サーファーがタバコを止めてみたら:禁煙後の体の変化を実験

一般的なイメージとしては多いのかなと感じるタバコを吸うサーファー。

動画なんかで、海に入る直前のサーファーがタバコを吸っているイメージ映像なんかもありますしね(タバコを捨てる場所がないのに…)。

そんな事を言いつつ、僕もつい最近までタバコを吸っていましたが禁煙しました。

理由としてはタバコを吸える場所が少なくなってきているのと、サーフィンをする上で体がどれだけ良い方向へと変化するのか試したくなったからです。

今回の記事は、僕が禁煙に至った流れや禁煙後の体の変化などに関する内容をシェアします。


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これまでの喫煙歴から禁煙までの流れ

過去20年ほど僕はタバコを吸い続けてきました。

本数としては一日で1箱いかない程度だったので20本弱といったところ。

ただ、スモーカーでありながら紙巻きたばこは洋服に臭いが残るのが嫌だったので、ここ3年ほどは加熱式たばこのアイコスを愛用。

もともと、健康のためにタバコを止めようという考えは一切ありませんでした。

健康よりもタバコを吸う事で、一段落付いた時の気分転換の効果が大きいと思っていたので。

アフターサーフの一服なんて最高ですしね。

にもかかわらず止めようと思った理由は前述した通り、タバコを吸える場所自体が極めて限られてきたので、吸える場所を探すことが面倒くさいし時間の無駄に思えてきた点がまず第一。

第二に、僕は約3カ月ペースで海外へとサーフトリップし、国内にいる時はサーフィンしないので、体力をキープするためにここ数年はほぼ毎日のペースでジムに通っています。

有酸素運動をしている時には負荷をかけて息切れするほど心拍数を上げたりするのですが、タバコを止めると波に巻かれてる時の呼吸が楽になるとよく聞くので、どれほど運動時の心拍数に影響があるのか試してみたくなったのです。

禁煙となると禁断症状が出てキツイと聞きますが、喫煙時から禁煙自体はやろうと思えばいつでも出来ると思っていたので自分の体を使って実験をスタートして見ました。

禁煙開始からのおよそ約1カ月

禁煙を開始したのは2019年12月3日。

これまで吸っていたタバコが無くなったタイミングで、いよいよスタートすることにしました。

実は10日ほどまでに1カートンあったタバコが無くなり、敢えてタバコを購入せずに疑似禁煙を試してみました。

疑似禁煙のためいつでも喫煙再開オッケーということで、夜にタバコが無くなってからの翌日、朝やお昼の食後にはめちゃくちゃ吸いたいなという気分に。

その気分に耐えられず、昼過ぎにタバコを買いに行き吸いました。

その後、決意を固めて新たな1カートンを吸い終えた後に禁煙をスタート。

予想通りにそれほど辛いわけでもないし、禁断症状で苦しむ事もありませんでした。

多分、気持ちの問題なんでしょうね。

まだ吸って良いと思っていた時は吸いたいと思い、止めようと思ったら制御できたので。

これまでは仕事など何かが一段落したら気分転換に吸っていたタバコがないと、口元が寂しい感じがしたのが少し辛いくらいで、今でも口寂しさは残っています。

その寂しさの埋め合わせとして、アメやガムを買ってきて食べたりと誤魔化していました。

そんな感じで禁煙を続け、おそらく1週間も経たずして体に変化が。

前述したジムでの心拍数の話ですが、喫煙時に有酸素運動を始める前の心拍数と禁煙後を比較すると5~10程度違いました。

また、高負荷をかけて心拍数を上げた後、負荷を落として1~2分後にどれくらい心拍数が落ち着いてくるのか計ると、こちらも喫煙時と比べて10程度違いました。

この結果を見て、タバコを吸うという行為はそれだけで心拍数を上げてしまっているということがはっきりと分かりました。

心拍数が高いという事は息切れに繋がるので、心拍数が落ち着くことで波に巻かれても禁煙時の方が楽というのははっきりと理解できました。

ってか、もともとタバコを吸っていないノンスモーカーのサーファーは、これだけアドバンテージがあったという事実に少しショック(笑)。

ただ、これって本当にタバコを止めたためなのか、もしくはたまたまなのかと気になることに。

このまま禁煙を続けていたら、その答えは出ません。

そこで、12月29日に友達と飲みに行った時、タバコをもらって吸いました。

約4週間近く禁煙した後の喫煙。

うん、美味しい。

僕はサーフィンしてなければ禁煙しなくても良かったなと思っている程度なので、禁煙期間が途絶える!といった大げさな感じではなかったです。

だからこそ、気楽に禁煙し始めることができたのかもしれません。

で、話を戻して2本だけ喫煙した翌日にジムに行くと、禁煙時よりも心拍数が高いし、すぐに息切れするのが明らか。

4週間止めていても、2本吸うだけで一瞬で元に戻ると言うか、多分1本吸っただけでも同じなんだろう。

そんな実験を経て違いを体感したことから、2019年12月30日から自分の変化を楽しみにしながら禁煙を続けています。

禁煙から現在まで

吸っても一切の害がなければタバコを吸うと思いますが、明らかに体の変化を感じたので、現在も禁煙を続けています。

タバコを止めてからの大きな体の変化としては、僕はお腹が緩くなりました。

ネットで調べると、僕みたいなケースはたまにあるそうです。

当初は口寂しさを紛らわすためにガムを食べ過ぎていて、ガムのラベルに「食べ過ぎはお腹が緩くなる恐れがある」と書かれているので、これが原因と思いガムを止めました。

ですが、ガムを止めてからしばらく経つものの、今でもお腹が緩い状況に変わりはないので、禁煙が体に及ぼした影響なのかなと思います。

他には、これまでも朝一のコーヒーは欠かせないなどカフェインに依存していましたが、タバコを止めてからはニコチンの代替品を求めてか、今まで以上に刺激依存になった気がします。

コーヒーはもちろんのこと、ドリンクで何か新しいものはないかと「ココア」や「ホットレモン」など良く分からないものを試しています。

ここまでくると、ニコチンからの脱却なのか目的が良く分からなくなってきていますが…。

まとめ

僕は禁煙していますが、個人的にはみんながみんな禁煙すべきだとは一切思いません。

だって、これだけ非難の対象になってはいるもののタバコは嗜好品ですし(あくまでもルールを守った上での喫煙という意味で)。

ちゃんと喫煙所で吸ったりポイ捨てをしないなど、ルールを守っていればオッケーでしょう。

ただ、波に巻かれた時に楽になるのは明らかだと思います。

ワイプアウトした時に苦しいと思わなければ、サイズのある波にもビビらずにチャージできるので、禁煙という道もありだと思います。

実は今回のフィリピントリップで波に巻かれた時の違いを実感したかったのですが、残念ながら波が小さかったので実感するには至らず。

コロナウイルスの影響から次のサーフトリップがいつになるか分かりませんが、インドネシア辺りでグルングルンに巻かれた時に楽になった~と感じてみたいものです。

もしも喫煙者に戻らず、楽になったと実感出来たら再び記事としてお届けしようと思います。