車プランはキャンセル。
列車の当日予約は難しいかもしれません。
列車の料金自体は数百円と格安ですが、外国人の事前予約は旅行代理店経由となるのでかなり高額となるため、当日の利用は期間によりけりですが難しい印象を受けました。
コロンボからキャンディまではバスを利用し、渋滞に掴まって4時間半ほどかかり料金は160ルピー(約110円)。
僕は後にアルガンベイに向かうので、シーギリヤロック行きの拠点をキャンディとして宿を抑えていたので、スリランカ入りした日はキャンディにて宿泊(サーフボードバッグを置いていく場所確保の意味も込めて)。
翌朝、キャンディからシーギリヤロックまでのバスはダンブッラ経由が多いのですが、宿のスタッフと話をすると時間帯によってはシーギリヤロックまでの直行便があるとのことで、午前7時半発の直行便でキャンディからシーギリヤロックへ。
キャンディのバスターミナルは以下の通り。
キャンディからシーギリヤロックまでのバスでの移動時間は3時間ほど(ダンブッラで小休憩あり)で、料金は135ルピー(約95円)。
シーギリヤロックからキャンディの復路
シーギリヤロックからキャンディまでは全てバスを使って帰ろうと思っていたのですが、シーギリヤロック入り口からバス停までは炎天下の中10分ほど歩く上、すでに疲れていたので営業をかけてきたトゥクトゥクを一部利用することに。
トゥクトゥクで移動したのはシーギリヤロックからダンブッラ(キャンディ行きのバスが頻繁に運行している場所)までの30分ほどの距離で、料金は700ルピー(約490円)。
ダンブッラからキャンディはバスを利用し、100ルピー(約70円)でした。
ちなみに、バスで移動中にダンブッラ付近では下記のような光景を見かけたので、興味のある方はダンブッラを拠点にした方が面白いかと思います。
シーギリヤロック
バス停で降車すると、遠目にシーギリヤロックが見えるのですぐに進むべき方向は分かります。
シーギリヤロックに向かって歩いていると、ゲートが目に付くので入り口と思いきやフェイク。
実際の入り口は、お濠!?沿いのような舗装路を10分ほど歩いた先となります。
ようやく本当の入り口に到着となっても、今度は入り口でチケットを購入してきて下さいと言われ、入り口から少し離れたシーギリヤミュージアムに行ってチケット購入。
チケット代は4,650ルピー(約3,200円)または30米ドルでした。
そんなこんなで入場してからのシーギリヤロックは以下の通り。
ひたすら階段を上って行くため、さほど登頂は楽とは言えないので、多少は体力を付けていないと辛いと思います。
途中、撮影禁止となっているシーギリヤレディの壁画があったのですが、言われないと何なのか良く分かりませんでした…。
その後もしばらく頂上目指して歩き続けると、休憩している人がたくさんいる開けたエリアに到着。
ここが登頂への最終関門といった感じ。
その最終関門を登りきるとようやく登頂。
周囲はジャングルのみが広がるシーギリヤロック頂上からの景色は、是非とも自分の目で確認してもらいたいです。
登頂時間はハードながら30分ほどだったにも関わらず、満足感を味わえました。
登頂後の下山時の光景はこんな感じです。
写真で見るとなかなか恐ろしい景色ですが、高所恐怖症の僕でも足がすくむほどではなかったので、問題ないと思います。
足がすくむと言うより、登りで疲れ切っていたので膝が笑っていましたが…。
まとめ
個人的には遺跡などの世界遺産にはあまり興味がなく、僕は自然が好きなのですが、十分に楽しむことができたシーギリヤロック。
おそらく登り切った時の達成感や充実感がプラスアルファとなり、景色がより素晴らしく感じられたのだと思います。
おにぎりがあればもっと最高だったかな。
登頂までは短時間なのですが…。
スリランカを訪れる機会のある方は、シーギリヤロックまで足を伸ばして見てはいかがでしょうか。